③無料低額宿泊所

無料低額宿泊所とは何か。
建前上は生活困窮者に住む場所を提供し自立を支援するとなっています。
では実際どういったところなのかを話していきたいと思います。結論から言いま生活困窮者からお金を搾取する貧困ビジネスです。
なぜ貧困ビジネスと言われるのか?
私は千葉と東京の無料低額宿泊所にいましたが、特に酷かった東京の方で具体的に説明します。
部屋は3畳ほど。完全個室ではなく窓側が隣と繋がっていて音がダダ漏れ。日中でもテレビはイヤホン。
食事は朝と夜の1日2食で昼は出ない。さらに朝飯は味のりと納豆、夜は少量の訳の分からないおがず。囚人のような飯。
そしてバカ高い光熱費と謎に高い管理費。管理費を取っているくせにトイレットペーパーは自腹。(備え付けは盗まれるので)
このような中、手元に残る少ないお金で1ヶ月をやりくりしなければいけません。
場所によっては一部屋をアコーディオンカーテン1枚で分けてるだけです。当然このような劣悪な環境ですから入居者同士のトラブルも多く、私の利用していた所も以前に殺人事件がありニュースになっていました。また入居者自体にクセが強い人が多く喧嘩が耐えない場所でした。
加えて門限やら入浴時間やら色々な規則がある訳ですから、入居して初回の生活保護費が入ったらすぐに消える人もすごく多かったです。
また別会社ではもっとひどいところもあり、管理者側が入居者の通帳と判子を預かりお金を管理しているところもあります。完全に犯罪です。
一時期テレビでも話題になってましたが、公園のホームレスに声をかけ生活保護を受けさせ搾取する。こんなこともやっております。
このように無料低額宿泊所とは名ばかりで、無料でも低額でもなければ自立支援とは無縁の貧困ビジネスなのです。
役所もこんなところを紹介するのですから何を考えているのかわかりませんよね。役所側からしたらある程度ふるいにかけられるから助かるんでしょうね。実際生活保護費を貰う前にトラブルで打ち切りになる人や、初回分だけ貰って逃げて打ち切りになってる人がたくさんいましたからね。
ただ考え方によっては無料低額宿泊所も良いところがあります。
集団生活なので他の入居者もいます。これが要因となり喧嘩がよく起きますが、気の合う入居者がいれば仲良くなって話し相手もできます。私の場合は1人で引きこもって状況が悪化したので、この部分に関しては仲のいい人もできて良かったと思っています。
また酒やギャンブルにお金をつぎ込んでしまう人や高齢者も多く、こういった人は一人暮らしよりも施設に住み管理された方がいいと思います。

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