コーヒーの沼 第31歩 ホットorアイス-1
みなさんこんにちは ホット派&マリーンズ派のZK です。
気づけば、2023年も春分の日が過ぎました。
春分の日は、お昼時間と夜時間が一緒。
ですからこれからは、お昼時間が長くなり暖かい日差しがたっぷり
注ぐ春から夏へ。 気温が上がってきますね。
そうなると、冷たい飲み物が飲みたくなるのが心情かと思います。
ZKはあまのじゃくだからか、夏でもホットコーヒー派です。
お家の中ではもちろん、外でもホットコーヒーです。
理由はアイスコーヒーって、グラスの中に氷がいっぱい入っていて、
何か損していると感じるから(損得重視な関西人の勝手な意見です。)
ZKが、アイスコーヒーをちょっとマイナスに感じているのは、
記憶の中のアイスコーヒーが薄くて、あまり美味しくないから。
アイスコーヒー=深煎りコーヒーでけっこう重たいイメージがあって、
ホットコーヒーほど香りを楽しめないことが理由かもしれません。
今回は、こんな(どんな?)アイスコーヒーにあまり縁がないZKが
アイスコーヒーを学び直してみようというトピックです。
改心できるでしょうか?
アイスコーヒーは、読んで字のごとく冷たいコーヒー。
昔ながらの関西の喫茶店では『レイコー』と呼ばれる飲み物です。
レイコーはおそらく 『冷(たい)コー(ヒー)』から来ている
のでしょう。残念ながら関西人ですが、生『レイコー』は聴いたことが
ありません。絶滅危惧種なのかも。 あぁすぐに脱線する悪い癖が・・
そんなアイスコーヒーの作り方を見ていきます。
いくつかのお店やサイトでも紹介されていますが、
深煎り豆を濃い目に抽出するが基本のようです。
濃い目に抽出する理由から見ていきましょう。
通常のドリップで抽出したコーヒーをアイスで飲むためには、
『冷やす』行程が必要です。
以前は、抽出後放置して自然に冷めるのを待つ
(粗熱を取って冷蔵庫で冷やす)方法が用いられていたようですが、
最近では、抽出後に氷に投入して一気に冷ます方法
(急冷式)をよく見かけます。
粗熱をとる方法と比べ急冷式の方がスッキリといいますか、
キレのある味に仕上がります。
一気に冷やすからか、香りも残りやすいようです。
手間をかける分、より美味しいアイスコーヒーが出来上がるようです。
ただし、急冷式の場合は、氷が解けて冷えていくので、
抽出後のコーヒーの濃度を薄くしていきます。ですから、
通常よりも濃い目に抽出する必要があるということです。
なるほどそういうことね。納得しました。
ZK家では、1.5倍の濃さになるように相方が計算して抽出しています。
次はなぜアイスコーヒー用の豆は深煎り豆が多いのかについてです。
まず深煎り豆の特徴についておさらいです。一般的に同じ豆であれば、
焙煎度が深くなると苦みが強くなり、酸味が弱くなります。
さらに深煎り豆は、浅煎り豆にくらべて『コク』が多く出てきます。
表現が難しいのですが、コクが多いと「コーヒーを飲んでる!」感が
強いイメージがあります。ワインで言うところのボディ感と似ているかな?
アイスコーヒーにコクが求められる理由は、
どうも人間の舌は温度が低いと味を感じにくいからのようです。
たとえば、炭酸飲料。冷蔵庫から出したての冷えたペットボトルをゴクリと飲むと、『美味しい』と感じますが、出しっぱなしで常温に戻ったヤツを
飲んだら『甘ッ!!』ってなったことありませんか?
アイスクリームでも同じようなことが。
冷え冷えのアイスはちょうどよい甘さですが、
溶けてクリームになったものをすくい口に運ぶと、さっきと同じなの?というくらいの甘さに驚いたなんてことありませんか?
アイスコーヒーも同じ。冷えたアイスコーヒーを美味しく感じるためには、ホットコーヒーよりも、主張が激しいくらいがちょうど良いようです。
先ほど、深煎りは苦みが強く、コクがあると書きました。
ホットだと苦いな、ちょっと重たいなと感じるくらいのコーヒーを
アイスにすると『あ、コーヒーを飲んでる!』と感じるくらいの抽出に
なるようです。ですから、アイスコーヒー=深煎り濃い目なのです。
ミルクを入れてアイスカフェオレにする場合も、コーヒーらしさを残す
ために深煎りの方が望ましいということなのでしょうね。
と書いている最中に、最近はアイスコーヒー=深煎りの図式に
変化があるとの情報が入ってきました!
さらに、急冷式以外のアイスコーヒーも広まっているとか
(ご存知の方も多いであろう、水出し珈琲です。)
一気に書くには、ボリュームがありすぎるので、ここで一度区切ります。
次回以降、ホット派?アイス派?第2弾を書きたいと思います。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。