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かけ算の順序問題の決着 20240621




20240620

@かけ算の順序問題

「かけ算の式」をどういう場面で書き出すか、という状況次第だぞい。

一義的に定まる場合と、そうでない場合があるってだけで、「常に順序は一義的に定まるor常に順序は自由、ではない」ぞい。

小学校とかの文章題で出題された場合は、かけ算の数字が3つ以上でも前後の文脈から一義的に定まるが、文脈関係なく扱うような場合は順序自由が正解となるぞい。

かけ算自体は順序自由の性格を持つが、文章題的には×、が正解だぞい。

これの正解の根拠を分かる人は分かってるだろうけど、深い議論でもなんでもないぞい。

かけ算の順序は自由って言ってる人は、直方体の体積がタテヨコ高さの積なのに、家具や箱の寸法はWDH(幅奥行高さ≒ヨコタテ高さ)やLWH(長さ幅深さ≒タテヨコ高さ)の表示となっている話をどう答えるつもりなのかだぞい。

「自由でいいんじゃないっすかねぇw」みたいな回答でもよこすんだろうなぁ、だぞい。


20240621

@かけ算の順序問題の何がいけないのか

かけ算の順序が自由って言ってる人は、問題文を曲解した上に、曲解して立てた式が間違ってるのが問題だぞい。


@かけ算の順序問題の決着

日本の場合、
「2のまとまりがいくつ」というのをそのままに、「2のまとまりが1つ」が2x1、「2のまとまりが2つ」が2x2となっています。

ところが、
「2のまとまりが1つ」は、 英語で言うと、「1 group of 2」なので、
アメリカでは、
「● group(s) of 2」を式にして、「1 group of 2」が1x2、「2 groups of 2」が2x2となっているのです。

これにはびっくりしました。
算数だけど、言語がすっかり反映されているのです。英語の語順と、日本語の語順が、掛け算の式に反映されている。びっくりしながらも、ちょぴりウキウキしてしまった、元言語学専門の母でした。

もちろん文章題でも、「りんごが2つ入った箱が5箱あります。りんごは全部でいくつありますか。」という質問には、
日本だと、2(個)x5(箱)=10(個)なのに、
アメリカだと、5(箱)x2(個)=10(個)になるんですよ。

http://thebluebird.blog39.fc2.com/blog-entry-247.html
掛け算に文化の違い?!より


英語圏で算数をやってた人が文句いってるんだろうなぁ、だぞい。
ただ、英語圏の(恐らく)慣習的な解釈の仕方は論理が飛躍してると指摘せざるを得ないぞい。

例えば、
箱が4つあり、それぞれの箱に2個ずつリンゴが入っている。
(リンゴはいくつあるか?)
という設問の場合、

 

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