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看護師が働きやすい環境とは? ステーションの雰囲気づくり、コミュニケーション活性化のコツ

今回は東京都足立区の訪問看護ステーション「ケアプロ訪問看護ステーション東京(足立ステーション)」の所長である高田様と副所長の髙橋様(以下敬称略)にインタビューをさせていただきました。
ケアプロさんでは若いスタッフの方が多く、とてもいきいきと働いている印象のステーション様です。また少しお話を聞くだけでも、とても利用者想いのステーション様だということが良く分かりました。実際に、現在では利用者さんの数も300人以上と急成長をされている中で、本日はステーション運営において大事にしていることをお聞きしました。
↓ケアプロ訪問看護ステーション東京(足立ステーション)HP
https://carepro.co.jp/zaitaku/office/hokan-adachi/

若い看護師がイキイキ働く。その為にはステーションの受入体制がカギ。

ゼスト 若い人が多いイメージですが、若い人が活躍する秘訣はなんですか?
 
高田 意図的にそうしているわけではないですが、若いステーションと思われているし、実際そうかもしれません。でも、離職率が高くないのでだんだん年齢が上がってきています(笑)
 
ゼスト 訪問看護の場合、病院勤務と比べて離職率がかなり高い印象ですが、そんな中で離職率が低いのってすごいことですよね!!若い方が多いと結婚・出産・子育てなどのライフステージの変化に加え、ご自身やご家族の体調不良等による日々の変化への対応など調整も多いのではないでしょうか?
 
髙橋 そうですね。実際ママも多いですし、予定通りにいかないことは多くあります。そのため、時間有給のような仕組みも作って、ママが働きやすい環境を作っています。そういった意味ではZESTがとても役に立っています。ある訪問を他の人に割り振らならなければいけないときも、その場で簡単に割り振れるし、休みの設定もしやすい。管理者としては変更をすぐにその場でできるのがとても便利です。
 
ゼスト 若い人が多いということで、在宅が初めての人も多いのではないでしょうか?
 
髙橋 そうですね。病院から在宅に移ってくる方が多いです。また、在宅であっても福祉の業界や介護の業界からが多いかもしれません。でも若い組織なので、かわいがってもらえて、みんなで地域を守る意識をとにかく大事にしています。そういった意味では病院看護とは違うかもしれません。
 
ゼスト 研修などはどうしているんですか?
 
高田 同行訪問を大事にしています。最低1~1.5か月は同行訪問を行っています。「出来るでしょ、とりあえず行ってみて」はありえません。訪問の後、家族のかたちや生き方などについて15~20分でも必ず振返りの時間を取るようにしています。それをルールにして、ZEST上でもそう設定してスケジュールを組んでいるんですよ。後でZESTを使って見てみると、こんなに振返りをしているんだなって思うこともあります。
 
ゼスト なるほど。そういった取り組みが低い離職率を達成できている秘訣なんですね。

こんなところで働いてみたい。そんな雰囲気づくりが採用力を上げる。

ゼスト 働きやすい環境づくりだけでなく、強い採用力の秘訣はなんですか?

高田 ケアプロでは労務や広報担当などの医療従事者ではない人がいるのが強みだと思います。エージェントに頼った採用だけでなく、同行訪問であったり、日々の様子をSNSで積極的に発信したり、オンラインイベントも実施したりしています。そして、そこで集まった方にオフィスに実際いらしてもらい、ステーションの雰囲気をフィルターなしに感じてもらっています。

ゼスト オフィスの机が卓球台なのはびっくりしましたが、それも雰囲気を作るのに役立っていますか?(笑)

高田 ネタによく使っています。案外安いんですよって(笑)

ゼスト 病院の施設というより、非常に柔らかいオフィスの雰囲気にびっくりしました。

髙橋 音楽を流したり、観葉植物や絵を飾ったり、スタッフが自由にできるようにしています。好きな人が好きなことする。コーヒーとかもそうですね。在宅の良さもある。病院に付属したところとは異なる雰囲気です。利用者さんからもらったものもたくさん飾っています。

(後ろに飾っている絵は利用者さんからのいただきもの。それを大事にされている様子がとても素敵でした)

ステーション内外のコミュニケーション強化がより良いステーションへとつながる。

ゼスト その他にステーション運営で大事にしていることはありますか?
 
高田 コミュニケーションをとにかく大事にしています。先ほどの振返りもですけど。
 
ゼスト 管理者さんの皆さんもスタッフの方々とコミュニケーションをとられているんですか?
 
高田 はい、もちろん。昔はスケジュール作成に時間がとられ、なかなかコミュニケーションに充てる時間がとれなかったんですが、今は時間が作れるようになりました。いまこの時間にインタビューを受けているのもその証拠です(笑)
 
ゼスト 空いた時間はどのように使われているんですか?
 
髙橋 マニュアル作成だったり、ステーションの運営整備の時間だったり。そして何よりも、利用者さんのためにもっと何ができるのか?を皆で議論できることが大きいと思います。若いスタッフにとっても「利用者さんのために」というやりがいを感じられる、それも離職率の低下にもつながっていると思います。

ゼスト 今後のゼストに期待することはありますか?
 
髙橋 地域を守るという気持ちが強いステーションは多いと思う一方、訪問看護ステーション同士などの横のつながりは少ないのが実情です。より横の繋がりが増えれば、一層地域を守ることが出来ると思います。どうしてもうちだけで対応できないときに、「あそこにお願いすれば」のような連携も増えてくると思います。

高田 他にも先日参加させていただいたゼストさん主催のユーザー会はとても参考になりました。自分たちだけではなく、ほかのステーションのことも教えてもらうことで、勉強になることも多かったです。そういった機会をもっとゼストさんには提供していただければと嬉しいです。
 
ゼスト ありがとうございます。ゼストでは新機能追加を頻繁に行っていますので、月一回はそういった機能ガイダンスと一緒に、ユーザーコミュニティの会をやっていきたいと思います。ZESTの使い方だけでなく、訪問看護運営での情報交換の場として活用してもらえるようにしていきますね。本日はありがとうございました。

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