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いよいよ本格的な冬。

中国東北地方、ここ2年ほど、積るほど雪は降らなかったけど、今年はなぜか雪が多い、どんどん寒くなり、ダウンジャケット無しでは出歩けない。

寒いのは仕方ないんだけど、中国の冬が嫌な理由がふたつある。

① まだ若い頃、ノースフェイスのダウンジャケットがすごく欲しかったけど、高くて手が出なかった、それが、こちらでは、「お前がノースフェイスかよ!」と。

思わず言葉遣いが荒くなってしまう、こんな差別が良くないのは承知だけど、市場でゴミを集めてるおじさんとか、しゃがみ込んで野菜を売ってるおばさんとか、色んな人が、「お前がノースフェイスかよ!」と、いうぐらい着られている。

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                   (ロゴは公式ホームページより)

もちろん、コピー商品。

考え方を買えれば、ホンモノのノースフェイスを着ていた所で、コピーモノと思われるだけなので着ていなくてよかったけど、あこがれのダウンジャケットが...... と思うと悲しい。

ユニクロのように、シンプルでメーカーロゴが全面に押し出されていないものはコピー価値がないので、いいと思うけど、ダウンを作る有名ブランドはロゴやマークなども大きく、コピーする価値が高いので、大手のメーカーはほぼコピーされているだろう。

だろう、というのは詳しくなければ簡単に見抜けないからで、ホンモノとの区別が付かない、安く売ってれば偽物だ。

ブランド商品というのがナニをさすのか、イマイチ分からないけど、僕が知ってる限り見た事がないのがL.L.Bean。

L.L.Beanはアメリカのアウトドアブランドだけど、L.L.Beanのコピー商品は見たことがない。

中国であまり有名でないからコピーする意味がないのだろう。

日本での知名度も分からない、僕はよく行く街にお店があったから知っているに過ぎない(吉祥寺......)

だから、意外と、中国で着るダウンのねらい目はL.L.Bean。

特にブランド物が着たいという欲望も、歳をとるにしたがって無くなっているけど、コピーした偽物は着たくないし、本物を着て、偽物と思われたくもない。

なんか冬は嫌だ。

そして、もうひとつ。

② 冬は寒い、当たり前なんだけど、喫煙者にとっては、夏なら「禁煙」と言われれば外で喫煙してたのに、寒いと、平気で室内で吸う。

デパート、スーパーのトイレは喫煙所になる、図太い奴は平気で、普通に店内で吸う。

さすがに大きなデパートでは見かけないが、市場などでは店員までもが平気で売り場で吸ってたりする。


古いデパートなどは防寒の意味で入り口が2重になってる所が多い、最初の扉があって、空間があって、入り口のドアがある。

その、ふたつのドアとドアの空間が、そこも当然禁煙なんだけど、喫煙所となり煙がたまり、もう、嫌煙者はデパートに入れなくなる。

そして、恐ろしいのは、防寒の意味で、開けて欲しくない扉は頑丈なチェーンで縛られ、ドアが開かなくしてある。

もし、火事にでもなったら、すごい被害が出るだろう。

やっぱり冬は嫌だ。

なんて国だ。


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