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(アカウンティング①)アカウンティングの思索探究の始まり

私は、数字に強かった。小学生時代から算数・数学が得意で、大学では数学を専攻した。

入社してからは、システムエンジニアとしてシステム開発に携わってきた。当時の人事制度に、入社4年目に異動したい部署へ異動申請できる制度が一様はあった、ほとんどの人は利用していなかったが。
その時なぜか、10年後の働いている姿を思い浮かべた。システムエンジニアとして働いている姿が浮かばなかった。ならば人事制度を活かして、新しい場所で、慣れ親しんだ数字で溢れた場所で働いてみようと思い、数字を扱う経理部への異動を申請した。
運よく異動の願いは叶い、退職するまでの約15年間経理部で財務会計の仕事をしてきた。また仕事をしながら大学院で経営学を学び、会計修士(MBA)を修めた。

幼い頃から数字は身近にあり、社会人になってからもほぼ会計の仕事をしてきた。

退職後起業を目指すも諦めて、コンサルティング的な仕事を始めた。会計的なコンサルティングも選べたが、その仕事を選ばなかった。選ばなかった理由は二つあった。
一つは、15年間会計の仕事をしてきたのでもういいという想い。もう一つは、会計は保守的でルールに縛られ面白さ・楽しさ・創造性がないのでつまらないという想い。

ただ、マネジメントを研究していく中で必ずついてくるのが、会計。関わるのは止めようと思ってもいつもついてきたのも、会計。会計の新しい動きなどを人に話すと、多くの人が関心興味を示した。実は、これが意外な驚きだった。

マネジメントだけでなく、新しい思考や思想にふれることで、会計の問題・課題が違う目線で見えてきた。ただ見えるだけでなく、その先の新しい会計の像が思い浮かんだ。“デザイン×マネジメント” にアカウンティング(会計)※を入れると、面白いように発想が膨らんでいった。これから必要になると思うアカウンティングがカタチとなってはっきりと顕れた。
※デザインやマネジメントと対比させて表現したいときはアカウンティングと呼び、それ以外は会計と表すことに。

これから17回に分けて、“デザイン×マネジメント×アカウンティング” のアカウンティングについて書き記していきたい。

(アカウンティング②)アカウンティング ~会計とは何か
(アカウンティング③)アカウンティング ~会計の限界
(アカウンティング④)アカウンティング ~マネジメントから会計を考える①
(アカウンティング⑤)アカウンティング ~マネジメントから会計を考える②
(アカウンティング⑥)アカウンティング ~会計が指し示すもの

(アカウンティング⑦)アカウンティング×マネジメント ~会計も変わる必要がある
(アカウンティング⑧)アカウンティング×マネジメント ~これからの会計とは

(アカウンティング⑨)アカウンティング×デザイン ~会計に求めるもの
(アカウンティング⑩)アカウンティング×デザイン ~デザインから会計を考える
(アカウンティング⑪)アカウンティング×デザイン ~会計からのブランディング
(アカウンティング⑫)アカウンティング×デザイン ~会計の可能性と役割

(アカウンティング⑬)会社を評価するとは ~会社の価値
(アカウンティング⑭)会社を評価するとは ~分析・検証の問題と課題
(アカウンティング⑮)会社を評価するとは ~目標に対する評価ではない

(アカウンティング⑯)行動を評価する ~目的に対して評価する
(アカウンティング⑰)行動を評価する ~目的に対する“行動”を評価する

(アカウンティング⑱)会計がマネジメントを、会社を変える

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