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ジココーテーで朝食を

いい歳して永らく自己肯定感が低いおじさんなので「こうすれば自己肯定感があがる!」を謳うインフルエンサーやハウツー書物をリリースしている人へは、ことごとくインチキ臭くパチモン感を感じてしまう。
「そうインスタントに自己肯定感が上がるなら、こんなに長年苦労せんわい、アホ!」
とか。

「自己肯定感が低い」でググって出る典型ケースの他、自己肯定感の低い人はおしなべて
「他人の不幸や落ち込みを見聞きすると安心する」
「マウンティングをとりたがる」
きらいがある。
不安ゆえの、自身と同じランクにまで貶め束の間の安堵を得ようとする。
じつにいじけてて性格が下世話だ。
いやらしい振る舞いに己で気づき、ますます自己肯定感は低くなる。
悪循環、負のループ、貧すりゃ鈍する、泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目、降れば土砂降り、便所へ行ったら先に誰か入ってる...てなモンだ。

すがすがしい朝の目覚めなど、もうここ何年も味わえてやしない。

朝目覚めコーヒーだか飲んでまだ頭がぼやーっとしている頃に、過去数10年間の「こっ恥ずかしい言い草や振る舞い」「見栄を張った嘘」「知ったかぶりマウントとったあの時」...などを毎朝毎朝あれやこれやが思い浮かんでは、いたたまれなくなる苦痛。「わ~!なんてみっともないことをし続けたんだ!私は!」とこころで地団駄を踏む。
もう何10年そんな朝を迎え続けてる?
寝起きから肯定感だだ下がりフォーリンダウンである。

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それでもまあ女房子供も食わさなあかんし、まあ私は所詮社会のモブキャラだし、ふん!ホモサピエンスなんか束の間で絶滅するし、むしろ地球すら宇宙の中じゃあってもなくてもいいモブ惑星だし...とかなんとか自分を言いくるめ、とにかく仕事へ着手し始める。
たかがその日こなさなければならないコーディング仕事へ宇宙のことわりまで持ち出さなくても良いのだが、そうでも思わないと朝から気がそげない。

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このように毎朝もがく日々だし「他人のこころの痛み・つらさ」へ理解共感できる能力が、こんな私にも多少備わっているとは、思う。
だからと言ってしょげる人へ何ら元気づけを投げかけられるワケでもなく「ああ、わかるよ、そのしんどさ。ツラいよね。頑張ってね」
程度の、放りだしたような投げやりな応援しか、ギブしてあげられない。
このリアクションの薄さも、低い自己肯定感なヤツらの面倒くさい処だ。

友達よこれが私の 1週間の仕事です。
♪テュラテュラ テュラテュラ テュララ

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