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天使の囀り#読書感想文その2

第2弾!!

というわけで、読書感想文第2弾です!
前回の読書感想文、読んでいただいて本当にありがとうございます!

いやぁ、同じような記事を書いてる方からのスキってすごい励みになるものですね。

がんばらなきゃ!というよりか、もっと発信したい!という思いが湧いてきました。
ぼくも誰かをそんな思いにできるよう、がんばって読み書きしていきたいと思います!

あ、前回の読書感想文、念のためこちらに貼っておきます。読んでくれてもいいのですよ!!!


↑……みなさん、見ました??
「あ、前回の読書感想文、念のためこちらに貼っておきます。」ですって。

言 っ て み た か っ た 
セ リ フ ! !


noteのおかげで1つ夢が叶いました!感覚的には「おれに構うな、先に行け!!」と言えたくらいの気持ちよさです!

そんな戯言はさておき、読書感想文第2弾、いってみましょう!
今回はホラー小説界の鬼才、貴志祐介さんの作品
「天使の囀り」
をご紹介したいと思います。


○あらすじ

精神科医である主人公、北島早苗の彼氏は病的なまでのタナトフォビア(死恐怖症)で常に死を恐れている人だった。しかし新聞社主催のアマゾン探索隊に参加して以降、なぜか死に異様な魅力を感じるようになり自殺未遂を繰り返す。そしてある時、「天使の囀りが聞こえる」という言葉を残して本当に自殺してしまう。アマゾン探索でなにがあったのか。彼の残した『天使の囀り』という言葉の真意とは。
精神科医としての知識を活かしながら、彼の死の真相を探っていくホラー小説。


今あらすじ書きながらも、思い出してちょっと怖くなってます。

しかしこれぞホラー、これぞミステリ。
タイトルにもなっている「天使の囀り」というたった1つのワードが、最後の最後まで謎の中心でい続ける。

"謎を謎たらしめる手法"があまりに鮮やかです。

○注目ポイント2選

さて、天使の囀りを読むにあたって、個人的に注目すべき点をお伝えできればと思います!
今回は2つ!!

①文字だからこその恐怖
ぼくはホラーとかサイコって、ジャンルとしてはめちゃくちゃ苦手なんです。テレビを観ててホラー映画のCMなんかが流れてくると、とんでもないものを見てしまった感にしばらくとらわれます。

世にも奇妙な、、とか。
本当にあった怖、、、とか。
あのあたりもだいぶ苦手です。
BGMとか聴くとけっこう頭に残るんですよね。笑

ただ小説限定で、サイコホラーは好きなジャンルにあたります!

思い出してみてほしいのですが、小説を読んでるとき「この漢字なんて読むのかな?」とか「この言葉ってどういう意味だ?」って思うことってみなさんありますか?

たぶんそんなに多く無いと思うんです。あったとしても前後の文からなんとなく予想がついたり、なんなら振り仮名ふってあったりしてなんだかんだで問題なく読めちゃうと思うんです。

これってけっこうすごくないですか。
つまりぼくたちは、ホラー小説を書けるだけの"ワード・ボキャブラリーなどの材料"を、現時点ですでに持ち合わせているということになるんです。

じゃあぼくにも「天使の囀り」を書くことができて、みなさんを震え上がらせることができるかと言われたら、そりゃもちろんできません!!

なぜなら貴志祐介さんの魅せ方が巧みだからこそ怖いのだから!


天使の囀りが怖ければ怖いほど、貴志祐介さんの文章構成能力に感服させられる。
「この本めっちゃ怖ぇ!」より「こんなに怖く書けるってすげぇ!」が圧倒的に勝つんです。

文字で人を怖がらせる力を痛感できる作品でもあると思っています。

②あり得なそうであり得そう

ホラー系の作品を見た後って、怖い出来事が自分の身にも降りかかるんじゃないかみたいな恐怖感にかられませんか?

布団から脚が出てたらなにかに掴まれるんじゃないかとか、、

何気なくベッドの下を覗いたら知らない人が隠れてるんじゃないかとか、、

でもこうゆう心霊的なことって、どこかで「まあそんなことあり得ないけどね」と楽観視してるところあると思うんです。

しかし、貴志祐介さんは逃がしてはくれません!
「そんなことあり得ないけどね」って自分に言い聞かせても、恐怖心が「本当に??」って語りかけてきます!

ホラーでありミステリであり、フィクションのはずなのに限りなくノンフィクションに近い。

非現実的と言い切れない日常への近さが、より身近な恐怖を感じさせます。


○総評!!

総評というか、今回のまとめ!
今回の作品の感想を一言で言うと、、、

怖 さ に 感 動 す る ! !


こういう書き方をされると怖いと思うのか!みたいな新たな発見があるかもしれません笑

なぜか自分まで頭がよくなったような気がして有能が爆上がりする本だとも思っています。

さて、長くなりましたが本日はここまで!
この記事を読んでくれた方々に、なにかしらいいことがありますように!

次回もここ、noteでお会いしましょう!
暦でした。

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