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枕カバーリメイクの、大判布巾

布巾を新調しました。


これまで使っていたのは、手ぬぐいです。

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しかしドラム式洗濯乾燥機との相性が非常に悪く、乾燥までかけると頼んでもいないのにきれいなプリーツ状になって出てきます。
伸ばすのも面倒で、しかしくちゃくちゃのままだと手を拭くにも心もとないので、2枚一組で布巾として使っていました。
しかし使いづらいことこの上なし。業を煮やして先日初めてアイロンをかけてみると、なんと皺が固定され、もう伸びませんでした。
その上プリーツのまま洗濯、乾燥、使用を繰り返していたものだから、折り目が履き古したズボンの裾みたいに擦り切れ、触っているうちにびりーっと裂けてしまいました。
縦型洗濯機だったときは優秀な布巾だったのに、ひどい扱いをしてしまったと反省。

手ぬぐいはガーゼとともにティッシュの仲間入りをしてもらうことにして、布巾を作ることにしました。

ちょうどよく、夫の綿の枕カバーが破れたところです。

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この手作り枕カバー、袋縫いで丈夫に作ったつもりでしたが、生地の劣化はどうにもならず。もう少し早く教えてくれたら繕えたけれど、さすがにこれを補修すると肌触りが悪くなりそうです。
袋の底部分を切り落として、破れから引き裂いて1枚の布にしました。

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大きな破れ意外にも、擦り切れ多数。
ついこの擦り切れを埋めたくなって、グラデーションのコットン糸でかがってみました。

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生地全体が薄くなっているので、これだと縫い目が荒すぎます。

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細かくしたら今度は皺が寄ってしまいました。

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根性で4か所繕いましたが、ここで我に返って断念。
擦り切れや穴あきを、当て布せずに糸だけで補修するのは無理がありました。
丈夫な糸に引っ張られてかえって布が傷つきそう。
それにしてもこの劣化、布巾にした後の余命が不安になってきました。

1枚ものにした枕カバーを半分に切って、それぞれ周囲を三つ折りすれば、布巾2枚の完成です。

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織りが粗い生地は、吸水性がよい分劣化もしやすい。
高密度は丈夫だけれど、布巾としては使いづらい。

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残りの擦切れは、晒の端切れをミシンでジグザグ縫いしました。

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糸引きがあって長くなった擦り切れには、本体の破れて取り除いたところを再利用。やはり同じ生地の方が馴染みます。

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よく見ると、針孔がすでに開いて、生地が傷んでいるのがわかります。
このぼろ布を布巾にしたのは、つぎはぎすればするほど、吸水性がよくなるかと思ったから。

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耐久性に不安の残るリメイクですが、この出来上がり時点でぼろぼろの布巾を、今後は手をかけながら使っていくつもりです。

肝心の乾燥後は、てぬぐいよりはマシですが、幅広のプリーツ感はありました。
乾きの悪さとペイオフで、袋のまま刺し子でもしたほうがよかったかもしれません。

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普段の皿は食洗機で洗って、ドアを開けておけば勝手に乾いています。
しかし鍋やフライパンなどの大物は、拭くのが面倒で乾くまでひたすらシンク上の棚に放置していました。(布巾はただの手拭きタオルでした)
それを自然乾燥を待たず、この大判布巾ですぐに拭いて、棚にしまうようにしたら、ずいぶん始末がよくなりました。

大きな布巾は、かけたままで、手も皿も拭けるのが便利です。

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