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選択理論「事実」と「解釈」の違い
本日のコラムは『選択理論』について記事を書こうと思います。
選択理論とは精神科医のウイリアムグラッサー博士が1965年に提唱した行動心理学です。
行動心理学といってもコールドリーディングやバーナム効果(インチキ占い師が使うやつ)みたいに、人を操る極意とかではありません。
『人間の脳の働き』について説明した理論で、どういう考え方をすればより幸せな選択ができるか?という、自らの行動をより洗練し効用を高めるための考え方です。
コロナの影響などを受けて現状目線が下がってしまった方は、是非この考え方を実践し顔を上げて欲しいと思います。
選択理論を語るためには、まず行動のメカニズムを知る必要があります。
そもそも人の行動は『外部からの刺激に対する反応で決まる』と言われてきました。
例えば、雨が降ってきたからテンション下がる。
朝食があるから食べる。
無視されたから怒る。
などです。
しかし、選択理論は『全ての行動は自らの選択で決まる』という考え方をベースに持っています。
確かに、雨が降ってきたからテンション下がるというのは一般的ですが、人によっては ”デートの予定を変える” や ”畑の様子を見に行く” など様々な行動が予想されます。
つまり、雨が降ってきたからといって万人がテンション下がるわけではないということ。
もう少し噛み砕いた表現をするなら、雨が降ってきたその先の行動は自分で決めているということです。
では、どういうメカニズムで人は行動を選択しているのか。
それには『事実』と『解釈』を分けて考える必要があります。
先程の『雨が降ってきた』というのは誰の感情も思惑も含まれていないただの出来事。つまり『事実』です。
この事実に対して『テンション下がる』というのは過去の経験や未来の予測に基づく個人的な感情です。つまり『解釈』です。
ここでとても重要な真理があります。
それは『事実は変えられないけど解釈は変えられる』ということです。
『雨が降ってきた』という事実は変えられません。だけど、『テンション下がる』という解釈は『雨が上がったら虹が見えるかな?』とか『雨の日はプチ贅沢するって決めた!』という風に自分で選択することができます。
また、事実はどれだけ悲観しても変えることができないので、『雨が降ってきた』ことには固執せずスッパリ諦めてしまえばいいということもできるようになります。
焦点を当てるのは常に『事実』ではなく『解釈』。
自分がどういう選択をするかで、その先の行動が幸せになるかどうかが決まってくる。これが『選択理論』という考え方です。
僕自身今でも外的要因に自分の感情が左右されることは多々ありまが、それでも選択理論を知っていたおかげで相当生きていくのが楽になりました。
本来であれば専門書を読んだりセミナー受けたりして、正しい情報と使い方を学ぶべきなのですが、こんな辿々しい文章でも皆の考え方の支援ができればと思い、自分の知識を共有させていただきました。
コロナウイルスが蔓延しているという事実は変えられません。
だけど、未来を作るのは事実に対する自分の解釈です。
どのように受け取り、どういう行動を取るか。
納得のいく選択を見つけるまでに時間が掛かることもあると思います。
僕も未だにぶつかっては修正しての繰り返しです。
だけど、諦めなければきっとベストな選択が見つかるはずです。
それまでは苦しいかもしれませんが、顔を上げて人生を歩める選択を自分の力で見つけていってください!残酷で非情で慈悲の無い今の世の中で、キラキラしててワクワクできてテンションが上がる解釈を見つけていきましょう!
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