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読書完走#460『東京スリバチ街歩き』皆川典久 2022

我らが会長皆川典久さんの最新刊。文体は既刊書と比べて心なしか柔らかく、肩の力が程よく抜けていてよい感じ。紹介されているスリバチはいずれも馴染みのある場所ばかり。唯一未踏のスリバチが北区赤羽。大学・院と6年間ほぼ毎日通過していたにもかかわらず、だ。これは近々馳せ参じなければ。

会長との初対面は27年前、場所は四谷荒木町。今や都内屈指の“一級スリバチ”として知られる荒木町だが、当時はまだ学会発足前だった気がする。出会いの場は“香港九龍城”について語り合う集まり。変なモノへの嗅覚はお互い変わっていない。

街歩き番組と言えば有名なのが「ブラタモリ」。その後継者に今いちばん近いのが皆川さんだと思う。番組名は仮に「ラブスリバチ」としておく。毎週録画して観る。今から楽しみでならない。