そこにWillはあるか_

本気で中国語を勉強する人限定!オススメの学習方法5つを持ってけ泥棒ー

プロフィールをご覧頂いた方はご存知可と思いますが、私は大学3年生の時に1年間休学し、中国首都北京に留学していました。
中国青年政治学院という中国共産党幹部育成校で、幹部の息子娘が通う学校。

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中国留学ナビから下記を抜粋します。


政治・ビジネスで活躍する人材を育成する学校です。留学生が少なく、キャンパスも小規模です。 政治・経済・社会に必要な能力、職業の知識を身につける学校で、留学生のプログラムでもビジネス中国語に力を入れています。
【沿革】
1956年 北京市の団校(共産主義青年団員の教育を手掛ける学校)を前身として創立
1986年 正式に学生受け入れスタート
1994年 留学生受け入れスタート
1995年 北京市の職業教育専門のモデル学校

習近平の前政権の国家主席を務めた胡錦濤が開校した大学と言われています。
でもスパイになるために通ったわけでも、共産党になるわけではないので、至ってシンプルな語学留学です。三権分立最高。

2021年現在は毎日深センで中国語を使う機会がありますが、生活を送る中で言語面で困ったことはないレベルで、2013年の時点でHSK6級を取得しています。
ビジネス中国語は事業する中で調べながら覚えています。
関係ない分野をインプットしても無駄が多いですからね。

とはいえ、私は元から中国語が話せる華僑でも帰国子女でもない普通の青年で、留学で北京に来た時は全く中国語を話すことができませんでした

その上、20歳にして初めての海外が中国。
パスポートを握りしめながら、なんとかなるだろうと口にしていました。

しかしながら中国人が何言ってるのか意味不明だったので、留学3日目で不安に押しつぶされそうで、

「このまま笑顔で帰国できる姿が全く想像できない……」

と感じていました。

驚くことなかれ。
かく言う私は3ヶ月で今のレベルくらいに底上げしました(なんかネットワークビジネスのランディングページみたい笑)。
簡単な通訳を務めるレベルまでに成長しました。

さて、チョムスキーが唱えた臨界期仮説(CPH)のように、外国語習得は幼少期の外国語体験やある程度のセンスに左右されることは否めません。
私の場合幼少期には日本語しか使っていませんし、外国語学習のセンスを感じたことはありません。

冗談抜きで田舎で育った心のきれいな少年でした。
下記が生まれ故郷の京都とは別の6歳から18歳まで育った滋賀県高島市マキノ町です。白川郷と良い勝負。
メタセコイア並木は有名です。空気うまい。

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引用元:http://ichimainoe.shop-pro.jp/?pid=131317238

ではどうやって短期間で中国語を習得したのか?

単語帳をひたすら読み込んでいる方や進捗が思うように進まない人は特に気になりますよね?

そのため、今回は留学時に私が実践した中国語習得ノウハウをご紹介します。

※ 留学時の体験ですが、日本にいながらでも実践できることもあります!

1、外国語を最短で習得するための5つのルール


(1)日本語を完全シャットダウン

「日本語を使う時間=外国語習得のロスタイム」

上記のように捉えていたので、24時間中国語を使える環境作りに力を入れました。
方法とも言えるし、マインドの問題とも言えます。

留学中とはいえ、同じ国の人同士の絆が強くなり、その集団から抜け出せなくなる人は多くいます。
しかしせっかく留学の機会を得ているのだから、それを100%使い切らなければもったいない!
留学は自分の能力を磨く最高の時間。
勉強って超楽しいじゃないですか?

簡単にできるようでできないことを徹底してやり抜くことが自分を変えるのです。
後半の1日の過ごし方でどのようにシャットダウンしていたのかわかります。

(2)発音の徹底的な矯正

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「自分が発音できない母音や子音は聞き取ることができない」

と自分なりに仮説を立て、苦手な発音の矯正に注力しました。
留学1ヶ月目はずっと矯正に力を割いていたと思います。

どうしても日本語にはない発音が多数見受けられます。
下記noteに発音のくだりは詳しく記載しています。

私は、日本語にない発音を抽出して中国人の先生の前で発音し、間違っているところを厳しく指導してもらいました。
先生も熱心に学ぼうとする私に心打たれて付き合ってくれたことに感謝しています。
でも終わった後にゴミ箱に痰を吐くのはやめてほしかった。笑

正直、超地味なので心折れますし、ここで勉強を諦めるケースを多数見受けられます。

「誰が好き好んで発音の勉強だけするねん!」

っていう気持ちもわかりますが、ひとまず騙されたと思って実践してほしいです。騙すかもしれません。
というか努力怠る人間は語学をやるべきではないです。
だから「中国語学習舐めてるならやめちまえ」と小さくアピールしてました。この記事カバー写真をよく見てください。

(3)現地の中国人と友達になる

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私は日本語をシャットダウンしていた時間は、授業に出て教科書を読み込むことだけでなく、常に現地人と交流するようにしていました。
むしろ教科書はさっさと終わらせて授業は常に復習という状態でしたね。

さて、たとえば、朝以外の食事は必ずと言って良いほど中国人の友達ととるようにしていました。まさに辞書片手にってやつです。
当時はiPhoneに小学館の中日辞典を入れて何かに付けて調べていました。
性格悪いかもしれないですが、わざと食べ終わるのに時間がかかる火鍋を頼んで会話量を増やしていました(笑)。

もちろん文化の違いなどで口論になることもありましたが、今ではそれも良き経験だと感じています。
喧嘩すると必死に中国語を話すことになりますから!

「なにいってんねん、この人!怒ってるんかどうかもわからんわ!ムカつくから早く聞き取れるようにする!」

というモチベーションも初期段階では少なからずありました。
彼らのわけのわからない言葉の数々が人を強くさせます。

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当時の顔こんな感じ。これはあまりにもひどすぎるか。

(4)チャット学習

当時中国ではTencentのQQというチャットソフトが主流だったので、QQを使ってコミュニケーションを図っていました。
ピピピピっていう元々ポケベルのビジネスをしていたポニーマーが好きだった効果音が鳴るチャットです。ノイローゼなるくらいうるさいけど。笑
今はQQではなく皆さんご存知のWechatが主流です。

中国語が話せない時に非常に役に立ちました。
口頭でアウトプットできないとしても、なんとか読み書きのレベルを上げるために覚えたての言葉をすぐにチャットで入力して覚えていきました。

しかも1人だけとチャットするのではなく5人一気に同時にチャットです。毎日手がつりそうになってました。
毎日夜8時半くらいになると決まって「你在吗?」とチャットが複数から飛んでくるので、助かりました。

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(5人同時にチャットするときの狂気的な様子)

それと同時に自分の血となり肉となるよう、相手からのチャットで使われる表現や単語を全て辞書で調べ覚えていました。
おかげでスラングや各地方の方言も教えてもらう良い機会になりました。

今は深センでなかなか使うことがないですが、北京ならではの言い回しなど学ぶと楽しいですよ。
你的中文很地道と言わせたら勝ち(価値)です。

中国語に限らず、他の言語でも十分応用可能な学習方法なので、一度試してみてはどうでしょうか?

(5)ドラマ学習

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これが最も取り組みやすいですが、折れやすい学習方法でもあります。(上記ドラマを見て学んでました)

留学初期のタイミングでは、私は中国の超がつくほど長い長編恋愛ドラマにはまり、部屋にいるときはずっと鑑賞していました。
その際、単に見るだけではなく、ひたすら慣用句や単語を覚えまくりました。
必要に応じて、一時停止してワンフレーズを覚えることもありました。

「我爱错了你(私はあなたを愛したのが間違っていたのだわ!)」

という覚えなくてもよい言葉を未だに覚えています、鮮明に。

人それぞれ好みは異なるので、自分に合ったドラマを見つけるのが良いです。

英語学習の場合、OC(オレンジカウンティー)やゴシップガールなどが取っつきやすいのではないでしょうか?

24などはアクションシーンはあまり英語を使わない可能性があるので、極力会話が豊富なものを選ぶのが良いかと思います。

オススメのドラマは、
・爱情公寓
・我可能不会爱你

の2つですね。

上はフルハウスの中国版的存在で、下は台湾の人気恋愛ドラマです。
30歳の男女の素直になれない恋の物語で感情移入しやすく面白いです。
ああ、言ってる内に自分が30歳になっちまうぜ。

2、スパルタ!1日のスケジュール

最後に当時の1日のスケジュールをご紹介します。

   6時   起床
6時〜7時   シャドーウィング学習
7時〜8時   予習&復習orドラマ
8時〜12時   中国語の授業
12時〜13時   中国人と食堂でランチ
13時〜14時   昼寝
14時〜16時半  中国語の授業
18時〜19時   中国人と晩御飯
19時〜21時   中国人と散歩orランニング
21時〜23時  ドラマを見ながら5人同時にチャット
23時      就寝

ひたすら中国語に触れる時間を作り出した結果、1ヶ月半で聞き取れるようになり、3ヶ月で中国語を話せるようになりました。

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そしてそのタイミングで北京留学へ私を導いてくれたあしなが育英会の玉井会長と中国青年政治学院の学長との会食に通訳として参加することになりました。
まだ学習歴3ヶ月だけど大丈夫かな、という不安はありましたが、人間場数が大切。

かといってぶっつけ本番でやっても粉骨砕身なので、事前に玉井会長の出版したものやプロフィール、今後やりたいと考えている構想を全て読み込み、それらを中国語で説明できるようにインプットしておいた結果、なんとか通訳を終えることができました。

もちろん今のほうがもっとまともに通訳できますが、当時はそれが成功体験となり、自信を持って中国語が身についたと言えるようになりました。

留学が一番実践しやすいかと思いますが、日本にいながらでも、空いた時間に取り組めることもたくさんあると思います。

語学に割ける時間がないと嘆く方のお気持ちは非常にわかりますが、工夫次第で効率的に勉強できます。

実はこの記事6年前にベトナムで働いているときにアブローダーズという海外就職メディアでライターをやっていたときの記事をリメイクしてみました。
【たった3ヶ月で、中国語を全く話せない状況から通訳レベルまで上げた5つの方法!!】
https://www.abroaders.jp/client/article-detail/411

何か聞きたいことがあれば私にご連絡ください。
基本24時間対応します。

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