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【危険】フィリピン一人旅で睡眠薬強盗に遭った話(体験談)

2023/09/03更新
この記事はこんな人におすすめです
 ・フィリピンに留学・旅行の予定があるあなた
 ・海外一人旅に挑戦したいあなた
 ・睡眠薬強盗の被害に遭ったあなた

こんにちは!!! 
海外一人旅が好きな24歳会社員です。
私は、台湾・タイ・トルコ・エジプト・シンガポール・マレーシア・フィリピンに一人旅の経験があります。

そんな旅行好きの私が、
 フィリピンのマニラにて睡眠薬強盗にあった話 
をご紹介致します。

この記事に立ち寄って下さった方々に、
少しでも有益な記事になればと思います。


1.睡眠薬強盗の手口(実話)

私が実際に経験した睡眠薬強盗について状況を紹介します。

①2人の女性に声をかけられる

2023年8月20日午後2時頃、
私はサンティアゴ要塞を訪れた後、
徒歩でリサール公園に向かっていました。
その途中に観光客を装う2人のフィリピン人女性(30代)に
英語で声をかけられました。
悲劇はここから始まりました。

女性A「リサール公園はどこですか?」
私  「今向かってます!」
女性A「場所を教えてくれないですか?」
私  「もちろん、いいですよ!」

@リサール公園

私は、現地の外国人と仲良くなるのが好きですし、
過去にタイで出会った方々と素敵な思い出があったので、
断る理由がなかったです。

(なんなら「女性と英語で会話できるなんて最高やん!」
 って感じでワクワクしてました)

会話をしていると、
彼女たちと行きたい場所が全部一致!
(めっちゃ気合うやん!)

その後もリサール公園前で写真を撮ってもらったり、
博物館を案内してもらったので、
とても優しい方々だと思っていました。
(フィリピンの人達ってやっぱりやさしいな〜)

博物館を見学後、
タクシーで私の行きたかった場所である
「SMモールオブアジア」
というフィリピンで一番大きいショッピングモールに、
一緒に行くことになりました。
(ここの夜景がめっちゃ綺麗みたいです。見られなかったけど、、、)

②タクシーでショッピングモールに向かう

彼女たちにタクシーを手配頂き、
次の目的地であるショッピングセンターに向かいました。
タクシー代を割り勘しようとしましたが、
全て奢ってくれました。
(とても親切な振る舞いをしてくたので、
この人はいい人だと完全に信じていました。)

③タクシーで見知らぬ場所に連れてかれる

タクシーを降りると目的地のショッピングセンターではなく、
見知らぬ土地に降ろされました。
私は不思議に思い、
彼女たちに質問をしました。

私  「ショッピングモールにいかないの?」
女性A「友達が来るから、一旦ここで待つの!」
私  「なるほどね!了解!」
女性B「コンビニでお酒買ってくるから、ちょっと待ってって!」
私  「本当に!ありがとう😄」

@見知らぬ海辺の場所

しばらくの間、女性Aと
・職業
・年齢
・ホテルの場所
・日本へ帰るフライトの時間
等個人情報を話しておりました。
(悪い人だとまったく疑っていませんでした。
 →アホすぎんか俺笑)

④睡眠薬入りのお酒を飲む

しばらくすると、
女性Bがお酒を持ってきてくれたました。
フィリピンで有名なビール「サンミゲル」を買ってきてくれました。
(私が飲みたいって言ったら買ってくれました
→自分からハマりにいってるやん笑)


しかし、なぜか紙袋に入っており、
ラベルが見えないようになっていました
また、瓶の蓋が開いたまま私に渡してきました。
(ここで異変に気づくべきでした)

私  「なぜ袋のまま入っているの?」
女性B「フィリピンでは、公共の場でお酒を飲むことは禁止されているのよ
私  「そうだんだ!知らなかった!」
   「サンミゲルってこんな味するんですね(ゴクゴク)」
女性A「、、、(しめしめ)」

私はこの瞬間、
睡眠薬が入ったお酒だということを知らずに
飲んでしまったのです。
実際に飲まされたお酒がこちら⬇️

サンミゲル(睡眠薬入り)


⑤友人の車に乗せられる

お酒を飲んでから20分が経つと、
女性の友達が車で迎えに来ました。
そして車に乗って、
ショッピングモールに向かうことになりました。

また、女性たちは2杯目のサンミゲルを奢ってくれました。
飲むとそこで記憶がなくなりました。
(記憶があるのはここまで↑)

2杯目のサンミゲル

⑥ホテルで目が覚める

目が覚めると私が泊まっているホテルにいました。
(そもそもなんでホテルにいるんだ?)

状況が掴めないままカバンを確認すると、
財布の中のお金・クレジットカード・AirPods・サングランスがない。
このときは睡眠薬のせいか、あまり焦ってなかったです)

フライトの3時間前くらいに起きたので、
フィリピンの警察に相談することもなく、
急いで空港へ向かいました。
(犯罪者は、フライトの時間を計算して睡眠薬をいれたのかな?)

幸いにも、パスポート・スマホ・1000ペソは残してくれたので、
日本に帰ることはできました。
(ちゃんと日本に返してくれる優しい犯罪者でよかった〜)

犯罪者が残してくれた1000ペソ

日本に帰り、クレジットカードを見ると、
なんと不正利用されていることに気づきました
被害総額は、約50万円。
(ここで睡眠薬強盗にあったことに気が付く↑)

まさか、私が睡眠薬強盗の被害者になるなんて
思ってもいませんでした。
今振り返ると、
生きて帰ってこれてほんとうに良かったと思っています。

2.海外旅行の注意点

まず大前提として、
日本人は海外で犯罪に巻き込まれる可能性が高いです。
理由は主に以下3つが挙げられます。

  1. 日本人はお金をたくさん持っている。
    日本人は世界の国々と比べると、
    お金を持っている可能性が高いです。

     例)日本とフィリピンの平均年収比較  
     ・日本    → 約433万円
     ・フィリピン → 約31万
      

    犯罪者にとっては働いてお金を稼ぐより、
    リスクを犯してでも日本人から強盗をした方が、
    簡単にお金を稼げることになります。

  2. 見た目で日本人と分かってしまう。
    日本人が海外に行くと、
    顔が他の人種に比べると平たく目立ちます。
    すぐに日本人だと見分けられてしまうため、
    日本人=お金を持っている 
    と判断され、犯罪の標的にされやすいです。

  3. 日本人は平和ボケしている。
    日本は治安のいい国の一つです。
     例)・カフェでパソコンを置いて離れても、盗まれない。
       ・財布を落としても帰ってくることがある。
    そのため、日本の感覚で現地を旅行していると、
    犯罪に巻き込まれる可能性が高まります。

私のような被害に遭わないためにも、以下3点を気を付けてください。

①知らない人についていかない

旅の醍醐味として現地の人との交流が挙げられますが、
ついていく人には十分注意をしましょう。
私の被害のケースと同様に、
とても信頼していた人が実は犯罪者であったパターンも十分あり得ます。

私の場合は、
過去にタイで現地の人と楽しい時間を過ごした経験があり、
今回も楽しい思い出ができると思ってしまったことが一番の要因です。

②知らない人に渡された食べ物や飲み物を口に入れない

知らない人に渡された食べ物や飲み物を口に入れないようにしましょう。
特に、旅行に慣れてきた人は要注意です。
睡眠薬が入っている可能性があるからです。
最悪の場合、
生きて日本に帰ることができない可能性も十分にあります。

食べ物や飲み物を渡されたら、
口に入れない、
もしくは先に相手に食べさせるようにしましょう。

③旅行前に情報収集をする

旅行前に訪問する国に関する情報
(犯罪の手口,被害例や注意すべき点等)
を知っておくことで、
被害を未然に防ぐことができます。

私自身日本帰ってから知ったのですが、
フィリピンの睡眠薬強盗はどうやら有名だったようで、
事前に情報収集をしていれば防げたと思われます。

3.まとめ

私は、フィリピンで睡眠薬強盗に遭いました。

被害額はおよそ約50万くらいでしたが、
日本がいかに恵まれてる国か、
海外の文化の違いを知れた良い経験になったと思います。

また、最悪の場合死んでいたかもしれないと思うと、
50万円で済んで非常に良かったと思っています。

犯罪者にとっての50万円は、
約1年分の給料が入ったこととほぼ同じです。

この手口の犯罪はフィリピンが経済的に豊かになり、
治安が良くならない限り無くならないと思うので、
フィリピンを旅行する際は気をつけてください。

最後まで読んで頂きまして、
誠にありがとうございます。

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