次のキャリアを考える【何が欲しくて働いている?】
次のキャリアを見据えて、半年間取り組んだ副業(オンライン事務サポート)を終えた。
ありがたいことにいくつかお仕事をいただけて、本業と家庭と副業。忙しい日々を過ごした。大変だったけど充実していたし、会社員だけでは得られない経験をさせてもらった。
この延長に、数年後の次のキャリアがあると確かに思えた。ビジョンも見えた。
それでも、半年でこの活動を終了することを選んだ。
家庭の事情、時間、本業色んなことが複雑に絡んではいるものの、選択をする上で一つ大きな軸としたのは【何が欲しくて働いてるの?】という問いだ。
モチベーション、動機に関する心理学の理論は様々ある。
この中でも私が納得感を特に感じているのが、マクレランドの欲求理論だ。
企業の人事担当だった当時に、この理論について学んでから対人関係においてとても参考にしていた。相手の発言や言動にどういう動機があるのかを考えることで余計なストレスを抱えずに受け取る事ができるようになった。
ちなみにマネジメントやリーダーシップ論でも用いられるだけあって、子育てでも有効だと思う。子供への環境や言葉掛け一つでどういう動機で動ける人になるか変わってくるのでは、、と思う。
相変わらず脱線。
さて先の副業を進める中で順調にいっているのに満たされない感覚。不安とも不満とも違う、シコリのようなものを感じていた。
漠然と浮かんだ、なんで働いてるんだっけ?
これはなにか外的な環境の問題ではない。
自分の内的な問題。
今まで対人関係で相手を理解するためにしか用いてなかったマクレランドの欲求理論をもとに自分の行動の理由を分解してみた。
さあ、私は何が欲しいの。
これまで自分が仕事において喜びを感じてきたことを思い返して、その時何が得られて嬉しかったのかを考えてみた。
これらの例は、マクレランドの欲求理論における以下4つの動機の中で、どれに当たるか。
達成動機(欲求)
親和動機(欲求)
権力動機(欲求)
回避動機(欲求)
思い返してみるに2が強い。
①においては1や4もある。
一方で3はほとんどない。
誤解のないように説明すると権力動機は権力を誇示したいという悪い意味ではない。マネージャーになる人にこの傾向がないとそもそも組織は回らない。(上長の判断遅すぎ案件とか、部下が反乱してチーム崩壊案件とかおきる。)
自分には、貢献したい組織が必要で一方マネージャーになりたいという動機は薄いと分析ができた。
ここまで分析した時点で、私が働き続けるために必要な条件に落とし込んでいく。
Cを優先するのであれば、副業の延長にある在宅フリーランスは利点が多い。
一方、Bを維持しようとおもうと、Cが削られることは確実。
そして、在宅フリーランスでBを維持するためには自分の中で薄い達成動機(欲求)や権力動機(欲求)を発動させていかなければ厳しいように感じた。(Aを自ら創り上げていかなければならない)
ここ数年は家庭、育児を優先して生きていこうとしている自分には、これはなかなか骨が折れることに感じた。(あくまで主観ね、私は..の話ね)
幸い私はAを働くモチベーションとできる体質であることは、先の分析でわかった。つまりスーパー組織人に適性があるわけ!
ということは、BやCを削って(なんならAも減らして)在宅フリーランスへの道を進むよりも…会社員として働く選択肢の中でBやCが満たされる条件の組織を探していくことが理想のネクストキャリアになるのでは…?
残り数年で今の組織の任期が終わる。
副業を始める前は不安でしかなかった仕事探しが、副業を通じて自分の価値観に気が付いたことで今はとてもワクワクしている。
ライフもライスも満たせる職場を、この基準を基に探し求めていくと思ったら、どんな場所に出会えるのだろう!と楽しみになっている。
副業をやってよかった!
やってなかったら、一般論やネットの情報など自分外の情報に踊らされ、ずーっと不安でもやもやしたまま、次の仕事探しを迎えるところだった。
人生において最高の経験をさせていただいたクライアント様、先輩方、仲間の皆さん本当にありがとうございました!!!
副業は終了したけれど、ブログを書くことはどうやら私の人生に必須なようです…!少しお休みしておりましたが、これからも続けていきますので、応援よろしくお願いします!
最後に…
マクレランドの欲求理論については、はるさんのがとても分かりやすいのでぜひ聴いてみてくださいね!
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