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機能強化型ステーションの取得が働く環境に与えるプラスの効果とは?沖縄県中部地区医師会様インタビュー記事①

今回は沖縄県の訪問看護ステーション「中部地区医師会訪問看護ステーション」さんにインタビューをさせていただきました。沖縄で27年の歴史がある中部地区医師会さんより、多くの訪問看護ステーションさんが頭を悩ませる「スタッフの働く環境」「給与など待遇面の改善」に関するお話を伺いました。是非ご覧ください。

私たち株式会社ゼストは、在宅医療・介護のスケジュールを自動作成するクラウドサービスを展開しています。訪問看護における多くの経営課題に向かってきた私たちだからこそ、お伝えできるノウハウをお役立ち記事として配信しています。 

Q.中部地区医師会さんの特徴でもある機能強化型訪問看護ステーション取得の背景について教えてください。
現在、機能強化型訪問看護ステーションⅡを取得しています。沖縄の中部地区エリアには訪問看護ステーションが70施設ありますが、機能強化型訪問看護ステーションⅠ・Ⅱを取得している施設は3施設のみとなっています。
この3施設は難病や重度のターミナルなど医療ニーズが高い利用者さんが多い印象ですね。特にうちのステーションでは終末期ターミナルの利用者さんが多くなっています。「医師会」という名前から基幹病院やクリニックから依頼を頂き、看取りは年間20件以上、老衰での看取りや癌の看取りなどの対応をさせてもらっています。
 
実は、昨年度までは機能強化型訪問看護ステーションⅠを取得しておりましたが、職員の体調不良やお休みなどの人数不足により、現在は機能強化型訪問看護ステーションⅡとなっています。機能強化型訪問看護ステーションⅠを維持するためには、職員数、月間の訪問数なども関わっており、離職防止と同時に訪問数の維持なども同時に進める必要があります。
現在、機能強化型訪問看護ステーションⅠになるために人数以外の条件は満たしており、教育プログラムも整えているので、看護職員の人数を増やし、改めて機能強化型訪問看護ステーションⅠの取得を目指しています。
 
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機能強化型訪問看護ステーションとは?
24時間対応の実施や看取り・高い医療ニーズを持つ患者の受け入れ実績を評価するための機能を評価する「機能強化型訪問看護療養費(1~3)」を算定している訪問看護ステーションです。算定要件には、1~3までそれぞれに看護職員の人数も定められています。

出展:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000920430.pdf)

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 Q.機能強化型ステーションⅠにこだわっていらっしゃる理由はなんでしょうか?
もともと、機能強化型訪問看護ステーションを取得した理由は、加算が取れるというメリットを享受するというのが一番ですね。経営や運営のことを考えると加算をとって収益に繋げ、職員に還元していきたいと考えています。というのも、多くの訪問看護ステーションでやはり離職という課題には常に頭を悩ませていると思います。離職の原因としては、仕事のきつさや給与の待遇面が最も影響していると考えています。先ほども述べた通り、私たちのステーションでは医療ニーズの高い利用者さんの元へお伺いすることが多いため、スタッフ一人一人に高いアセスメント能力が求められます。さらに、基本的には1人で訪問することになるため、責任の重い仕事をしているのにも関わらず、病院と比べると給与が低いことがより負担になっているのではないかと考えています。また、ここ数年で何名かの看護師が退職してしまい、他の訪問看護ステーションに移っていることを知りました。そのため、職場環境をより良くするための体制構築が必要だと感じ、機能強化型ステーション取得を目指しました。特に、男性職員の採用は給与面が最も影響してしまうため、男性職員を増やしていくためにも、安定した給与体制を整えることが必要だと考えています。 

Q.職員の皆様の働く環境改善はどのように進めていますか?
スタッフからよく不満の声が上がりやすい「オンコールがきつい」「訪問件数が多い」「給与が低い」ということを中心に解決していきたいです。現在オンコールの対応は管理者含めて3人で回っています。夜間帯に何時に呼ばれたとしても日中の業務は動かさないといけないので、スタッフの負担感が大きくなってしまっています。スタッフの人数が増えればオンコール当番のスタッフは対応した翌日に時間差出勤をするように組むことができるので、スタッフの人数が十分にいると改善傾向に向かうと思っています。訪問件数については、繁忙期とそうでない期間の差を小さくしていく必要があると考えています。忙しい月と余裕がある月を交互に繰り返してしまうと、職員も波に飲まれてしまうのかなと感じるので、できるだけ安定的な訪問数にしていくことで気持ちも安定していくと思っています。その取組の一つとして、訪問スケジュールの見直しを行っております。移動と移動の間の無駄な時間をなるべく減らして効率を上げたり、職員ごとのバラつきが起きにくいようにしたり、あらかじめ休憩時間を組み込んだりと、気持ちに余裕ができるような予定を心がけています。このときに、ZESTで簡単に調整が可能なので非常に助かっていますよ。ZESTだと移動効率も上げてくれるので、余裕があるときは半日まるっと休みにしたりなど、働きやすい環境作りにもつながっていると感じています。

Q.もう一つの課題でもある給与面などの待遇に関してはいかがでしょうか?
まだ検討段階ではありますが、給与を上げる体制作りとして歩合制を取り入れたいと考えています。ある程度の売上ラインを決めて、個人成績に対してノルマを達成したスタッフには還元していこうかなと検討しています。歩合制を取り入れることで管理者とスタッフの間で「私にもっと件数を回してほしい」というコミュニケーションが活発になることを狙っています。ZESTで先々の予定までわかるようにしているので、「ここもっといけるよ」という意見を言ってもらったり、キャンセルが出た場合の対応も自分たちで考えてもらい、一人ひとりがよりスケジュールを意識してもらえるようになったらいいなと思っています。このような施策を講じることで、ステーション運営がさらに安定していき、それを一人ひとりの利用者さんに還元していけるようにしていきたいと思います。 今回は大変貴重なお話をおきかせいただき、ありがとうございました!  

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