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りぶ君の10周年記念ライブ衣装について

初期からずっとお手伝いさせていただいている、歌い手”りぶ”君の、これまでの軌跡をまとめたようなベストアルバム「MYLIST」が発売されました。このベストアルバムの為に収録した新曲「mylist」は、本人による作詞作曲、アレンジは堀江晶太君。ギターに三代君、ドラムがゆーまお君と、これまた「あの頃を思い出すような」面子で、そこにピアノとして参加させてもらえたことも本当に嬉しく思っています。

さて。本来、このベストアルバムの前に行われるはずだった10周年を記念するライブが存在していたのですが、残念ながら今の所叶っておりません。僕はライブの音楽周り以外にも、実はりぶ君のライブにおける衣装に関しても毎回考えさせて頂いてまして、せっかく時間をかけて揃えた衣装が日の目を見ないままになるのがとても残念でした。しかし、ベストアルバムの発売にあわせて衣装を展示するお話が出てきたのです。幻となるはずだった10周年ライブの衣装は、現在渋谷のアニメイトに展示されておりますので、ここはひとつ見ていただきたいポイントとともにご説明したいなと思いまして久しぶりにnoteにログインした… というわけなのです。

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10周年ライブのライブビジュアルを描いていただくために「こういう衣装にしたいと思う」というラフスケッチをお送りし、それを頃之介古論さんが見事に素敵な絵にしてくださいました。ね、ほぼ一緒でしょ。

さてさて、今回の衣装。全体の色味として考えていたのは「深海」です。首元が一番明るくて、少しずつ足元に向かってトーンダウンしていく事で、りぶ君の別名(?)である「化石」のある、海の底的なイメージとリンクさせています。

10周年の記念ライブですから、パーティーです。パーティー感を出すために、首元はアスコットタイにしました。アスコットタイを結ぶためのタイリングがありますが、こちらは特注です。長野県上田市のTee.さんにお願いしました。

時間をかけ、丁寧にこちらのイメージを汲んでくださって、世界に一つだけの素敵なアスコットタイリングを作ってくださいました。正面には、りぶ君のイニシャル「R」が配置され、周りがアンモナイトの模様から着想を得たテクスチャになっています(アスコットタイの模様も、アンモナイトのような曲線のイメージになっていますよ)。あえてキラキラにせず、古くなったようなエイジング加工がされているのですが、これも「時の流れ」を意識しているわけですね。

そして、アスコットタイを締めるための青いシャツ。これもなんと、りぶ君にぴったりの寸法を測って作っていただいた完全フルオーダーメイド品です。こちらは「holo shirts.」さんにお願いしました。

アスコットタイを締めつつ歌う時に締め付けが無いように…と、絶妙な寸法で作られています。普通のシャツより襟の高さも高く、形も大きいのは、このタイをきれいに締めるためと、パーティー感を演出するためなんですね。いやはや、本当にこのシャツには長い時間がかかりました。ライブ中にいくら飛び跳ねてもシャツがボトムスから出てこないように、丈も通常より長めになっています。「そういうシャツを今回のために作りたいのですが」とご相談した時に「やれるだけのことをやらせてください!」と答えていただいたのは嬉しかったです。布の素材自体もめちゃめちゃ素晴らしいですし、袖元を見ていただければ付いているボタンがチラッと見えると思うのですが、このボタンも素敵な色味です。本当にありがとうございました。(僕も自分の欲しくなっちゃった…笑)

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11月28日まで各店舗での衣装展示がされております。幻の衣装展示は、アニメイト渋谷店。そして「singing Rib」の時の衣装がアニメイト池袋店に。「Ribing fossil」の時の衣装はアニメイト横浜ビブレ店に、それぞれ展示されております。各展示の詳細は↑上記サイトからご確認いただけましたらと思います。よろしくお願いいたします!

この衣装を作り始めてからまさかの2年近くが経ってました!笑 「いやぁ… この衣装を着て歌う姿を見てみたかったなー!」とすごく思いますね…!でも、こうやって少しでも見て頂ける機会を頂けて、良かったです。みなさんの空想の中だけでも、この衣装で飛び跳ねて歌っているりぶ君が居てくれてるのなら、嬉しいです!

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こちらは手羽先です。美味しかったです。

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