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26歳、初めての出産

義実家同居、無職の26歳、第一子出産レポ。

正期産に突入

横になるとお腹が重たくて息苦しい、恥骨痛で体勢を変えるのがしんどい、夜は2~3回目が覚める、食べたものが逆流してくるなどで、臨月が一番不調だった。
それに加えて、出産日の1週間前ごろはおなかの張りもあった。日中の張りは定期的に張るものの痛みもなく、「なんか張ってるな~」くらいで過ごしていた。夜の張りは、痛くて1時間くらい うずくまる日が何日かあった。

早く身軽になりたいのと、重たいお腹でやることないのが暇で「今日 産まれてきてもええんやで~」って毎日赤ちゃんに話しかけながら、予定日まであと何日かを数えて待っていた。

陣痛

予定日の1週間前。

7時

起きたときから、なんだかおなかが痛い気が…。
ここ1週間くらいおなかが定期的に張るようになってたけど、2日前の検診で「赤ちゃん降りてきてないから、予定日超えそうだね」と言われたばかり。

9時

いつもの張りかなと思って、スーパーの抽選会に行く。
妊婦だから何か当たるかも!なんて思いながら、3回くじを引くも3つとも残念賞…。ぴえん。
ついでに、お昼ご飯を買いたくて買い物しているとき、定期的に重い生理痛くらいの痛みがやってきて「やばい、痛みが強くなってる。陣痛きたかも」と気づく。旦那さんに「痛い」と伝えるも、「いつものやつでしょ」くらいな感じでまだ本陣痛だとは思っていない様子。

11時

帰宅後、ソファーで『スーパーマーケットシミュレーター』というゲームをしながら、痛みの間隔を計り始めると7~8分。
病院から「初産婦さんは、5~7分間隔になったら電話してください」と言われているが、まだ余裕で動けるし、お昼ご飯だけは家で食べたいと思い、ちょっと様子を見ることにする。

12時半

お昼ご飯を食べていると、痛みが増してきて、痛くて動きが止まるようになってきた。痛みの間隔は、5~6分。食べ終わってすぐ、病院に電話すると「入院準備を持って、来てください」とのこと。旦那さんは「え!ほんとに陣痛来てるんだ」とちょっとあたふたしながら荷物を車に積んでくれる。

13時半

病院に着くと、陣痛室に通される。横になって、40分ほどお腹の張りと赤ちゃんの心音を確認してもらう。「痛い?6分間隔で陣痛来てるね。このまま入院ね!」と言われ、入院することに。
病室を案内され、旦那さんが荷物を運んでくれたり、飲み物をセッティングしてくれたり。私はひたすら陣痛に耐える。旦那さんは「夜中になりそうだから、いったん帰宅するように言われた」と余裕そう。私は、「この痛みに一人で耐えられない。このまま一緒に居れるか聞いてきて!!」と若干キレ気味。

助産師さんが様子を見に来てくれ、「この調子なら、このまま一緒にいていいよ」と言ってくれる。

何度か内診台にあがって子宮口の開き具合を見てもらいながら、ひたすら陣痛に耐える。歩いてみたり、あぐらで座ってみたり、横になってみたり…。
旦那さんには陣痛が来てるときに腰をさすってもらいながら「痛いね~、よくがんばってる」と言ってもらった(言わせた笑)。気力を振り絞って最後に発した言葉は「もう、限界。次からは無痛分娩で産む。」だった。

21時

後半は疲れてきて、四つん這いになりながら痛みに耐え、痛みのない時間にうつ伏せで脱力し意識を飛ばすという感じだった。だんだん、痛みの間隔が短くなってきているのがわかる。痛みも増してきて、叫び声が出るようになる。このとき子宮口7~8㎝。
ここからはもうほんとに痛すぎて、記憶も曖昧。
「もう無理、もう無理」と言いながら内診台まで歩いて、「子宮口9㎝、ちょっと早いけど分娩室行こう」と言ってもらったとき、やっと終わりが見えた…と少し気力がみなぎった。

22時

分娩室に移動し、子宮口が全開大になるのを待つ。このときようやく仰向けに寝ると少し痛みがやわらぐことに気づく。自分にあってた体勢を見つけたのがまさかのいきむ直前…笑。
「あとどのくらいで産まれますか?」と助産師さんに聞くと、
「早くても1時間後かな」と言われ絶望したのも束の間。
「いきんでいいよ」と言われてから20分くらいで産まれてきた。
早く出てきてくれたのは、痛みに耐える時間が短くて助かったけど、おかげでお股はびりびりに裂けました。
カンガルーケアをする予定だったけど、ベビちゃんの心拍が上がらず様子を見ることに。この日は私の気力もなく、だっこすらできなかった。
旦那さんはベビちゃんの様子を心配そうに見守ったり、お股を縫われてる私に水を飲ませてくれたりしてました。

1時

処置が終わって、出血量が多いからと陣痛室で1時間ほど経過観察をした後、自分の病室へ。旦那さんも眠い中ずっと隣にいてくれました。
長い戦いが終わり、旦那さんとお互いをねぎらいあって、旦那さんは帰りました。私は、母子同室ではなかったので、一人でゆっくり寝ました。
産後ハイで出産当日は寝れないって聞いてたけど、ぐっすり朝まで寝ました。

入院期間

入院中は、メンタルがとても不安定で早く退院したいと思っていました。一番つらかったのが、一人でベビちゃんのお世話をしないといけなかったこと。「家に帰れば、旦那さんと協力してできるのに。なんで一人で頑張らないといけないの…。」と思うとしんどかったです。
なので、母子同室になっても、最初の2日は夜だけベビちゃんを預かってもらって、一人でゆっくり寝ました。そうしないと、身体も心ももたなくて。
個室だったから他の人の様子もわからなくて、孤独だったのもつらかったのかもしれません。ベビちゃんが泣いている夜、助産師さんに「いま病棟にいる赤ちゃんみんな起きてるから大丈夫」と言われたとき、仲間がいると思えて少し元気になれました。

ひたすら寝ている新生児とどう接すればいいかもわからず、おっぱいも出ないのに吸わせないといけないし、ミルクは眠りこけて飲んでくれないし。初めてのことに戸惑いながら、自分の身体のケアもして…。
出産後すぐのワンオペなんて、過重労働すぎだろって思いました。

出産を終えて

病院の先生も助産師さんも親切で、また会いたいなって思える病院でした。
でも、もし次があるなら無痛分娩ができる病院で産みたい気持ちもある。。。

産むまでは、たくさん子ども欲しいって思ってたけど
産んでみて「もう二度と産めない」と思ってます。
育ててみて「また産みたい」って思えるようになるのか、どうか…。

正直、出産より産後の新生児との生活のほうが大変すぎる…。
二人目、三人目…産んでいるお母さんたち、ほんとに尊敬します。



いやなことはいや! 好きなものは好き( *˘ ³˘)♡ 今を楽しく生きるの。