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中学生でもわかる、フリーランスになるために知っておくべきこと。

色々な人が発信し、個人が様々な情報をネットだけで収集できるようになった中で、今はまだまだほんの一部ですが、企業に属して働いている人は自分の得意を活かしてフリーとして働き、時間的拘束のない仕事を選んでいく人は多くなります。もちろん高校や大学の在学中もしくは卒業後からフリーランスになる人が今以上に増えてくると思っています。(私もそうです)

実際、今の10代20代のミレニアル世代と言われる世代は、特定の場所や時間にとらわれない自由な働き方をしたいという人がかなり増えているそうです。

今回ここでは、そんなフリーランスとして必要なことについてご紹介していき、フリーランスになることの抵抗感を少しでも無くしていただけたらなと思います。

・フリーランスになる「メリット」
・フリーランスになる「デメリット」

フリーランスになる「メリット」

1.経費が使える(節税できる)

ふだん収入に関する「税金」を気にするのは、給料を貰って働いている方(サラリーマンやアルバイト)だと、基本的に年末調整。「経費」は、セールスの方などは他企業とミーティングする際のカフェ代など領収書をお店に発行してもらい、自分の会社に申請して会社からお金が下りる時ぐらいですかね。

フリーランスの場合は、自分から売上を引っ張ってきてそこからご飯を食べているわけですから、売上に至るまでになんらかの費用が発生しているわけで、その課税所得(売上から経費を引いたもの)によって支払う税金が大きく変動してきます。

具体例でいうとサラリーマンの場合、35万円の月収があったとします。実際手元に入る金額というのは、24.5万円〜28万円程度となります。フリーランスの場合、35万円の売上が入金されるとすると、そのときは所得税を支払う必要はありません。(相手企業から源泉徴収される場合を除く)

年収で考えると、サラリーマン月収35万円の場合、ボーナス無しの単純計算で420万円となり、所得税の総額は138万円となり、収入は282万円となります。

一方で、フリーランスの場合、家賃や水道光熱費の一部、会議時の飲食費など売上に関わる部分が費用として認められますので、もしその費用が月30万円だとすると年間360万円が費用となり、事業所得は60万円(=420万-360万)となります。ここからさらに社会保険料や基礎控除と特別控除(青色の場合65万円、白色の場合38万円を所得から差し引ける)を差し引くと、課税所得は0円となり、全く稼いでいない状況と一緒となり、所得税はかかりません。そして取引先企業が自分に対して源泉徴収している場合、むしろ税金を払いすぎている事となりお金が返ってきます。

サラリーマンの場合、当たり前に支払っている138万円が全くかからないという状況がフリーランスなら可能なのです。現実的には0にはならないとおもいますが、相当の節税ができます。

2.場所や時間にとらわれずに働ける

基本的にはフリーランスは自分の融通を利かせてその時その場所で仕事をすることが可能だと思います。もちろん相手先企業とのミーティングや打ち合わせ等いろいろな人と会う機会は多いですが、休日と平日の境界がほぼ無くなるので、平日にオフにしてレジャーに行っても大丈夫なので、混雑を避けられます。笑

あとは、企業に属しているときの周りとの人間関係を全く考えずに日々を過ごせる場合が多いので、ちょっと人と違うところが多い人や自分のペースで仕事をしたい人はフリーランス一択です。

フリーランスの一番の特権ですね。

3.死ぬまで働ける

これは、人によってかもしれませんが、情報を取得するスピードが落ちずフレキシブルに考えられる人であれば死ぬまで働くことが可能です。雇用者側と非雇用側の関係で働くのではなく、企業と同じ目線で対話をして仕事をするので年齢の限界はありません。

4.自分に自信を持てる

精神的なメリットですが。

事業が軌道に乗り、クライアントが安定してつくようになれば、自分自身の仕事が認められてお金をもらうことになるので、稼いでいる感を企業にいるときより強く感じます。どうしても企業で属しているとこれから倒産したらどうしよう、リストラが行われたらどうしようなどのリスクが伴います。

そういう事には自分はならないと思っている人ほどいきなり起こったりします。自分自身に他企業でも通用するような圧倒的な専門的知識や推進力、マネジメント力などがあればもちろん転職や独立も可能ですが、エンジニアでいうと、大手企業でセキュリティ上の問題でそこでしか使われていないプログラミング言語などを使うことになったりしたときにそこで10年も働いてしまうと、もうそこでしか働けない人材になっていまいます。

フリーランスの場合、最初に仕事を取ってくるのは難しいですが、一度小さな仕事でも数をこなすと成功体験となり、自信がついてくるはずです。

フリーランスになるデメリット

1.自分から動かないとお金(価値)が生まれない

フリーランスなので、自分から価値を創っていくことになります。コンサルであれば自分の今までの人脈からクライアントを見つけるところから始めないといけないですし、デザイナーであれば友人ベースで安くから始めたりして実績を作ったりしていかないといけません。

もちろん、もう既にやってほしいと言われていつの間にか仕事が途切れず自営業の方は多くいます。エンジニアの方などは界隈の人と会うとフルリモートでいいからこれを手伝ってほしいと言われればそのままその案件をもとに、紹介などしてもらって取っていく方法があるかと思います。

IT関係の人であれば、IT系じゃない事業会社とかだとWebサイトやサービスの構築などで案件が比較的高確率で手に入るかもしれませんね。

2.税金を自分で納めなければならない

いままでは年末調整で会社が代わりに税金を収めていて考える必要があまりなかったとかもしれませんが、フリーランスは自分で計算して税金を収める必要があります。

税理士に完全に任せるとしても、決算書が読めて会計単語がある程度理解できる知識はあったほうが良いです。できれば、お金の部分に関しても全て自分で行いましょう。資格は取らなくてもいいですが、日商簿記2級程度まで勉強しておくと良いかもしれません。

3.ローンが組みにくくなる

マンションや車を買うとなった際のローンなどが組めなくなる可能性が、特に大手企業の方や公務員の方と比べてかなり高くなります。

4.厚生年金と退職金がない

サラリーマンの場合、国民年金と厚生年金どちらも老後受け取れますが、フリーランスの場合国民年金のみとなります。さらには退職金というものがありません。ですので、個人型確定拠出年金(iDeCo)などの私的年金を若いうちから考えておきましょう。(加入年齢は20歳からになります)

さらに個人型確定拠出年金の場合は、積立投資とは違い掛金分を所得から控除できるメリットがあるので、できるだけ検討したほうが良いですね。


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