喪女が初恋で失恋した話(改)
悲しすぎる!こんな事ってある?
始まりは出会い系アプリだった。
私は男漁りにハマっていて彼もその中の一人だった。
私の都合で彼とマッチングしてから出会うまでに数ヶ月かかった。あまり乗り気になれなかったのだ。この時はまさかこんなにハマり込むと思ってなかったが.......
仕事始めの2日前の夜、待ち合わせ場所で私は一目惚れをしてしまった!かなり顔が好きだったのである
事前に私からお願いしていたのもあって、手を繋いで歩いてホテルまで行った。今思ってもこの時が一番楽しかったと思う
ホテルでそういう行為をしたのだがこれがまたよかった。私はそういう行為で感じた事がなかったのだが、彼とするとAVみたいに大袈裟に反応するし声も出た。それだけでも私のはハマりかけていたのだが、問題はその後である。お風呂も済ませた頃(済ませる前だった気もするけど)、彼はコンタクトを外して眼鏡をかけた。
めちゃくちゃにタイプだったのである
「ハリーポッターみたいですね」って言ったら「それ褒めてるんですか?」て言われた。アホお前めちゃくちゃに褒めてるに決まってるだろうが。内心死ぬほどはしゃいだ
そんな彼の家で何度か致したり手料理をご馳走したりされたりした。私は初恋なのと久しぶりの生の人間と関われることではしゃぐにはしゃいだ。ほぼ彼にくっついていたし、自分のどうでもいい話も何度かしてしまった。彼に無理矢理強請って泊まらせてもらったり、帰る時間を遅らせたりもしてしまった。
読んでる人は多分お気付きだろうが、今私は彼と疎遠の危機になっている。しばらくは忙しくて会えないと言われ、ラインも素っ気なくなった。一応しばらくは忙しいと言っていたし、ラインも素っ気ないのは初めからだったのだが、なんとなく違うなと思った。
せめてチョコだけでも、気持ちだけでも伝えたいと思って5分だけでもと言ってみたが、それも実現するか微妙な所である
こんな、こんな初恋ってあるか!?!?キャラクターの推し以外で初めて個別アカウント作った。フォロー0フォロワー0である。ちょこちょこ彼への気持ちを書いている。
悲しすぎる、初めから会いたくなかったと思った。目が合うとそれだけで幸せで、寝る時同じベットで寝れるのも、パソコンを弄る彼の肩にもたれかかるのも、帰る時手を振ってくれるのも、どれも凄く幸せで輝いていたのである。
2ヶ月にも満たない短い期間だったが、私は本当に楽しくて幸せだった。
もしチョコを渡せる機会があったら、気持ちだけ伝えるつもりだが、きっとOKは貰えないと思う。よくてセフレだ。というかそれでもいい、とにかく彼と離れるのが寂しく悲しいのである
あ〜〜〜〜〜〜〜可愛くなりて〜!!!!
もし身バレしたら削除します
追記
今日遂にチョコを渡して告白した!
がやはりダメだった、振られてしまった
元カノのことが忘れられないと言われた。私は全く悪くないと言われた。
お情けでも、と言ったがやはりダメと言われた
最寄りのバス停まで送ってもらった。雪が降っていた。彼は優しかった。
一人歩いてしばらく頭を冷やした。マスクから彼の匂いがする。顔を思い出す。手の甲の一部だけ乾燥していたガサガサの部分の手触り。彼の柔らかく滑らかな肌。嫌な匂いも味もしない彼のもの。彼のグレーのスウェット。学生時代に使っていたトレーナー。眼鏡姿も、コンタクトも、可愛くて好きだった。
初日のホテルで彼はカップラーメンを食べた。2回目の時はキムチ鍋を作ってもらって、3回目はオムライス、4回目はペペロンチーノ、5回目は私が作ったカレーライス、最後は彼が炊いた炊き込みご飯。
全部美味しかった、楽しかった。食事をする彼が可愛かった。
色々思い出す。彼との短く少ない思い出。嗚呼、好きだ。凄く大好きだ。
まだ涙は出ない、実感がないから。
最近やっと覚えた、彼の家からの帰り道。それももう必要ない。彼からのラインも、Twitterももう削除してもらった。多分私からメッセージを送れば無視はされないだろうが、あまりにも迷惑で気持ち悪いだろう。
バスを降りた頃にはもう雪はやんでいた。市電に乗り継ぐ。もうすぐ家に着く
大好きな彼の匂いが、まだ消えない
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