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Girlfriend in a coma / The Smiths 【歌詞和訳】

こんにちは。

今日は歌詞和訳記事でございます。
その曲は、敬愛するThe Smithsの後期の代表曲、Girlfriend in a comaです。


和訳

Girlfriend in a coma, I know
彼女は昏睡状態だ
I know - it's serious
知ってる…冗談じゃないんだ
Girlfriend in a coma, I know
彼女は昏睡状態だ
I know - it's really serious
本当なんだ

There were times when I could
Have "murdered" her
彼女を「殺す」タイミングがあったんだ
(but you know, I would hate
Anything to happen to her)
まあでも、知ってると思うけど
彼女に何かが起こるのが嫌いなんだよね
No, I don't want to see her
そんな彼女をみたくないんだ

Do you really think
She'll pull through?
本当に彼女がうまくやっていくって思ってる?
Do you really think
She'll pull through?
本当に彼女がうまくやっていくって思ってる?
Do...
本当に?

Girlfriend in a coma, I know
彼女は昏睡状態だ
I know - it's serious
真剣に
My, my, my, my, my, my baby, goodbye
僕の恋人よ…さようなら

There were times when I could
Have "strangled" her
彼女を「絞め殺す」タイミングがあったんだ
(but you know, I would hate
Anything to happen to her)
まあでも、知ってると思うけど
彼女に何かが起こるのが嫌いなんだよね
Would you please let me see her!
彼女を見させて下さいよ

Do you really think
She'll pull through?
本当に彼女がうまくやっていくって思ってる?
Do you really think
She'll pull through?
本当に彼女がうまくやっていくって思ってる?
Do...
本当に?

Let me whisper my last goodbyes
最後のさようならを告げさせて
I know - it's serious
だって…冗談じゃないんだもの。


解説

まず主人公は女のことを好きじゃない、ないしは憎んでいます。
今まで主人公の手によって女を痛めつけたことがあったかもしれません。
しかし、今昏睡状態にあるのはおそらくそのせいではないでしょう。

まず一バース目

Girlfriend in a coma, I know
彼女は昏睡状態だ
I know - it's really serious
冗談で言ってるんじゃないぜ
There were times when I could have "murdered" her
彼女を「殺す」タイミングがあったんだ
(but you know, I would hate anything to happen to her)
まあでも、知ってると思うけど、彼女に何かが起こるのが嫌いなんだよね
No, I don't want to see her
そんな彼女をみたくないんだ

つまり、自分で「殺す」ようなタイミングはあったけれども、怪我とか事故のように「自分じゃないもの」が彼女に襲いかかることは嫌い、という、猟奇的な独占欲です。

2バース目、最初おそらく医者からit's seriousと言われたように見受けられます。

Girlfriend in a coma, I know
彼女は昏睡状態だ
I know - it's serious
真剣に
My, my, my, my, my, my baby, goodbye
僕の恋人よ…さようなら

my my my myと繰り返すことで、それにうんざりした様子が描かれています。
つまりここで、主人公は彼女が二度と目覚めないことを受け入れたのでしょう。そしてさよならと告げます。

次は一バース目と同じで、彼女は嫌いだったけれども、やはり自分でない手によって彼女が襲われたことは気に食わないことを描いています。

そしてサビ(?)である

Do you really think she'll pull through?
本当に彼女がうまくやっていくって思ってる?

pull throughというのはうまくやるという意味の熟語ですが、ここでは「生き延びる」という意味でしょう。
つまり「本当に彼女は助かると思う?本当に?」みたいな意味合いでしょうね。

そして最後。

Let me whisper my last goodbyes
最後のさようならを告げさせて
I know - it's serious
だって…冗談じゃないんだもの。

ここで主人公は改めて彼女の死、これが「serious」であることを事実として受け入れています。

seriousが結構訳しにくいんですが、「冗談ではありません」「マジです」「真剣に言ってます」みたいな雰囲気です。

以上の歌詞が明るい曲調で歌い上げられているのがこの曲の魅力です。
こういう、狂った歌詞なのに曲調めっちゃ明るいみたいなのが結構自分は好きです。

MVは結構問題作です。

4thアルバムに収録されているのでそちらもぜひ。


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