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コーヒーの沼 第21歩 浅煎りコーヒーとの出会い

皆さんこんにちは。今年も残すところ2週間。はやいですね。ZKです。
振り返ると、今年は、たくさんの種類の美味しいコーヒーに出会った
一年でした。そんな中でも衝撃を受けたのは浅煎りコーヒーでした。

これまでのZKにとってのコーヒーは、主に中煎りと深煎りでした。
昔ながらのお店では、中煎りと深煎りがメイン商品だからかもしれません。しかし、近年スペシャリティーコーヒーを提供するお店が増えて、
浅煎りコーヒーを飲む機会が非常に増えました。
今回はそんな浅煎りコーヒーについて少しお話しします。

まず浅煎りとは?ですが、
コーヒーの焙煎度は一般的に大きく5段階、細かくは8段階くらいに
分かれます。私たちが普段飲むコーヒー豆は、こげ茶色しています。
これは、中煎りに分類されます。
よく飲むコーヒーとしては、ラテなどに用いられるエスプレッソ
がありますね。エスプレッソでは、真っ黒になるまで焙煎した深煎り豆を
細かく細かく挽きます。抽出方法も専用の機械(エスプレッソマシン)で
圧力をかけながら抽出します。コーヒーエキスを抽出する感じでしょうか。

焙煎作業は、豆の特性に合わせて魅力的な焙煎香をまとわせる
コーヒーを美味しくするための非常に重要な作業です。
これは個人的な印象ですが、煎り方が深くなると、コーヒー豆
独自の個性(香り)の要素は少なくなるように感じます。
コーヒー豆独自の魅力をよりダイレクトに味わうには、浅煎りの方が
いいかなぁ。ただ、浅煎りコーヒーはだいたい酸味の強い傾向
なる気がします。ただ、香りはすごいです。香りをかぐたびに、
本当にコーヒーなの?って思うことが多々ありました。

一番驚いたのは京都のGOODMANCOFFEEさんで購入した
阿里山(アリサン)コーヒー。
お茶好きな方は阿里山(アリサン)と言えばお茶!
というイメージでしょうが、実はコーヒーも栽培されています。
このコーヒー豆をGOODMANNCOFFEE さんでは、
超浅煎りで提供されています。
本当に焙煎完了していますか?と聞きたくなるほど。
お肉で例えれば、レアでしょうか。

先日ゲットしたニカラグア産のファンキーナチュラルという豆は、
袋を開けた瞬間にレモンの香りを感じました。
こちらの豆は好気性発酵を施しているそうです。
浅煎りのコーヒー豆には、これまでのコーヒーでは体験したことのない
香りがたくさんあります。

コロンビア産の豆には、ストロベリーの香りがする好気性発酵の豆が
あります。こちらもほんとに、ほんと~にイチゴの香りでした。

香り高い浅煎り豆の特徴として避けられないのが硬いこと。
おそらくはメイラード反応が少ないからだと思うのですが、
2人分(約20g)の豆を挽くとき、手回しのミルでは
途中で何度か休憩が必要です。
でも挽きたての豆から、これでもかと素晴らしい香りが上がってきます。
もちろん中煎り・深煎りの豆でもいい香りがしますが、
香りを構成が違うように感じます。
浅煎りの豆は、コーヒー本来の香り成分、精製過程で発酵させた場合は、
その香りも強く現れます。
これから新しい流れとして浅煎り豆の注目度が上がってくると思います。

ただ、個性がかなり強いので、好き嫌いが分かれるかもしれませんし
味と香りを安定して供給することも難しいかもしれません。
ワインと同じですね。
同じ産地でも年が違うと異なる香りがするとか言いますから。

浅煎りのコーヒー豆は、酸味が強いと敬遠される方もいらっしゃると
思いますが、浅煎りでこそ特徴を発揮する豆もあります。
そして、酸味の原因は酸化かもしれません。煎りたての浅煎り豆が
醸し出す酸味は、劣化した豆のそれとはまったく違いますから。
と、いくら文章で書いても香りをお伝え出来ないのがもどかしい・・

是非機会があればチャレンジしてみてください。
コーヒーに対する認識が変わること請け合い。
ZKCOFFEELAB. では、浅煎り豆も扱っています。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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