屏東の喫茶店でもうひとりのおれとの対話
①
生来の怠けたがりがたたって、全く病毒日記とはいかなくなってしまった。
なによりここ台灣にいると、そんな病毒との共生(なのかしら、まだそれは早計であろうか。)が日常の一部に刻み込まれつつあるように感じる。
あらゆる決まりごとが生活の端っこに少しづつ溶けていっているみたい。水の中に入れた砂糖みたいだなあと思う。私の知っているとても少ない思いつきでは、外帯(テイクアウト)文化や汽車(オートバイ)大好き文化も、あたらしい生活への小さな変換の浸透を助けているのかもしれない。