漫才台本「小学生」

(ボ)俺の親戚に昭一って奴がいるんだけどさ！

(ツ)親戚の昭一さん？

(ボ)昭一はマジシャンとして活躍してるんだよね！

(ツ)え？親戚にマジシャンがいんの？すごいね！その方はマジシャン歴長いの？

(ボ)どんくらいだっけな？待って！あの人は確か小1の時に小2…

(ツ)あ！お前の一個上なんだ！

(ボ)何が？小1の時にショーに！

(ツ)うん？小1の時にショーに？

(ボ)だから小1の時にマジックショーに出たの！

(ツ)あ！小学一年の時にマジックショーに出てデビューしたって事？小1の時にショーに！？子供の頃からやってるならもうマジシャン歴めっちゃ長いんだ！

(ボ)なんで？昭一は小4だよ！

(ツ)え？昭一、小4！？昭一はまだ小学四年生なの？子供マジシャンなんだ！でもどういうきっかけでマジシャンになったの！

(ボ)昭一の父親がマジシャンなんだよ！

(ツ)父親の影響でマジシャンになったんだ！

(ボ)そう！小4の昭一が小1の時にショー呼んで……

(ツ)あん？小4の昭一が小1の時にショー呼んで！？現在小学四年生の昭一君が小学一年の時に父親がショーに呼んだんだ！小4の昭一が小1の時にショー呼んで、そっからマジシャンとしてやってるんだ！

(ボ)もうね！あいつは天才だよ！他のプロも唸るほどのテクニックをもってるんだよ！

(ツ)そんなにマジックがうまいんだ！

(ボ)小1の時、すでに賞賛！

(ツ)飛び級！？小学一年の時のマジックをプロがすでに賞賛して讃えてたんだ！小1の時、すでに賞賛！すごいね！まだマジック歴短いのに！

(ボ)昭一ショーに賞賛！

(ツ)三年経たの？

(ボ)昭一ショーに賞賛！

(ツ)昭一君のマジックショーに賞賛の声が上がってるのね！昭一ショーに賞賛！昭一君のマジックみてみたいわ！

(ボ)あいつは週末の午前中だけマジックショーやってるよ！

(ツ)え？午前中しかやってないの？

(ボ)なんか昼から予定があるからって午前中だけって父親に言ってるらしい！

(ツ)そうなんだ！

(ボ)昭一から正午までって！

(ツ)最上級生省くなよ！！昭一君から正午までの午前中だけショーに出ますって言われてるのね！昭一から正午までと！お昼からなんか予定あんの？

(ボ)病院にいくらしいよ！

(ツ)昭一は小児科！

(ボ)は？昭一は小4だよ！

(ツ)違くて！昭一君は病院の小児科に行くんだ！昭一は小児科！

(ボ)そう！昭一は小児科！

(ツ)俺もマジック見たいけど午前中はちょっときついなー！

(ボ)でも今度、いつもお世話になってる小児科の先生を招いて午後からマジックショーをするらしくてそれの撮影を頼まれてるからその動画を今度見せてあげるよ！

(ツ)そうなの！やったー！

(ボ) 昭一は小児科、賞賛ショー呼んで、正午のショー録画！

(ツ)卒業しちゃったよ！昭一君はお世話になってる小児科の先生をプロが賞賛したショーに呼んで正午、お昼からのショーを撮影、ショー録画しようとしてるのね！昭一は小児科、賞賛ショー呼んで、正午のショー録画！

(ボ)そう！つまりこの話をまとめると小4の昭一は小1からショー呼んで賞賛のショーに正午までショー参加、正午からは小児科！

(ツ)今何年生だよ！昭一君は一体どうなっちゃったんだよ！

(ボ)昭一はずっと昭一だよ！何年経っても昭一のままだよ！

(ツ)義務教育で留年させんな！人格形成の話してんじゃねーんだよ！思ったんだけど昭一君はこれからもずっとマジシャンとしてやってくの？

(ボ)いや今は子供だからチヤホヤしてくれるけど上には上がいるから大学生になったら諦めるって言ってた！

(ツ)降参！！

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