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【英語】Duolingo English Testという新たな手段。TOEFL/IELTSではない第三の選択肢!

みなさん、Duolingo English Testってご存知でしょうか。そもそも「Duolingoってなに」といった方もいるかもしれません。ここでは、TOEFLやIELTSの代わりに英語証明ができる新たな手段として今少しずつ普及しているDuolingo English Testについてご紹介します。もしあなたが米国圏の大学に興味があれば、Duolingo English TestをTOEFLやIELTSといった語学テストの代替手段として認めてくれる大学が増えているのでご参考になるかもしれません。

1. Duolingoとは

ここではDuolingoそのものについて詳しく説明しませんが、現在世界で1億人以上が登録し、もっとも利用されている外国語学習アプリと言われています。基本的な英単語や英文法、英会話の学習など、とくに英語学習初心者の方に適しています。

カーネギーメロン大学の教授、ルイス・フォン・アンと大学院生セヴァリン・ハッカーに開発されたものらしく、当時は研究プロジェクトとして開始されました。そこからベンチャーキャピタルの支援を受けて現在のように世界中に提供されるサービスになっています(大学発のベンチャー・スタートアップですね)。

そのため、きちんとアカデミックなアプローチで語学習得ができるように開発されたサービスで、誰でも無料で使えるので興味がある方は以下のリンクを参照下さい。(なお私はDuolingoの回し者ではないため、ご安心くださいw)

2. Duolingo English Testを知った経緯

私がなぜこのDuolingoに注目したかというと、私もこのアプリを使ったことがあるユーザーで、加えて、自分の子供のスマホにもダウンロードさせているからだけではありません(ただ、残念ながら子供がDuolingoを使っているところはあまり見たことないですが…w)。

Duolingoは、Duolingo English Testといった自身の英語力を測ることが出来る仕組みも提供していることを最近知り、非常に良いサービスだと思いました。詳しくは以下、引用した文を参照下さい。

松本杏奈さんという徳島県在住の当時高校生だったひとりの女性…(略)…。松本さんはDuolingo English Testを利用し、アメリカのスタンフォード大学に合格、現在彼女は同大学の1年生です。

 高校2年生から海外の大学へ進学したいという夢を抱いていた松本さんは、これまでさまざまな英語技能検定を受験してきましたが、長時間の試験時間を苦痛に感じており、なかなか結果が出ず悩んでいました。加えて、彼女が住む徳島には試験を受ける会場がなく、一度受験をするためだけに本州まで飛行機かフェリーかバスで移動せねばならず、受験費用に加え、移動費や宿泊費がかかるため、学生にとって大きな負担となっていました。

 大学への出願締切が迫る中、時間的、金銭的な負担が少なく英語能力を証明できるテストがないかと探していたところ、自宅にいながら1時間で受験することができるDuolingo English Testに出会いました。結果として、Duolingo English Testのスコアを複数の学校に送付し、スタンフォード大学など複数の大学に合格することができました。

PR TIMES「Duolingoと現在スタンフォード大学1年生の松本杏奈さんが…(略)」

最近、メディアでも取り上げられることが多い、スタンフォード大学に行かれた徳島県出身の女性の方ですが、彼女はTOEFLやIELTSではなく、Duolingo English Testを持って英語力を証明し、海外へ羽ばたかれたんですね。

記事にある通り、従来TOEFLが一般的には米国圏の大学/大学院の進学には必須で、最近になって英国圏の大学/大学院向けのテストであるIELTSも代替手段として一般的になってきました。そこに、テスト時間も短く、受験料も安く、そして家からオンラインで受験できるDuolingo English Testが第三の手段として注目され始めている訳です。

私もずっと受験で英語で苦しめられ、そして苦学生である大学生の時には一回数万円するTOEFL/IELTSの費用に苦しみ、社会人になってからもIELTSの勉強にずっと苦しんできました(「苦しむ」ばかりしか言っておらず、ボキャブラリーの貧困さがバレてしまう…w)。

そういったところで、Duolingo English Testといったものが選択肢として出てきていることは、日本国内の英語教育・設備の地域格差を埋める解決策としてもですが、一受験者、またこれから英語を学ばなければならない子供の親としても、非常に良いものだと感じました。

3. Duolingo English Testとは

Duolingo English Testについて他とのテストとの違いについて、結論からいうと、以下の通りです。

  • テストは1回1時間 ※TOEFL/IELTSは3時間程。

  • 受験料は$59/回 ※TOEFL/IELTSは2万円以上。

  • 受験会場は家でもOK ※TOEFL/IELTSは普通は会場に行く必要有。

  • 結果は48時間以内に返却される ※TOEFL/IELTSは約1ヶ月後に分かる。

なおそれ以外の詳細については以下の記事が綺麗にまとまっているので参照下さい。

またDuolingo English Testについて、まだ日本では普及し始めているフェーズなので、対策のための参考者やテキストはほぼありません。つまり、Duolingoのアプリをしっかり行うことが唯一の対策になるでしょうか。

Duolingo English Test公式HP

なお最後に参考まで、筆者は何とかIELTS7.5(OA)を取得した程度の英語力ですが、Duolingo English Testのアカウントを作成してみて、試験概要も知らず、とりあえず模擬試験(30分)を受けてみました。

筆者撮影
筆者撮影

結果としては、90-135のレンジが表示されました。なおスコア換算としてはTOEFL53-108、IELTS5.0-7.0でした(参考:Duolingo English Test スコアの解釈)。初めて受けてみて、「英語の4技能がしっかり問われるテストであること」、また「問題形式になれればもう少しスコアレンジは直ぐに上げられるかな」といった感想を持ちました。

IELTS/TOEFLより試験としての難易度の違いはあまり分かりませんが、60分で終わることや1回$59(2回試験セットだと$49/回に割引)を考えると、手軽に受け易いだろうなと感じました。何より、子供に英語をさせるという意味では安めの受験料でお財布に優しいですね(それより、まずはダウンロードしたDuolingoのアプリをしっかり子供にやらせるところからでしょうか…w)。

以上、Duolingo English Testについて筆者が調べて試したみた情報でした。参考になれば幸いです。終わり。

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