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映画『ランボー ラスト・ブラッド』感想メモ

あらすじ
かつてベトナム戦争でアメリカ陸軍特殊部隊、通称グリーンベレーとして生き抜き、その後も様々な戦いに身を投じてきた男、ジョン・ランボー。彼は、故郷アリゾナで古い友人マリアと、その孫娘のガブリエラと共に、牧場で馬の世話をしながら穏やかな日々を送っていた。
戦争によるPTSDに悩まされ、牧場の地下に広大なトンネルを掘って作った地下壕で過ごすランボーだが、聡明で優しいガブリエラや温かく接してくれるマリアと暮らすことで、彼は”家族”と過ごす幸せを手に入れたのである。

しかし、実の娘のように可愛がっていたガブリエラは、ある日失踪した父親を発見したという友人からの連絡を受け、ランボーやマリアにやめるよう説得されるも、父親が自分を捨てた真意を知るべく、メキシコへと向かってしまう。そんな彼女を迎えたのは、父親の残酷な言葉、そして友人の裏切りだった。彼女は人身売買カルテルに拉致され、娼館送りとなってしまう。

ガブリエラが拉致されたことに気づいたランボーは、単独で娼館へと向かう。だが、カルテルのボスのマルティネス兄弟により袋叩きにされ、命だけは取られずに済んだものの、重症を負う。

その様子を見ていたジャーナリストのカルメンは、暴行を受けたランボーを自宅へ連れて帰り、看病をする。彼女もまた、マルティネス兄弟にかつて妹を拉致されていた。4日経って意識を取り戻したランボーは再び娼館へと乗り込み、ガブリエラを奪還するが、彼女は4日前にランボーが来たことによって、”見せしめ”を受ける羽目になってしまっていた。

穏やかな日々の中で、”黒い自分に蓋をして”生きてきた男が、再びその蓋を開けるときがきた。牧場の地下トンネルにあらゆる罠を設置して改造した彼は、再び娼館を襲撃してマルティネス兄弟の弟をダシに、兄とその部下たちを死の塹壕へと招き入れる。血まみれの復讐劇が、今始まる。

※ここからネタバレ※
※ちなみに自分はランボーシリーズはこれが初見です※

過去作見てないけど ランボー最高やんけ!!!!!!
・1から全部見たい シルベスター・スタローンかっこよすぎる
・前半でストーリーを楽しみ、後半は「あとはランボーが暴れるのをお楽しみください」という感じの構成で、非常にテンポが良い
・過去作を知らないので、CMの時点では自分は『コマンドー』的なものを予想していたんですけど
・まさかのガブリエラ死亡
・めちゃくちゃ泣いた。ランボーが必死に「Stay with me」と声をかけ続けて彼女の意識が落ちないように話しかけ続けるのがつらすぎる
・ガブリエラが良い子なのも相まって本当につらい なぜこんなことに
「なぜ(死ぬのがガブリエラで)オレじゃないんだ」というセリフがもう無理すぎてそこらへんずっと泣いてた きっと過去にも何度も思ったんだろうな 仲間の死とかで わからないけど 過去作見ないと・・・
・ランボーをリンチするシーンにて
 マルティネス弟「ここで(ランボーを)殺しておいたほうが良い」
 マルティネス兄「いや、殺す必要はない」
・いや弟の言うこと聞いといたほうがいいと思うが!?!?!!?
・応援上映だったら「弟が正しいよー!!!!」「その人ただのおじいちゃんじゃなくて元グリーンベレーだよー!!!」て悲鳴があがるやつ
・マルティネス弟のファッションセンスめっちゃ好き
・ガブリエラが死んでからのランボーがもうマジで何というか”””鬼”””
・元グリーンベレーを怒らせると鎖骨に直接指ねじこまれて脅されるんだな
・アンブッシュがうますぎるし確殺のために急所を数回刺すのえげつない
・マジで敵にまわしたらいけない男を敵にまわしちゃったね・・・って感じ
・地下壕に罠を設置するシーンのワクワク感がもうすごい
・農場にカルテルの部下たちの車が乗り込む→トラップ作動→車爆発の流れの「”””始まったな”””」感
・ここからずっとランボーのターン!怒りの復讐劇です!どうぞお楽しみください!
といわんばかりに容赦なく殺されていく部下たち
・串刺しトラップにかかった奴をさらにサブマシンガンで撃つの容赦なさすぎて逆に笑っちゃった
・お手製のショットガンの弾はよく燃えますねえ!マグネシウムってことは焼夷弾かな?焼夷弾を自作するおじいちゃんヤバいな・・・
・それにつけてもエイムが良すぎる
・ショットガンとはいえあんなに弾当たる?と思ったけどアーチェリーであそこまで的確に狙えるんだからそりゃ弾当たらないわけないよね
・ランボーが扱えば農具も兵器
・軽快なBGM(Five To One/Doors)と共に起こる殺戮、私の大好物です
・計算され尽くした復讐劇、お見事の一言だよ
部下を先に皆殺しにしてマルティネス兄を一人きりにし、死への恐怖を骨の髄まで染み込ませ、あえて逃げ場を作って追い込み、矢で手足の自由を奪い、一瞬では死ねない苦しみを味わわせる
・ランボーを敵に回してはいけない
・天国のガブリエラもさすがにドン引きしてそうですが大丈夫かな?
・でも個人的には鎖骨グリグリされてた奴が一番痛そうだなって思った
・ロッキングチェアでゆらゆら揺れるエンド、自分はとても好き
・ガブリエラは死んでしまったけれど、ランボーはそれも背負ったうえで生きていくんだろうなって思った
・彼が安らかであらんことを願う・・・

総評としては、ストーリーがいい意味で単純明快であり、それでいて重みも感じさせてくれて、ちょうどいい塩梅でした。
殺戮(復讐)シーン/暴力シーンはグロいといえばグロいんですが、爽快感のあるグロさ(?)で、非常にスッキリする良作だったと思います。

ただまあ・・・その・・・グロいの苦手な人は見ないほうがいいかな・・・という程度には、グロいシーンはグロい。特に男に娼館の場所を問い詰める鎖骨グリグリシーンと、最後の心臓メリメリシーンは結構えげつないと思った。でも意味のあるグロさだと思うので(特に最後のシーン)、自分はああいうグロはアリだなと思います。他は一瞬でボン!ザシュ!ブシュ!て感じだったのでグロいというよりはテンポ良いなって感じ。

あと、映画を見ていてランボーが敵をオーバーキル(罠にかかった敵をサブマシンガンで撃つ、急所を何度も刺す、農具が刺さったあとで焼夷弾をぶっ放す)しているのがヤバい人じゃんと思ったんですが、パンフレットに”特殊部隊らしい殺し方”と書かれていてヒエエ・・・ってなりました。実際の戦争とかでも行われてたのかな、と思うと・・・闇だなあ・・・。
ランボーシリーズ、各時代に即した「ベトナム戦争からの帰還兵が苦しみながらも立ち向かう」のがテーマらしいので、是非1から見てみたいです。

ところで、すごく仲良さそうなご老人夫婦が、ランボー見た後で「よかったねえ」「よかったわねえ」とニコニコ会話していて、なかなかロックな光景で和みました。リアルタイムランボー世代なんだろうなあ。いいな。
ラストとはいえ、滑り込みで『ランボー』を映画館で見られてよかったです。シルベスター・スタローン、素晴らしく格好いい70代でした。

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