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『急に何か書きたくなっちゃった』

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随筆集。竹子の日常や考えたこと等を綴ります。自由気ままな不定期更新
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#中国生活

#64 暮らしを営むなら、やっぱり日本が良いと思った

(1029字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  2022年の秋頃、私は前職を退職し、中国で駐在員として新生活を始めた。  ようやくここでの仕事に慣れ、社内で活躍出来るようになってきたこの頃。  入社してまだ一年弱だが、後輩が出来、私は先輩となり指導者側に立った。  プロジェクト担当としても任命され、毎日バリバリ働いている。  同僚や上司との関係も良好。  社外での人付き合いも増え、趣味の交流を始め休みの日はカフェで食事したり、city

#58 さて、今年の14連休は何をしようか

(835字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  旧正月(春節)休暇により、14連休に入った。  今年は帰省計画は無い。  よって、この二週間は全て自分のものだ。  私の為の、私だけの自由時間なのである。  社会人になってもまだこういった贅沢な休暇が持てるとは……!  とはいえ、人間は時間がたっぷりあるからこそ、余計時間を無駄にしてしまうもの。  「まだまだ時間がある」とゴロゴロしていると、あっという間に休暇が終わってしまう。

#57 住民が『ちゃんと』生きている、そんな村に引っ越した

(793字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  また引っ越しをした。  理由は、弊社の移転。  工場自体を丸ごと別箇所に移す、ということでやむを得ず。  ここ3-4年間、平均1年に1回は引っ越しをし続けてきたので、本当は動きたくなかった。  新幹線通勤も考えたが、便がかなりぎりぎり。  どんなに頑張ったとしても、出勤時間には絶対に間に合わないのを知って断念し、渋々荷物をまとめることに。  ところが。  今回の引っ越し

#53 実家に帰る度に熱が出る

(1087字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  中秋節の休暇が明け、帰省先から戻ってしばらくの間、私は熱にうなされ連日横になっていた。  3日間にわたる発熱。  意識がずっと朦朧としていて、後半からは風邪の症状も。  具合悪いのに、鼻が詰まっているせいでなかなか寝付けず、加えて何を食べても味がしなかった。  実家に帰る度に熱が出るーーこの不思議な現象は大学三年生の頃から続いていた。  原因は、主に窮屈な生活環境からくるストレス

#52 私は今でも、上手に蟹が食べられない

(995字・この記事を読む所要時間:約4分 ※1分あたり400字で計算)  お昼休憩に、急に上司から蟹を手渡しされた。  幸い、生きたやつではなく、既に真っ赤に蒸され調理されたやつ。  合わせて手袋も渡され、私は突如残り30分の休憩時間以内に蟹を丸々一匹平らげなければならない、実に贅沢で重大な任務を課されてしまった。  バリバリと殻をはがし、限りある肉を口の中に入れていく。  殻のトゲがビニールの手袋を突き破り、あっという間に指が蟹汁でベトベトに。

#46 とことん凹めば、またもう一日頑張れる

(1091字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  気が付けば、もう7月。  今年はもう半分も終わったのか。  SNSでチラホラ「この半年間やってきたこと」についての投稿が増えていて、私もそれに便乗して何かまとめ的なことを書こうかと思う。  この半年間でやったこと。  一言でいうと「訓練所」を作り上げたことだろう。  「管理職を目指したい」という願望を社長に伝え、本格的な研修が始まったこと。  傍ら、先輩社員の退職に伴い、一部仕事

#45 「食べて」はいるが「食事」をしてこなかった

(1086字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  ここ数週間、慢性的な身体の不調が続き、疲れやすくなってしまいめっきり自炊をしなくなった。  相変わらず会社のお昼用にお弁当は作っていたが、9割が冷凍食品を温めて詰め込んだだけのもの。  時折、新鮮な野菜も食べなくてはという心配から、きゅうりだのトマトだのを生のまま数切れスライスして入れたりしている。  それでさえも面倒くさいと思う日は、いっそのこと出前を取るのだった。  自炊を止

#42 千本ノック・温泉卵・生食文化

(1286字・この記事を読む所要時間:約5分 ※1分あたり400字で計算)  野球のトレーニングの一つに「千本ノック」というものがあるのを先日知り、コトバンクによると 「野球の守備練習の一つ。打たれたボールの捕球と送球を、繰り返しひたすら続けるもの」 というもので、野球についてほぼ何も知っていない私でもまぁ、要はひたすらコツコツと量をこなし上達を狙う練習なのだと何となく理解した。  そこで、エッセイの執筆練習にもひょっとしたら「千本ノック」式で出来るのではと

#41 熱中症になりかけつつ、野心を燃やしつつ

(829字・この記事を読む所要時間:約5分 ※1分あたり400字で計算)  30℃を超える日々が続いたせいか、身体がすっかり参ってしまった。  なんだかやる気が出ないと思ったら、めまいや吐き気、異様な量の発汗現象が起こり、せっかくの5月の連休中もずっと元気が出ないまま過ごした(ゴールデンウィークではないが、中国は労働節で連休だった)。  連休後も、熱中症を疑う症状が出た日があって、会社を早退した。  暑さで火照った身体を冷やそうとエアコンと扇風機とアイスクリームを

#37 自律神経が失調しています

(748字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  もう一ヶ月近く不調が続いている。  症状として、まずとにかく疲労感がひどい。  いくら横になっても元気が出ない。  寝つきが悪く、なんとか眠れたとしても多夢で疲れが取れない。  耳鳴り、動悸、めまい。  不安感、そして随時緊張状態なのでちょっとした予想外のことがあるたびに精神崩壊が起こりそうになる。  そんな訳で、家族や友達にきつく当たらないかも心配だ。  最近は、人と接する際は常にび

#36 頭が動かない日は、手を動かして料理をしたい

(766字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  先週は、6連勤であった。  日曜日は休みだったものの、十分に疲れが取れなかったせいか月曜も身体は重く、頭がぼんやりとしていて今にも瞼が落ちそうな状態にある。  会社のお仕事が忙しくなってきた。  ようやく色々と活躍出来るようになって嬉しい反面、急に繁忙期に突入したせいか、ここ数日はあまりにも脳みそを使い過ぎてクタクタだ。  深い考え事を避けたくなり、気持ちとしてはもっと頑張りたくて

#35 春節休暇とキャパオーバーと

(1089字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  そういえば、もう数週間ほど長い文章を書いていない。  noteの投稿が途切れないよう定期的に更新は続けているが、ほとんどがつぶやきで、時々数枚のイラストがあるぐらいだ。  このままではそろそろなまってしまうということで、こうして慌てて筆を取った次第である。  まとまらない文章になってしまうかもしれないが、執筆のモチベーション回復を兼ねて、近況報告を少ししていこうと思う。  さて、この数週間、私

#32 3年ぶりに風邪(?)を引いた

(1100字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)  実のところ、これが果たしてただの風邪なのか、或いは某ウイルスに感染したのかは実態が分からないままである。  喉に何かつっかえているような違和感があると思ったら、続いて咳・鼻水が出、しまいには肩・腰・膝……節々に痛みを感じるようになってしまった。  思うように身体が動かない。  ひたすら布団の中で休むことにし、会社に病欠の連絡を入れた。  早朝、体温を測ってみる。37.3℃と出

#31 気持ちのやりとりに、貸し借りは無い

(701字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  「君、もち米は食べられるかい?」  勤務中、チャットに届いたメッセージに「食べられます」と返事するやいなや、隣席の同僚がビニール袋に入った何かを渡してくれた。  もち米団子、と彼女は主張するが、覗いてみるとどう見てもちまきである。  拳サイズのずっしりとしたご飯の塊。それを丁寧に包んでいる葉っぱからも、とても良い香りがしていた。  「お食べよ」と言われ、ちょっと緊張してしまい上司の