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「not for me」このゲームは私に向いていない

ボードゲーム界隈には「not for me(私に向いていない)」という表現があります。

ゲームを遊んでみたけど、あまり面白いと感じられなかったときの言葉です。「つまんねえ」とクソゲー認定してしまうのではなく、「私にとってはつまんなかった」と限定的に表現するために使います。これ、大人な言葉だと思います。

たとえば僕は運の要素が大きすぎるゲームがnot for meです。自分の意思決定で盤面に影響を及ぼせないと、ゲームに参加している感覚が得られないからです。具体的に言うと、『モノポリー』や『人生ゲーム』です。

だからそういうゲームをやろうと提案されたときは断っちゃうこともあります。やってる最中に集中力が切れて、スマホいじりたくなっちゃうからです。お互いハッピーじゃありません。

ただ、一方でそうしたゲームを好む人がいることも理解しています。たとえばパチンコ。「レジャー白書2018」によれば、2017年時点で日本のパチンコ人口は900万人くらいいて、市場は19兆5000億円あるそうですし。

だから「クソゲーだ!」と言うのではなく「not for me」が正しいと思います。誰だって、自分がやってるゲームをいいと思ってるし、つまらんと言われたらムカつきますから。

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ちなみにこの言葉、応用効きます。たとえば、最近たまに見かける、フリーランスとサラリーマンの比較話などにも。

フリーランスがいい人もいれば、サラリーマンがハッピーな人がいる。どちらも、for me なほうを選んでるだけですから、どっちが絶対に面白いゲームかということはないんだと思います。

そんな感じで、自分にとってネガティブなことに出会ったときに、「違う」「間違ってる」「つまらない」という決めつけの反応をする前に、まずは「私には向いていない」という認識“だけ”から入ってみるのはどうでしょう。ちょっと大人な気がします。

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ミヤザキユウ/ボードゲームデザイナー

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