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2017年8月4日(金) | 東北旅行記⑤

【 岩手(陸前高田、大船渡、釜石、花巻) 】

今日は、移動日。できれば、陸前高田から旅のゴールの青森県東北町に行き、青森から夜行バスで東京に向かいたかった。ただ、東京行きの夜行バスの出発時刻の関係でかなり難しく、乗り継ぎの失敗をしないことを第一に考えて、岩手県の花巻を今日の行き先とした。

予定では、ホテルから陸前高田のバス停まで一時間半歩いていくつもりだった。ゆっくりじっくり陸前高田の街を感じたかったからだが、朝から強い雨が降っていたので急遽、バスで陸前高田まで行くことにした。前日に、奇跡の一本松を見ておいてよかった。

陸前高田から大船渡市の盛まで、大船渡線のBRTで向かった。盛からは三陸鉄道南リアス線で釜石を目指す。釜石から釜石線に乗り換えて花巻駅を目指した。途中、遠野や本で知った土地を通り過ぎ、少し感慨深くなった。今回は通過だったが、いつかその土地を訪れたい。

今日の宿泊先は、新花巻駅にある民宿。予定を一時間半以上前倒ししたこともあって、ちょうどお昼時に花巻駅に着いた。名物を食べたいと調べてみると、豚肉大好きな私のスマフォの画面に、プラチナポーク「白金豚」が現れた。「食べたい」との思いから、駅から30分以上かけて歩いてお店に辿り着いた。白金豚、本当に美味しかった。

花巻駅まで歩いて戻り、民宿のある新花巻駅に電車で戻った。今日の宿は、「ケンジの宿」。宮沢賢治の名前から取っているらしい。宿のHPはないが、すごく居心地よくて価格も安い。
チェックインの時間まで一時間くらいあったので、宿の前を通って近くの喫茶店に行った。お店の人と話をすると、お嬢さんが京都の某芸術大学の学生さんだそう。京都から遠く離れた東北に行ったのに、なぜか京都とのご縁を感じる。

ちなみに、これは以前訪れた平泉の風景。とある理由で、あの大文字がある。その理由は、こちら。訪れたのは冬で、雪の大文字がいい。歩いていて突然、「大」の字が目に入ってきた時は目を疑った。何度見ても「大」だったので調べて、過去の人たちの想いを感じた。

宿に着くと、管理人の人が宿の前を歩く私を目撃していたそう。確かに目があった気がする。通り過ぎた理由を話すと、大きなスーツケースを預ければよかったのにと言ってもらえた

当初の予定では、明日に備えて宿でゆっくり過ごすつもりだった。が、いろいろ調べてあるイベントに行くことにした。そのイベントは、宮沢賢治童話村のライトアップ。

期間限定の週末に開催されていて、ちょうどタイミングが良く、幻想的な時間を過ごすことができた。「宮沢賢治 童話村」で検索してもらえるといろいろな記事があるので、参考にしてほしい。
今晩も前日同様晩御飯はなく、コンビニでお弁当を買って食べた。

明日はいよいよ、長いこと待ち望んできた目的地。わくわく感が止まらないが、すぐに夢の世界に誘われ、気づくと朝を迎えていた。

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