旦那おめでとう〜がんサバイバーの応援は最強！〜

前回の日記でもチラッと書きましたが日曜（16日）に旦那が麻雀リーグ戦Aリーグ決勝戦に出場しました。

その前日の土曜、旦那から「今夜のつまみは優勝できるやつで！」とリクエストされたので旦那が仕事（この日は休出だった）に行った後、朝から食材を買いに行くと…

あの〜西友さん、相変わらず「ぶりぶり大根」になっちゃってるけど私の記憶だともうかれこれ3年前からこの表記のままなんだけど(￣▽￣;)

おかしいと気づかないのはなぜだw

もしかして西友はクレヨンしんちゃんに魂を売っているのか？

ぶりぶり〜

ぶりぶり〜

あ、そういえば旦那って煮魚好きだよな…
ビールのつまみは天然ぶりぶり大根にしようw

赤ワインのつまみはツモ力UPのためには肉だな…
あら、アメリカ産の大きいステーキ肉が割引になってて安いな(￣▽￣)

これをアレンジしてなんか作ろう…

ということで下準備をした後、麻雀へ

1142 +7200ツモ

なかなか調子よかったヽ(´▽｀)/

帰宅後、仕事から帰ってきた旦那は私を見るなり

「好調者！握手して！！！俺にも力をわけて(*ﾟ▽ﾟ*)」

はいはい、明日に向けていくらでもわけますよ(￣▽￣)

で、晩酌タイム

ビールのつまみは予定通り

天然ぶりぶりだいこ〜ん（クレヨンしんちゃん風に）

赤ワインのつまみには

10/15は「きのこの日」らしいので

カットステーキと三種のきのこ（椎茸、えのき、大ひら茸）のトリュフ醤油バター炒め

旦那はうまいうまいと言って食べてくれたのでツモ力UPしたかな？

で、このお肉はアメリカ産の割引になってるやつだったので

「優勝したらもっと高いお肉買ってあげるね」

とハッパをかけましたw

さぁ、いよいよAリーグ決勝戦

その前に麺活

塩のお店の誇道が初の醤油での限定

肉肉醤油そば

甘く煮たお肉はまさに飯泥棒！

これだけお肉が乗ってるのに誇道のスープは「オイルレス」なので最後までくどくなくあっさりしていました。

さぁ、旦那頑張ってこい！

決勝戦の他の3人のメンツは

シナノノアオキッド…前期優勝者、今回も勝てばリーグ戦初の連覇

イヤシケイオジサン…麻雀はめちゃくちゃ強いのに仕草やしゃべり方は癒し系のかわいいおじさん、いろんな大会での決勝戦の常連、もちろん優勝経験もあり

イケメンキング…若手でしかもイケメン、このリーグ戦だけでなく年末の大イベント「長野カップ」でも優勝したことがある猛者

というめちゃくちゃ強すぎる3人が相手、そりゃAリーグの決勝だから強い人しかいないですね。

優勝者は年明け1/14から始まる發王戦本戦（東京にてプロアマ混合）に招待されます。

旦那はというと10年近く前になりますがこのAリーグで優勝経験があり、さらにその数年前に發王戦長野予選で優勝して本戦に出場したことがあるという実はめっちゃ強い人だったりします（ま、私の師匠ですからw）

（旦那がAリーグを優勝した時にはまだ發王戦本戦出場権はもらえなかったので發王戦本戦に出たのは長野予選で優勝した時だけ）

半荘4回打ち、トータルポイント1位の人が優勝（リーグ戦でのこれまでのポイントはリセット、3000点待ち30000点返し、ウマ5-15）

私は旦那の後ろ見で採譜を取っていましたがさすがにそれまで載せると長すぎる日記になってしまうので後半2半荘のハイライトのみで。

旦那、前半2回で2→2 となかなかの好発進で一応暫定首位
旦那　+25.2p 
ナガノノアオキッド　−44.7p
イヤシケイオジサン　+4.2p
イケメンキング　+15.3p
（敬称略）

3半荘目はなかなか決めてとなるあがりに結びつかず南3局までラス目

南3局2本場、旦那はこれをリーチ

高めの8mをツモ！！！

裏とカンウラは…8mと8p

8pがダブドラになり高めの8mツモだから…

ドラ4！！！

旦那「3000/6000」

え？メンタンツモ一盃口ドラ4だから倍満じゃないの…
私の見間違いかなぁ…

でもこれで一気にトップ目に、オーラス2000点をあがりそのままフィニッシュ

旦那「さっきの高め8mツモったやつ3000/6000って言っちゃったけどドラ4発だから4000/8000だったよなぁ、間違えた」

やっぱりそうか…
しかし旦那が点数計算うっかり間違えるなんて珍しいな、これが最終的に響いて「あの時間違えなければ…」って事態にならなきゃいいけど…

最終半荘を残すのみとなり4人のポイントは

旦那　+49.9p
ナガノノアオキッド　−40.5p
イヤシケイオジサン　−4.3p
イケメンキング　−5.1p

麻雀をやる方ならすぐわかったと思いますが実は旦那は1人浮きですが全くセーフティリードではありません。

ナガノノアオキッドはちょっと厳しいけどイヤシケイオジサンとイケメンキングは「自分トップ、旦那ラス」にすればほぼ条件クリアですから。

もちろん旦那もそれはよくわかっていたし、追われる立場なので最終半荘はキツい展開になる可能性が高い…

私は旦那にハッパをかけました。

「アナタが優勝したら私は絶対に再発も転移もしないよ」

これ言われたら絶対優勝しないと！って気合い入るでしょw

最終半荘はやはり旦那にとってかなり厳しい展開、とにかく手が入らず、ことごとくオリに回される…

南1局でついに恐れていたことが…

イケメンキング親番でぐいぐいリーチとあがりを重ね、5万点近いトップ目に、旦那はラス目、恐る恐る計算してみるとついにこの時点ではイケメンキングが旦那をまくって暫定首位になっていました、しかもあのあがりで正しく4000/8000と申告していればまだ旦那の方が上だったのでやはり恐れていたことが起きてしまいました(￣▽￣;)

ところがそこで旦那は焦ることなくひたすら耐えていたところ、イヤシケイオジサンがイケメンキングの親を落とした上、彼からの打ち取りだったので点棒を減らしてくれたのでむしろいい方向になるかも！
南2局シナノノアオキッド親番もすぐ落ち、事実上彼は目なし状態に( ；∀；)

南3局1本場、イヤシケイオジサン親番（2着目）でイケメンキングと10000点ほどの差

そこで旦那はこれをテンパイ

この時だけはアクセルを踏む！と決めた旦那はフルゼンツ、流局となりましたが3着目のシナノノアオキッドはノーテン…

ここで旦那がテンパイを取り切ったことで3着に浮上、またしても暫定首位に！

親番のイヤシケイオジサンもノーテンだったためついにオーラス、旦那の親番がやって来たのでした。
この時点での優勝条件は

イケメンキング（トップ目）　1000/2000ツモ
イヤシケイオジサン（2着目）　3000/6000ツモ
旦那（3着目）　上の2人のうちどちらかが条件をみたしたあがりをされるか本人がノーテン流局の場合、シナノノアオキッドテンパイだとまた3着とラスが入れ替わってしまうのでダメ

という条件なので旦那としてはまずは5800以上のあがりをして条件を少し楽にしたいと思っていたのですが…

一向聴には割とすぐなりましたがテンパイがいっこうに入らない、鳴ける牌も出てこない…

ところがシナノノアオキッドは明らかにあがりに向かっていないことがわかりました、3人ともに優勝の可能性があるオーラス、自分は目無しということで黒子に徹し、3人に通り、鳴かれない牌をひたすら切っていたんです（これなかなか難しいと思います、さすが前期優勝者！）

オーラスついにテンパイ入らず、他2人からのあがりもリーチもテンパイ気配もなく流局

4人の牌が伏せられました…

こうなると旦那はラスに落ちることなく3着のままなのでまさに薄氷を履むような形で優勝を手繰り寄せました。

表彰式で發王戦本戦出場招待の目録が渡された時、旦那の目には光るものが、そして声もやや涙声でした、そうね、グッとくるものがあったんだよね。

思えば我々が知り合ってもう20年、その5ヶ月後には私は前の旦那との離婚を決意、荷物まとめて今の旦那のところに転がり込み、そこから旦那との新しい生活とともに麻雀の師弟関係も始まりました。

この時の旦那の涙を見て「ああ、20年前の選択は正しかったんだ」と改めて確信しました。
本当にアナタが旦那、師匠でよかった、もちろんこの20年間いろいろあったし「なんでこんな酷いことをするんだ」と思ったこともあったけど…
今まで付き合った男の中で一番私を幸せにしてくれる男です。

なので今度は私がお返しに…

約束通り近いうちもっと高いお肉買ってあげます(￣▽￣)

あ、いやいや、それもそうなんだけどw

実は11/6には發王戦長野予選

そう、旦那が本戦出場を決めた發王戦の長野予選があり、この優勝、準優勝者2人はやはり本戦に出場できます。
もちろん私も参加するので旦那と一緒に本戦に行けるよう死ぬ気で戦います！

なのでその前にめちゃくちゃ修行しないと…

ということで今度の土曜（22日）シナノノアオキッドさんとお風呂大好きと自ら公言している最高位戦のWプロ、我々夫婦でセットをします。

つまりAリーグ優勝者2人とプロに揉んでもらうわけです、強い人と打つ方が楽しいし勉強になるから今から楽しみ！

夫婦で記念撮影しました、旦那本当に嬉しそう(*´∇｀*)

旦那いわく私の「優勝したら私は再発も転移もしない」という言葉を聞いて「再発や転移をしないように俺ができることはこれしかないと思ったから頑張って優勝した」とのこと

がんサバイバーの応援は最強であるということが証明されましたヽ(´▽｀)/