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コーヒーの沼 第37歩 マリアージュ-1

みなさんこんにちは、 コーヒー好き ロッテ好きのZKです。
今回のテーマは、『マリアージュ』です。

みなさんは、コーヒーをどのようなシチュエーションで飲まれていますか?
朝の目覚めの一杯、食後のコーヒー、ホッと一息つくときなどなど
十人十色だと思います。

ZKは、これまで、「コーヒー単体」で飲むことが多かったです。
スペシャルティコーヒーに出会うまでは、
出先で「何となく一杯」ということが多かったように思います。
移動中の車や電車のなかで、缶コーヒーやペットボトルでチョビチョビ。
『お店に入ってスペシャルな一杯を飲む』の選択肢になかった時代でした。

最近はスペシャルティコーヒーをお家で飲むようになり、
相方が淹れるコーヒーと食べ物を一緒に楽しむことが多くなりました。

今回の話題は、この「食べ物と一緒に」です。
これを指す言葉として、『マリアージュ』という言葉があります。
ご存知でしたか?
『マリア―ジュ』は、フランス語で『mariage』と書きます。
もともとの意味は『結婚』。マリッジのフランス語読みでしょうか?

フランスの方は、もともとふたつで別々だった存在があたかもひとつの
存在のように調和した状態になることを、詩的に「mariage マリアージュ」
と言うそうです。ステキです。

ですから、マリアージュはコーヒーやワインのような飲み物と
食べ物が組み合わさってニコイチになったときに使われるようです。

食べ物同士でも、料理とソースが調和した状態もマリアージュ、
絵画であれば、キャンバスの上で二つの要素がひとつのまとまった
調和した視覚的効果を生むときもマリアージュ。
マリアージュがあふれています。

日本語ならピッタリ!とか相性抜群!とかですかね。

さて、食べ物のマリアージュについてもう少し触れたいと思います。
日本発祥で世界語になっている旨味「umami」という言葉がありますが、
ここにもマリアージュが存在します。
旨味と旨味を掛け合わせるとより美味しい、旨味が味わえます。

うま味物質として知られているものにグルタミン酸、イノシン酸、
グアニル酸などが挙げられます。
グルタミン酸はたんぱく質を構成する20種類のアミノ酸の中の一つ。
また、イノシン酸、グアニル酸は核酸に分類されます。

これらの旨味を多く含む食材としては、
グルタミン酸:こんぶ チーズ 野菜、みそ など
イノシン酸 :カツオ(節)、肉類 など
グアニル酸 :しいたけ(きのこ) など

が良く知られています。 うまみ成分とうまみ成分を含有する食材とを
覚えるのに『カツオがくわえるイノシシ酸』とか無茶な文章で
覚えようとしていました。ナツカシヤ。

旨味は単体でも美味しいですが、掛け合わせることでさらに
旨味が複雑化して深みのある「美味しい」が生まれます。

ですから、こんぶで煮出したお鍋に鰹節を投入して出汁をとるとか
干しシイタケとこんぶのお出汁などもありますよね。

洋食ならビーフシチューにはセロリやニンジンなどが入っていますし、
中華ならトリニクをネギや白菜と一緒に煮込んだスープとか。
これらもいわゆるマリアージュなのでしょう。

今回は、旨味 いやいや マリアージュの概要について書いてみました。

コーヒーと食べ物とのマリアージュと言いながら、
コーヒーまでたどり着けませんでした・・・

次回からは、コーヒーと食べ物とのマリアージュの沼に
ハマってみたいと思います。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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