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抗がん剤とサーフボード

あらためまして、僕はがん患者です。

そして、今現在、僕の大切なもの。

それは、抗がん剤とサーフボードだ。

抗がん剤は僕のがんを
恐らくやっつけてくれるであろう液体。

ところが困ったことに抗がん剤と
サーフボードはけっこう相反するものなのだ。

それはなぜか?

抗がん剤はがんもやっつけてくれると同時に
僕の体力もたくさん奪っていくのである。

サーフボードは体力がないと
至福の時間へと誘ってはくれない。

困ったものである。

抗がん剤を体内に入れた1週間は
まぁまぁだるい。
そんな中、海など入ったら
それこそ死んでしまう。

徐々に体を回復させ8日~10日後ぐらいが
ベストの状態になるが
動きが若干鈍いのは否めない。

でもこのタイミングは逃せない。

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なるべく僕の体に優しい波のポイント見つけ
至福の時間を味わうのだ。

ここを逃すと数日後には
次の化学治療の日がやってくる。
治療の日には疲れを取り、
体力を温存して臨みたい。

そのためには、
日々のちょっとしたトレーニングも重要だ。

抗がん剤を体にぶら下げている約50時間の間も
できるだけ体を動かすようにしている。

以前よりサーフィンに行く回数は減ったが
1本1本を大切にすることで
至福の時間は継続している。

今後、副作用がどんな形で現れ
僕を困らすのか分からないけど
あらゆる努力で
至福の時間を味わいたいと思う。

がんサバイバーの皆様
抗がん剤治療で
いろいろあきらめていませんか?

これから僕もあきらめなければ
いけない状況になるかもしれませんが
最後まで出来る限り足掻こうと思います。

きっとそのうち、がんもなんとかなるんじゃないかなーと
思っています。

もしくは、ずーーーーーっと
おとなしくしてくれーって思っています。

そうそう、どんなことが起こっても

きっと、きっとね。

笑う門には福来るっしょ

わっしゃっしゃっしゃっしゃっしゃ。






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