見出し画像

「聲の形」やっとみたけど心えぐられました

先日、アニメ映画「聲の形」を見ました。
心えぐられまくりました。

すみません今のところタイトルと同じことしか言ってないですね。

以下あらすじ
主人公の石田くんは小学校6年生のとき同じクラスに転入してきた耳の聞こえない西宮硝子をいじめていたけど、
ある日をきっかけに一緒にいじめていた自分の仲間に裏切られ、今度は自分がいじめられるようになる。
人を深く傷つけ、深く傷つけられた石田くんは、周りに心を閉ざし傷を背負ったまま高校生になり、ふと思い立って当時いじめていた西宮硝子を訪ねる。
彼女との再会で心を救われた石田くんは小学校時代の同級生を中心に、徐々に周囲と交流し始めるが、過去のいじめについて蒸し返してしまったことで再び孤立し、西宮硝子も自分を責めてしまい・・・

という感じです。

以下ネタバレを含みます


そして印象的だったところが2点。

まず、自殺を図った西宮さんを助けてマンションから転落した石田くんが、病院で目を覚ますとすぐに抜け出して西宮さんに会いに行くシーン。
中でも、「君のことを都合よく解釈していた」「君に生きるのを手伝ってほしい」という彼の言葉。

クライマックスの部分ですが、特に、相手のことを都合よく解釈していた、という言葉にハッとさせられました。
きっと石田くんは、西宮さんと心を通わせられていると思っていたと思います。
物語の外側にいるわたしでさえ、彼女が自殺を図るまで、タフで真っ直ぐな女の子だなぁ、と思っていました。
石田くんが彼女に接触したのは罪悪感を払拭したいという気持ちが少なからずあったからだと思います。
しかし彼女が仲良くしてくれるようになったことで、それに甘えて、自分が抱える本質的な問題と彼女が抱える本質的な問題にまでは目を向けられていませんでした。

石田くんが、西宮さんの抱える本質的な問題に気付かなかったのは、決して彼女が聴覚障害者でスムーズにコミュニケーションできないからではありません。
相手の本心や本質は、言語的なコミュニケーションではなく、むしろ非言語コミュニケーション(表情や仕草など)に表れると思います。
それを見ようとしていなかったということに、彼は気づいたんですね。

これはめちゃくちゃ教訓でした。
周りの人と信頼関係を築くには、そういう本質的な繋がりが土台になると思います。
相手の本心・本質を捉えるだけじゃなくて、自分の本心・本質を伝える自己開示が必要です。
はぁ、がんばろう。

っていうのと、二つめは、

主人公たちの小学生時代の、いじめのシーン。
特に、いじめが起こっている現場を取り巻く周りの人間の描写がリアルで、なんだか身に覚えのあるような、妙な気まずさを感じました。
小学生って無垢で無知で残酷ですよね。
小学校5、6年生くらいになると特に思春期の入口で、人間関係が複雑化することも多いんじゃないかなと思います。
そしてここで登場する担任のまあ無能なこと。
もちろん実際、大事に至るまで我関せず、みたいな極端な先生もいないと信じてるけど、ただただ気分が悪かったです。
絵のタッチが爽やかだからこそ余計にトラウマを思い出しちゃうみたいなね、、。


はい、というわけでだらだら書いちゃいましたが、とっても心揺さぶられる映画だったので記録として紹介しました。
みた方とお話ししてみたいです。
それではおやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?