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気持ちがあがる、冷茶の楽しみ方

暑い日に飲む冷茶の美味しさは格別。
そしてもう一つ。
冷茶の格別な楽しみ方をご紹介したい。

それは、
ワインが似合うシーンで、ワイングラスで味わう冷茶。

あえて、ワインに絡めているのは理由がある。
1.お茶とワインはその世界観に共通の要素がある
2.お酒の似合うシーンにこそおススメしたい

1の世界観については、また改めての機会に。
今日は2の話を。

体質や好き嫌いの理由で、お酒が飲めない人がいる。
お酒が飲めない人は、
美味しいお酒と美味しい料理を楽しむ空間で
遠慮のような、気が引ける思いがした経験が
少なからずあるのではないだろうか。

それは、
お酒を飲む人は、お酒を飲むという体験を
その場にいる人々とともに分かち合い楽しみたいと
多かれ少なかれ、期待するからだ。
特にワインを楽しむシーンでは
その傾向が多いように思う。

そして、お酒が充実しているシーンでは、
ノンアルコールは「ソフトドリンク」として、
いわゆるその他扱いにされているケースが多い。
「ウーロン茶」はその最たる例だ。

…けれど。
格別なお茶を、丁寧に冷茶にして味わうとき。
一度口にしたその瞬間に、誰もが、
冷茶は主役になれる存在であることを知る。

そんな冷茶は、
ぜひワイングラスで楽しんでもらいたい。
ワイングラスは、常温〜低温の飲み物の香りや味わいを
引き出すのに最適な杯。

ワイングラスの包み込むような空間に、
冷茶の香りが驚くほど豊かに漂う。
香りは、味わいの想像を掻き立てる。
一口含んだ時…貴方にはいったいどんな出会いが
待っているだろうか。

お酒を飲まない人にも、飲む人にも。
お酒を楽しむ空間の中で、
ぜひ一緒に冷茶も味わって欲しい。
そして、その香りや味わいを語り合って欲しい。

最近では、
お茶とのペアリングを提供する高級レストランも
増えてきた。

写真は、
2020年にミシュラン東京の三つ星を獲得した
「茶禅華」で頂いた、「岩茶奇蘭」の冷茶。
贅沢で本当に美味しい一杯に感謝。

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