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(マネジメント①)マネジメントの思索探究の始まり

大学を卒業して、最初の仕事はシステム開発に携わった。3年半経って、システムエンジニアとしての十年後の姿が全く浮かばす、経理部への異動を申し出た。それからの約15年間は、マネジメント部門の経理部で会計の仕事をしてきた。マネジメントとしての管理統制を、ドSなぐらいしてきた。

経営判断を求められる機会が増え、経理だけの知識では判断できないことが増えてきた。経理に関してはスペシャリストであっても、経営に関しては知らないことが多いことに気づいた。
そこで、経営のゼネラリストを目指して、経営学を学びにビジネススクールに通学し、会計修士(MBA)を修得した。ビジネスセクターにおけるマネジメントは、ある程度理解することができるようになった。

修士論文を書いているときに、「ビジネスで社会問題を解決する」と決め会社を退職し、ソーシャルビジネスでの起業を目指した。起業準備をしながら痛感したのが、ビジネスセクターのマネジメント論がソーシャルセクターでは通用しないこと。このことについては、ソーシャルビジネスを研究している経営学のある教授も、同じことを話されていた。

そこで、ソーシャルビジネスのマネジメントを幅広く研究し始めた。その結果、ビジネスとソーシャルの両方の言葉が、マネジメントが混じり合っていった。
ビジネス言葉はカタカナ、ソーシャル言葉はひらがなといえば、わかりやすいかもしれない。

混じり合ったことで、新しいマネジメントのカタチが見え隠れしてきた。更にマネジメントとは一見関係なさそうなことも研究していくことで、新しいマネジメントのカタチが顕れ始めた。

これから16回に分けて、“デザイン×マネジメント×アカウンティング” のマネジメントについて書き記していきたい。

(マネジメント②)なぜ、新しいマネジメントが必要なのか ~マネジメントの課題
(マネジメント③)なぜ、新しいマネジメントが必要なのか ~マネジメント2.0
(マネジメント④)なぜ、新しいマネジメントが必要なのか ~組織の課題

(マネジメント⑤)新しいマネジメント ~経営管理イノベーションとY理論
(マネジメント⑥)新しいマネジメント ~ビッグ・ピボットとレジリエンス
(マネジメント⑦)新しいマネジメント ~知的創造プロセス

(マネジメント⑧)新しい組織のカタチ ~組織の変化がマネジメントを変えていく①
(マネジメント⑨)新しい組織のカタチ ~組織の変化がマネジメントを変えていく②
(マネジメント⑩)新しい組織のカタチ ~分権型組織とハイブリッド型組織

(マネジメント⑪)新しい組織のカタチ ~マインドフルな組織と高信頼性組織
(マネジメント⑫)新しい組織のカタチ ~Teal(ティール)組織
(マネジメント⑬)新しい組織のカタチ ~番外編(日本にあった古い組織)
(マネジメント⑭)新しい組織のカタチ ~アカウンティングの新しい役割

(マネジメント⑮)マネジメントから、“これからの会計”を考える①
(マネジメント⑯)マネジメントから、“これからの会計”を考える②
(マネジメント⑰)マネジメントの新しい役割 ~ハーモニー(調和)

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