ケベックへの旅 出発~到着まで

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私の趣味は韓国ドラマを見る事。毎日せっせと見ています。その中の一つに、大ヒットした「トッケビ」というドラマがありました。このドラマ、もちろん韓国での話ではあるのですが、キーポイントになっている場所がカナダのケベックで、そこの映像がとても印象的なのです。撮影が行われたのは秋。なので、私も撮影と同じ季節、去年の秋(2018年10月)にケベックへの旅を計画しました。6泊8日でケベックだけを巡る旅でした。もちろん楽しみではありましたが、一人で海外旅行をするのは韓国以外では初めてでしたし、とんでもない方向音痴でもあるので、行く前は不安もいっぱいでした。

でも、終わってみればとても楽しい旅でしたし、これからケベック旅行を計画する方の参考にもなるかも・・・と旅の記録を書いてみることにしました。かなりドタバタの旅でしたけど・・・

では、始めて行きましょう!


待ちに待ったケベックへの出発の朝。

ソウルには何度か1人旅をしたことはありますが、それは何度か行って慣れた後の事。海外で初めての場所に1人で行くなんて初めて!
極度の方向音痴なだけにとっても不安。
でもここまで来たら行くしかないしね。
とにかく無事に帰って来ることを目標に家を出ました(笑)

この日は伊丹から羽田へ。そこで国際線に乗り継いでトロントへ、そしてまたそこで乗り継いでケベックへと行くことになっていました。

でも伊丹でチェックインすると、伊丹-羽田便で使用予定の飛行機の到着が15分遅れる見込みなので「羽田での国際線への乗り継ぎは、かなり急いでいただくことになります」と言われてしまいました。
まだ出発までは2時間近く余裕があったので、出来れば1本前の飛行機に変更して欲しいところですが、その便にはもう空席がないのだそうです。
元々国内線から国際線への乗り換え時間が1時間25分しかなくて心配していたのですが、15分遅れるとなると70分しかありません。

羽田空港で国際線に乗り継ぐのは初めてで、普通はどれぐらいの時間がかかるのかもわかりません。カウンターの方に「70分というのが国際線への最低乗り継ぎ時間なので一応問題はないのですが・・・」と言われ、ちゃんと乗り換えられるかなあ・・?と不安になりました。

羽田では国内線ターミナルから国際線ターミナルへバスで移動するそうで、チケットをもらいました。

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また、「預けた荷物をトロントでピックアップするのか、それともケベックまでそのまま預けたままなのかは今ここではわからないので、羽田で出発する前に確認してください」と言われました。

ええ・・?
覚えてられるかなあ・・・。
そういうの苦手なんだけどなあ・・・。
と、また不安に。

でも、考えても仕方ないし、まずはお昼を食べようと「かつくら」へ。
注文したのはシイタケに海老しんじょを乗せて揚げたものとヒレカツのセット。

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きっとヒレカツは2枚ぐらいだろう・・・と思っていたのに、なんと、ヒレカツは普通に一人前のボリュームで、プラス椎茸が2個。
めちゃめちゃ多いんですけど!

でも、残すのはもったいないしな・・・と、全部食べきりました。
ああ、お腹いっぱい。とても美味しくいただきました。

それで・・・
「食べる順番ダイエット」というものをやっているので、まずはキャベツを全部食べてから他のを食べ始めたら、すぐに店員さんが「キャベツのお代わりはいかがですか?」と声をかけてくれました。

「いえ、結構です」と丁重にお断りして食べていたら、また別の店員さんが、「キャベツのお代わりは・・・」と。

う〜ん、結構これはめんどくさいですね。。。
食べる順番ダイエット推進中・・っていう立て札でもあればいいんですけど。。次からはキャベツを全部食べきらずに少し残しておく方が良いようです。

で、隣にもちょうど1人で食べてる女性がいたのですが、その人は私とは真逆でカツだけ全部食べて、キャベツを全部残してました。

「その食べ方だと太るのになあ・・・」と横目でチラッと見ながら思っていたのですが、よーく観察したらとってもスレンダーな女性。
こんなおデブの私にそんなこと絶対言われたくないよねぇ〜(笑)
失礼しました。
いえ、もちろん別に声に出しては言ってないですけどね。。

さて、食べ終わると店を出て、すぐに検査場を通って中へと入りました。
特にすることもないですしね。

JAL派の私なので、ANAに乗るのは久しぶり。
ちょっとアウェイな雰囲気を感じながら搭乗時間を待っていました。

ところが出発がさらに15分も遅れると言うではありませんか!
そうなると羽田に着いてから出発まで55分しかありません。
ええっ??
本当に乗り換えられる??

心配でカウンターに行くと、係の方から「羽田に着いて飛行機を降りたら、そこにいる係員に声をかけてください」と言われました。
「乗り換えは大丈夫ですか?」と聞くと、「今確認中です」という返事。

同じ便に乗り換える方は他にもおられて、その中には外国の方もおられました。
それで、係の方が英語で「羽田に着いたら、飛行機を出たところで私に(me)声をかけてください」とその外国人の女性の方に説明をしました。
するとその外国の方が「えっ?あなたに(you)?」と驚いて聞き返します。

でも、係の方はyou というのを複数形だととらえたんでしょうね。普通に、
「はい。飛行機を出たところで待機していますので声をかけてください」と答えられました。

でも、もちろんここのyouは単数形ですから、
「えっ?あなた(you)に?でもあなたの名前も知らないのに・・・」と困っているその女性。

と、まるでコントみたいな会話が続いていくので、まずいな・・・と思っていたら、すぐそばに立っておられた男性が、
「あなたが“私に(me)”って言ったから混乱しておられますよ」と係の人に声をかけられました。

でも、係の人は自分が“私に(me)”と言った事に全く気付いていないので、よく意味が分からない様子。

仕方なくその方は流暢な英語で「羽田に着いたら、飛行機を降りたところで航空会社のスタッフの人が待機しているのでその人に声をかけてください」と説明してあげました。
その方はその後もずっといろいろな説明をしてあげていて、すっごくカッコ良かったです。

それに引き換え、私ってそういう時にすぐにパッと行動が出来ないんだなあ・・・
瞬発力ないわあ・・・と、自分にがっかり。。
残念です。

そうこうしているうちに、なんと約30分も遅れて飛行機は出発しました。

羽田に着くと、私たちはそこで待機していた係員の方の先導でタクシーに分かれて乗り込み、急いで国際線ターミナルへと向かいました。
国際線ターミナルに到着すると、私たちはそこから飛行機に乗り込むまで必死で走り続けることになりました。

最初の荷物検査は優先的に通らせてもらえましたが、税関審査は普通に順番を待ちます。
やっとそこを抜けると、エアカナダの職員の方がそこに待ち構えていて、「急いでください」と言うので、また必死で走ります。

さあ、チケットを出してゲートを通ろうとした時、後ろから名前を呼ばれました。
急いでいるのに何??と思ったら、非常口のところの席を予約していたので、英語かフランス語が話せるかどうかの確認でした。
「英語が話せます」と答えると、「中でインタビューがあるかもしれませんので、その時はご協力ください」と言われました。
内心ちょっと動揺しましたが、一応にっこり笑って「分かりました」と答えました。

そしてまた走ってチケットをかざしてゲートを通ります。
そのまま走って通路を通って行くと、少し広い空間に出ました。

そこに来るまでは他の方たちと一緒だったのですが、呼び止められたせいで、もうそこには誰もいません。
なのに、そこは狭いロビーみたいながらんとした空間で、どっちに向かっていけばいいのか全く分からないんです。

ええ??
どうしたらいいの??
いきなりパニックです。

仕方なく、とりあえずこっち?と思う方向へと走り出しました。
でも、”方向音痴あるある”で、思った方向は絶対にはずれ。
今回もそこは行き止まりでした。

そこで元の場所に戻ってはみたものの、反対側も行き止まりにしか見えません。
でも行くしかない!と行ってみたら、そこが搭乗口でした。

ああ。。
良かった。
何とか間に合った。

でも、トランクをどこでピックアップするかの確認はやっぱり忘れました。
まあ、そんな暇もありませんでしたけどね。
そして、本当は水を買ってから乗りたかったのにもちろんそんな暇もありませんでした。

席に着くと、もうノドがカラカラなのですが、しばらくは飲み物のサービスもありません。当たり前ですが。
ずっと我慢の時間が過ぎました。

水平飛行になると夕食が配られ始めました。
ビーフorチキン?と聞かれ、ビーフをチョイスすると、すき焼きでした。

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あれだけトンカツを食べたのでお腹は空いていなかったのですが、とりあえず味見程度に全部に口をつけて、マーブルケーキだけは全部食べました。

何より嬉しかったのは水のボトルがついていたことでした。
これをキープしておけば、いつでもお水が飲めます。

その後は飲み物のサービスがあるたびに水をもらって、このボトルに補給しておきました。
羽田で水が買えなくて心配しましたが、これのお蔭でホントに助かりました!

夜中12時頃になると、夕食をほとんど食べなかったせいで、小腹が空いてきました。
そんな時にカップラーメンのような良い匂いが・・・。

座席のポケットを見ると有料でいろいろ食べられるようだったので、誰かが頼んだのかなあ・・・と思っていたら、なんと夜食のサービスで、全員にカップヌードルとサンドイッチが配られました。

残念ながら3分よりかなり長くお湯に浸かっていたらしく麺は伸びきっていましたが、それでもお腹が空いていたせいもあり美味しくいただきました。
やはりカップ麺はいつ食べても美味しいです♪

またこの時一緒に飲み物のサービスもあったので、「お茶をください」とお願いしたら、「今はシートベルト着用サインが出ているので熱い物はサービス出来ません」と言われてしまいました。
直前にサインが点灯してしまったんです。

冷たいお茶でいいんだけどなあ・・・と思いながら、「じゃあ水をください」と言ってまたお水をもらいました。

するとそれからすぐにベルト着用サインが消えたんです。
ああ、惜しかったなあ・・・と思っていたら、CAさんがわざわざ戻ってお茶を持って来てくださいました。

なんて素敵!
ありがとうございました♪

朝4時になると、今度は朝食が配られました。
「エッグor XX?」と聞かれたので、「えっ?エッグor 何?」って聞き返したら、「エッグor お粥」と言われました。

変な組み合わせだなあ・・・と思いつつ、夜食を食べてまだお腹もいっぱいだったのでお粥をチョイスすると、なんとパンもありました。
つまり、パンのおかずが卵かお粥だったんですね。

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日本人感覚からするとめちゃめちゃ変ですが、外国の方だとアリなのかしら??
ああ・・でも、大阪ではうどんやお好み焼きをおかずにご飯を食べるから同じようなものかも知れませんね。

朝ごはんを食べてしばらくすると、やっとトロントに着きました。
東京からトロントまでは約11時間半の旅でした。

ここからケベック行きの飛行機に乗り継ぎます。


一番好きなのは韓国ドラマを見ること。特に誰が好き!と言うよりはイケメンと演技派の俳優・女優さんはみんな好きです(笑) 韓国ドラマは最低週2回ずつ放送されますし、ドラマの数が半端ない!お蔭で毎日大忙しだし、とっても楽しんでます♪