補助金不採択で、借金356万円!劇団制作チームによる返済日記

こんにちは、劇団ZIG.ZAG.BITE制作チームPATHFINDERです。
到生さんの初投稿にもあるように、とんでもないことになりました。

劇団ZIG.ZAG.BITE決意の5周年記念公演『カミカゼバイト』の公演で、あてにしていた補助金が不採択となり、多額の負債を負うことになりました。
補助金をあてにしていた我々の見積もりが甘かったと言われればそれまでです。

ざっと見積もって、350万円。

演劇の公演で黒字を出すこと自体、簡単ではないですが、今まで背負ったことのない金額にガクガクブルブルしながら制作チーム、緊急会議の開催です。

今日は、その制作会議の様子を赤裸々に書いてみようと思います。

正確な負債額の確認

まずは、敵(負債)の実態を掴むことが必要です。

誰にいくら、支払を待っていただいているのか。
改めて確認をしました。

結果、負債の総額は356万7270円でした。

ざっとした見積もりより、6万7270円も多かった!
350万に対してこの金額だから微々たる差にも見えるけど、6万7270円は6万7270円!
我々にとって、小さくない、大きすぎる金額です。

そして、2021年のうちに(1か月以内)に約30万円の急ぎの支払があることもわかりました。
(公演に関わってくださった俳優、スタッフの皆さんに待ってくださっている状態で、急ぎでない支払いなどないのですが、その中でも特に急ぎの支払です)

一時は絶望しましたが、こうして改めて振り返ると、この負債は5周年記念公演のためだったんだということを思い出しました。怒られるかもしれませんが、負債を負わないために公演をしないという選択肢はあったかというと答えはノーです。コロナ禍で演劇をすることに賛否はありますが、エンタメが必要だという信念に基づいて、感染症対策をとったうえで公演をおこないました。

応援してくださる方のためにも全力で返済をして、そして早く次の公演に向かおうと決意しました。

自分たちのスペックの確認

敵(負債)の実態がわかったので次に、自分たちのスペックの確認です。
まずは手持ちのお金の算出ですが、持っていたお金は全て公演の経費に充てていたため劇団の現金はほとんど残っていませんでした。

12月までの仕事で、15万円程度収入の見込みがありました。
あとは、劇団員個人の蓄えに頼りたくなりますが…これも厳しそうということがわかりました。

365万円の負債に対して、15万円。
我々の現金スペックはあまりに無力です。

待っていてもお金は降ってきませんし、自分たちで動いてお金を作るしかありません。
まずは自分たちの得意なことや強みを書き出すことにしました。

得意なこと
・演じること
・舞台作品を作ること
・脚本を書くこと
・踊ること
・殺陣
・上記の指導やワークショップ
・イベントの企画、運営

私たちの強み
・攻めの姿勢
・フットワークの軽さ
・エネルギーの高さ
・応援してくださるファン、仲間がいること

書き出してみると、ちょっとポジティブになりますね。

お金を作り出す

じゃぁ自分たちにできることを使って何をしようか、という話です。

・脚本執筆
・外部公演出演
・幼稚園のイベント(クリスマス会や節分など)への協力
・サンタクロースにふんして子どもたちにプレゼントを持って行く
・演技、殺陣、ダンス、メイクレッスン
・小道具製作
・衣装製作
・公演スタッフ
・会場費の安いところでの公演
・過去公演の上映会
・過去公演の配信
・音楽ライブ
・稽古場貸し出し
・落語
・ローカルヒーローショー
・新作執筆
・映画製作
・グッズ製作

色々アイデアは出てきますが、作品をつくろうと思えば、時間が必要ですし、既存のものを使ってのイベントでも集客を思えば、明日やる!というわけにもいきません。

気持ちばかり焦るのですが、ここはできることからコツコツやっていきます。

他にも、ZIG.ZAG.BITEにこんなことをやってほしいという方がいましたら、ご連絡お待ちしています!

このnoteでは、返済の様子を記録に残していこうと思います。
返済をして、次に目指すは久留米座!早くみなさんに舞台を届けられるよう頑張ります。
良かったらスキやシェアで応援お願いします。

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