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自動運転で通勤時間はどれくらい短くなるか

自分のメモも兼ねて、調べたことと私見を元にテクノロジーの未来予測をします。

ベースとなる参考資料
http://www3.weforum.org/docs/WEF_Reshaping_Urban_Mobility_with_Autonomous_Vehicles_2018.pdf

前提条件&資料の解説
・ここでの自動運転は、完全な自動運転、レベル4~5を指す。https://matome.response.jp/articles/1294


・まず、実験レベルでは、イリノイ大学が示している通り、普通自動車の5%が自動運転車に変わっただけで渋滞が半分以下になる。つまり、全ての車が自動運転車にならなくても、道路を通れる車の数は増える。
https://engineering.illinois.edu/news/article/21938


・次に、自動運転車がある世の中を考えてみる。すると、タクシードライバーの仕事はなくなってしまうだろう。彼らの代わりにAIが無人タクシーを運転する。


・車通勤もがらりと変わる。車内でくつろげるのはもちろん、通勤した車をAIが家に戻してくれる。つまり、駐車場が必要なくなり、代わりに乗り降りのスペースが必要になる。


・そもそも、車を自分で所有する必要がないかもしれない。通勤も自動運転によるシェアタクシーで済む。


・さっき、「実験レベル」では渋滞が減るといったが、実際は車に乗っている時間は平均で4%しか短くならない。つまり、今一時間かかって通勤している人は2分とちょっと短くなるだけである。


・なぜなら、今電車で通勤している人が車や無人タクシーを使い始めるので、「実験レベル」で分かった渋滞の緩和を打ち消すからである。


・しかし、政府や自治体が有効な対策を取れば、通勤時間が15%も短くなる。今1時間かかるなら、9分も短くなる。


・最後に、重要なこと。自動運転と我々の運転で死ぬ確率は2018年でも大差ないし、社会に普及するころには人間よりずっと安全な運転をするだろう。
https://www.gizmodo.jp/2015/11/selfdriving_human.html

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