結婚と生活費

おとといは京都丹後で 物件を見た後次の人が来るのでと放り出されて結局3時間40分歩いて最寄りの駅まで帰った。


今日は滋賀県だ。 町並み保存地区なので それほど山の中ではなく 駅から40分の物件だ。 歴史的な素晴らしい街なのにどうしてこんなに 実売価格が低い土地なんだろう。
うちの実家の辺りが 坪単価55万円から。 今日見るところは数百円だ。 滋賀県の文化的な地域なんだから どうしてだかわからないけれど 地名の由来に沼という文字が入っていたのでもしやと思って調べたところ地盤が緩く液状化の可能性が高いところだった。

でも液状化だったら私の実家の辺りは 日本中でハザードマップのトップに来るような所だ。

そして物件自体は普通に高い。 土地5坪単価数百円なのにどうしてこんなに高いんだろう。文化的価値というやつだろうか。

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父は5年前なくなる前に リルリルに
「どうか娘を よろしくお願いします」と言って死んだ。

あれから5年。

生活費は全部で5万円までしか出せない、という プロポーズをされるとは思ってもみなかった。
結婚ってもっとわくわくするものじゃないのあれをしようこれをしようと夢を膨らませて。
少なくとも結婚しようという瞬間は 軽率に夢ばかり膨らんで 酔っ払ったような状態になって
明るい気持ちになるものだと思っていた。

だけど結婚するという文字が出た時から籍を入れると
離婚する時に色々面倒だから籍は入れないでおこうか何ていう話が出る。

そして 生活費は5万円でって…
やっぱり何度考えても無理だ あの人は私の5倍は食べるから 家賃半分、 ガス水道電気の半分を持ってもらって、食費を半分持ってもらったら、
とても5万円では治らない
最低でも生活費に15万円ぐらいかかると思うから、 あとの10万ぐらいは私が全部負担する形になる。 私の収入全部以上だ。癌の治療費も出ない。切り崩すしかない。


本当に生活費に出す限界は5万円なのか。
それで未だに婚活を続けている。
後だしするより、自己紹介欄に最初に書いといた方がいいレベルだ。
20代のアルバイト男性ならともかく還暦近くの会社経営者でそれを後だしされたら、相手はびっくりだ。

それに対する回答はこうだった。


「君が実家を売ったお金で家購入して住むにしても、
実行したら取り返しがつかないから二の足を踏んでいます。」

論点がずれてる。
それ、関係なくない?
どうせ一円も出さないんだから。

そもそもそこに住んでくれなくても結構だ。

私が私のお金で家を買うことが何か影響するのだろうか?
ローンはもちろん組まないし、負債もしない。

(借金があるのはむしろ現在そっちだ)


取り返しのつかないことというのは何だろう。
シロアリに喰われて床が抜けるとかだろうか?
中古住宅は購入前にインスペクションを私のお金で入れ調査する。
それでも経年で防ぎきれないトラブルが起きた時、
別にその修繕費を出すつもりもないだろうし。


結局何も責任を負いたくなくて美味しいところだけ欲しいということなんだ。

卑劣で卑怯だ。 小心者だが用心深いかと言えばそういうわけでもない 。

そして私はそういう人と結婚したいと思わない。

なんだか一気に冷めてしまった。


結論は出ていたんだけれど、
言い分を聞けば聞くほど、どんどん本当に冷めていく。

一番最初に付き合った少し年上の人もそうだった。
17年付き合って、ある日突然
「結婚を前提に愛する女性ができたので縁を切る」と 一方的に 絶縁願いというタイトルのメールが来た。

私の周り女の人はみんな素敵な人で素晴らしい人だ。

なのになんで身近に来る男性は無責任な人なんだろう? でも今回は謎のお金を請求されないだけでマシだ。
多分世の中にはきっと素晴らしい男性がたくさんいると思うが、 同世代では出会ったことがない。

まあこればかりは 私の不徳の致すところなのか、運とタイミングのせいか。
多分両方だろうな。

まあもういいや。
あれからしばらく考えていたけれど考えてもどうしようもないことは、 とりあえず今はもう考えないで目の前のことに集中しようと思う。

あまり長期的な事を考えすぎないで、目の前のことを一つ一つ
こなすようにしよう。

他人に期待してはいけない。 金を頼りにしてはいけない 。

それは他人をコントロールしようとすることであって、
ひいては自分を他人のコントロールの下には言葉になる。

頼りになる人が現れることや、
愛し愛される人が現れるというのは

小説や漫画などの創作物の中だけのことだ。



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