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コーヒーの沼 第49歩 京都コーヒー巡り その4

みなさまこんにちは いよいよプレオープンまで1週間を切ったZKです。
何がと言うわけではないのですが、何となくバタバタしています。
師走になったからかもしれません・・・

ふと気づくと、京都コーヒー屋さん巡りから早や1か月以上が経過。
まだ紹介していないお店があることに気づき、記憶が薄れる前に
アップしなきゃ!ということで、4店目のご紹介です。

今回は、普通のコーヒー屋さんと違うお店です。
名前はCOFFEE BASE NASHINOKIと言います。
お店の場所は、京都御所の東側にある梨木(なしのき)神社の境内に
あります。最寄り駅は、京阪神宮丸太町駅か地下鉄烏丸線の丸太町駅です。

普通のコーヒー屋さんと違うところその1
お店が神社の境内にあるのです。純和風の店構えで、注文したコーヒーを
縁側で飲むことができます。
平日に伺いましたが、たくさんの人がコーヒーを嗜まれていました。

普通のコーヒー屋さんと違うところその2
完全予約制でコーヒーコースを堪能できる!!!
これを見つけたとき、『なんじゃこりゃ???』とたまげました。
予約方法は、インスタグラムからフォームへアクセスし、日にちと時間、
人数、代表者の名前を入力。食事の予約と同じ感じですハイ。
予約した時間にお伺いすると、注文カウンター横の和室へ案内されました。

床の間を見ながらいただくコーヒー オツ です。

畳の和室に対面式カウンターがあり、客席は足が下せるようになっています床の間に水出しコーヒーマシーンが鎮座しています。ビックリしました。
こちらのマシーンは、循環式の水出しコーヒー器具だそうで、
ポタポタと水を一滴ずつ落としてジンワリ時間をかけて常温抽出する
マシーンだそう。機能も素晴らしいですが、見た目の良さもスバラシイ。

今回は相方と2人で訪問したのですが、1人の方に接客いただきました。
1種類のスペシャルティ―コーヒーを異なる抽出法で味わおうという
試みです。
頂いたのはメキシコ チアパス フィンカ ドンラファ デリシャス農園の
アナエロビックナチュラル製法のお豆です。(舌噛みそう)
出ましたアナエロビック!! 嫌気性発酵ってヤツですよ。
最近は、発酵中の水の温度を上げ(50度くらい)、温度による負荷をかける
サーマルショックなる製法もあるそうです。知らんかった。
機会があれば飲んでみたいな。コロンビアの豆で使われる製法だそうです。話それました。今日はメキシコのお豆です。

1杯目は、水出しコーヒーをワイングラスでいただきました。
アナエロビックの豆らしい、独特なフレーバーがたまりません。
白ワインのような、どこかハーブの香りもあり、もはやコーヒーではない
飲み物でした。

続いてハンドドリップ抽出のものを急冷式でいただきました。
同じアイスコーヒーなのですが、抽出温度の違いによる味を違いを
鮮明に感じました。急冷式だとアナエロビックらしさ(酸味)が和らぎ、
慣れ親しんだアイスコーヒーの範疇の特別なものという感じです。

甲乙つけがたいですが、豆の個性を惹きだすという観点からすると、
水出しコーヒーに一票と言う感じです。

さらにコースは続いて、次にいただいたのは、エスプレッソです。
アナエロビックのエスプレッソは初体験でした。

コーヒーの旨味が凝縮されたエスプレッソ。 カフェインたっぷりです。

接客いただいた方から、砂糖をたっぷり入れるのがおすすめと言われ、
普段はブラックなのですが、スプーン2杯の砂糖を入れて飲んでみると・・
なんと、苦いはずのエスプレッソがプルーン?のような風味に。
コーヒーがトロッとしています。濃厚なのです。でも、重たくない。
美味しい豆の美味しいところだけをギュッと絞り出したような一杯でした。

お茶請けならぬ おコーヒー請けで提供いただいたのは、なんと和菓子。
ハンドドリップのコーヒーには栗きんとんを、
エスプレッソには落雁のマリアージュ。
エスプレッソ×落雁は オホホとなりました。

蝶の形を模したラクガン 美味しすぎます。

砂糖を入れても濃い味のエスプレッソに優しい甘さの落雁が
ほろっと溶ける。コレですよコレ。和菓子と合わせるおコーヒー。 

前回書いたあまいろ様のたい焼きも会いましたが、
まだまだ出会っていない 和菓子×コーヒーのマリアージュをこれからも
探していきたいと思います。

店主の方は、1杯のコーヒーの抽出方法に合わせて、豆の重さ、お湯の温度
など、微細なところまで気を配り、丁寧にコーヒーを提供して
くださいました
まるで異次元な体験。コーヒーを飲むのに、心地よい緊張感を抱きました。

最後になりましたが、こちらのお店のコーヒーが美味しいのは、
水が美味しいのも要因の1つのようです。かつて、京都三名水として、
染井(そめい)、醒々井(さめがい)、縣井(あがたい)の三つが
あったそうですが、現存するのは、「染井の水」のみ。
今も枯れずに湧き出しているそうです。

来年の大河ドラマは、「光る君」吉高由里子さんが紫式部を演じるとか。
紫式部のゆかりの蘆山寺のすぐそばにあるこちらのお店、店主の方が
来年は忙しくなりそうと仰っていました。

今回は、普段味わうことがない、コーヒーコースの体験談でした。
京都コーヒー巡りあと1回続けますね。
今回はここまで。最後までご覧いただきありがとうございました。

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