PdMはどこまで細かく考えて意思決定をするものなのか

こんにちは。ぞぞです。
今日は、最近自分で検討するときも、人の案件をレビューするときにも悩んでいる「どこまで考えた?」について整理しようと思います。

何かを意思決定するときに、思いつく限りのことを全部考えきって100%絶対に大丈夫!の状態で意思決定が出来たらそりゃベストですが、一方で、それを達成しようとするとすごく時間が掛かるし、100%なんて誰が担保できるの?って話になる。

つまり、人が意思決定をするときはどこかで、「まだわかんないとこもあるけどもうこれで進めよう!」って意思決定をするタイミングがあると思う。自分も絶対にそうなんだけど、いざ、「それってどういうとき?」を問われると即答できない。逆に、これを即答できる人は、これまで底しれぬ意思決定を繰り返してきている人であり、もはや一流だと思う。

つまり、この問を投げかけられた時に一瞬でも詰まってしまったら、それはまだまだ意思決定の経験値が足りないってこと。意思決定の経験値が足りないってことは、PdMとしてプロダクト成長を加速させたい時に、自分の意思決定の遅さがプロダクト成長の重りになってしまう可能性がある。なので、この問いかけを受けて悩んだ人は、ぜひ、周りの優秀な人に意思決定の判断軸とその判断する方法について聞いてみてほしい。


曖昧な状態でも意思決定はするか

これは結論NO(正しくいうと、正しく判断するためにはNO)だと思う。が、その曖昧さは人それぞれで、ここまで曖昧だったらダメ、ここまでわかってたらOKみたいな境界はあると思う。
つまり、前述の「まだわかんないとこもあるけどもうこれで進めよう!」って意思決定をするときというのは、その人にとっての曖昧性が排除された(曖昧が意思決定できるレベルで曖昧ではなくなった)タイミングなんだと思う。

曖昧の境界はどこか

これは非常に難しい。曖昧な状態で判断することを、チャレンジングという人もいれば、雑だって表現をする人もいる。一概に正解はないはずだ。
また、その人の経験やチャレンジング精神、最悪失敗しても大丈夫なPJかそうでないかでも大きく変わってくる。ただ、その前提がブレてると整理ができないので、今回は失敗は許されない類の判断について考えてみる。

意思決定の思考法

意思決定をする時に、自分はどういう思考になるのかを考えてみた。
レビューとかでABの2択の選択を問われたとき、基本は自分の中で判断軸を整理している。
机上で冷静なときはなるだけMECEに、その場で判断しなきゃいけなくて時間がない時は多少のMECE感がなくとも、できる限りの観点を出している気がする。つまり、自分の中には以下の思考フレームワークがある。

ぞぞが何かを考えるときの流れ(雑なイメージ)

これが正解の流れかどうかはわからない。
けど、これがぞぞのフレームワークであり、これで今まで9年くらい仕事をやってきた。なので、一定のフレームワークではあるはず。

そして、次の疑問。
このフレームワークがあるのに、意思決定ができないケースがあるのってどういうケースなんだろう。

これもぞぞの実体験ベースで考えてみる。
意思決定が出来ないときはなんとなく、こんな感じになっている気がする。

意思決定できないときの状況

で、これをもうちょっと深掘ると、こんな理由がある気がする。

意思決定が出来ない理由(何が足りてないのか)

こうやって整理を始めると気づいたことがある。
もともとぞぞが思っていたのは、
「偉い人って純粋にいろんな案件やってきて経験があるから色々知ってるんでしょ。自分だって経験を積んだらできるようになるさ」
って感じ。
けど、もしかしたら本当は、
「偉い人って案件をやるたびにそれを抽象化して事象をしっかり整理できているし、一定の経験があるので、どんな未知の難題がきても過去の経験を武器に一定想像ができるんでしょ。で、いつも真剣に物事を比較しているからシビアな評価の付け方も、その結果をどうやって意思決定につなげるかも、公私問わない経験則からわかっちゃうんでしょ
って感じなのかもしれない。

つまり、曖昧が曖昧ではなくなるときというのは、判断したい事象を抽象化した時に、その人の中で過去の経験と今回の事象が類似の事象だとして紐づけが出来たときなのかもしれない。そして、意思決定がスピーディーに出来る人は、これを超高速で出来るってことなのかもしれない。

PdMはどこまでちゃんと意思決定をするべきなのか

「ちゃんと」っていうのは細かくと読み替えてほしい。
で、これは完全に持論だが、ぞぞは、とことん細かく意思決定をするべきだと思う。そしてスピーディーに。

理由はPdMは親、プロダクトは子みたいなものだから。

これはぞぞがリアルな子育てパパとしてのいち面もあるからなのだが、親は子供のことを愛しているし、
・何かあわないように最善の策を考えてあげるのが親、
・何かあったらすぐに対処してあげるのが親、
・何かあった時に責任を取るのは親、
だと思っている。

なにかがあった時、事前に熟考した上での意思決定ができていなかったら親は絶対に後悔する。自分のせいで子供に悲しい思いをさせてしまった(周囲からイケてないプロダクトだって言われてしまった)って。

なので、とことん細かく意思決定はやりたい。
大切なのはスピードと雑にならないこと。

スピードを重視しつつ、意思決定の質は絶対に落とさない。

そうした意思決定が出来るようになると、PdMとして良きプロダクトの親になれる気がした。

なんだか思うがままに書きなぐってしまった。
明日これを見たら何書いてるんだろうってなりそうだが、たまには勢いで書いてみるのも悪くない気がする。

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