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マイ箸を気軽に持ち歩く。かんたん手作り箸袋。

職場で食べるお弁当用にいつも箸を持参しています。
ゼロウェイストを知る前は、仕出しのお弁当屋さん(注文している人もいる)が用意してくれる割りばし(プラスチック袋入り、つまようじ入り)を毎日使い捨てていました。
ゼロウェイストを知って以降、即改めたのもこの習慣。
しばらくは箸を生身で鞄に入れていましたが、さすがに鞄のほこりや何かが着くし、使用済みを洗うまでの間、ちょっとした入れ物が欲しくて箸袋を自作しました。

布で作る箸袋の形は主に二種類。三角形の底辺に箸を置いてくるくる巻いていく方式か、よくある長方形の袋に入れる形。
わたしは使用後の箸を長方形の細い袋に入れると汚れそうで嫌だったので(毎日洗濯はしたくない)三角形を採用しました。

作り方はネットを参考に、あまり布でミシンでダダっと5分くらい。
小物だし直線縫いしかないので手縫いでもすぐに作れると思います。

まずは1辺30㎝くらいの正方形を、裏表に三角に折ります。
返し口(写真左下)を少し残して直線縫い。
わたしは端切れを使ったので、無駄を出したくなくて、ミシンで三角を確定した後に生地をカットしました。

指の先にうっすら黒いゴムが挟み込まれています。

三角の頂点を縫う時にループを一緒に縫い込みます。箸をくるくる巻いた最後をボタン留めするため。私は後述する理由でヘアゴムを採用。
ループ部分は力がかかるので、返し縫いで強化。ヘアゴムは引っ張っても抜けないよう、縫い目の外側で玉結びしてあります。

ループが奇跡的にてっぺんにお出まし。

返し口から表に返します。

返し口を手縫いでまつり縫い…するところですが、今回は表からもコバステッチ(周囲を表から一周ミシン掛け)するので省略。

縫い代を中に織り込んで、爪でぎゅぎゅっと折り目をつけておきます。

次に箸を入れるポケット部分を作ります。

三角の一片を折って、箸先を入れるポケットに。
実際に使用する箸を一組、底辺の左右真中に置いて、位置を決めるといいです。私は右利きなので、左がポケットの方が使いやすいですが、左利きの人は逆がいいかな?

ポケット折り返し部分も別縫いはせず、折り返した状態で、返し口も併せて一周コバステッチしました。これで、表に返してふわふわしていた周囲がびしっと落ち着きます。
このステッチがきれいだと一気に既製品感が出ますが、わたしはいつもここで手作り感丸出しに仕上がります。

最後に、ポケットが見えない裏面の、ループすぐ下に、ボタンを一つ縫い付けておきます。

出来上がり!箸先をポケットに入れて、

反対側を折り、

下からくるくる巻いていって最後はボタン留め。
さてループを紐でなくヘアゴムにしたのは、縫い留める紐の長さを慎重に検討しなくていいから。箸の太さや布の厚さによって巻き上がりの円周が前後するのに、紐だとゆるすぎたりきつすぎたり、調節がきかず失敗の可能性あり。
その点ゴムなら長さ調節がいらないので、作るときに気軽です。最低限一周回りそうな長さのループにするだけでオッケー。

その後、半年使って洗濯を何回か繰り返したのがこちら。

しわっしわ!

洗濯後ちゃんと伸ばして干してないのもありますが、とくにポケット反対側の角がくちゃくちゃです。かさばるのが嫌で薄手の生地にしたのが裏目に出ました。

反省点
・薄手コットンはしわになりやすいので、もう少し厚めの布で。
・三角両サイドの角は、鋭角でなくちょっと丸みを帯びているとよさそう。(あまり丸めると今度は箸を覆えなくなるので適度に)
・毎日使う布物は、色褪せが目立たない薄色を選ぶ。

くちゃくちゃは、たためばわからないけど。


さて、お気づきになりましたか。
普段使っていたプラ箸を、天然木漆塗りに買い替えたと以前書きました。

それでも、まだ使えるプラ箸を捨てるのがどうしても忍びなく、ダメージの少ないものを選んで出先で使っています。
プラスチックの有害性を知ってから、プラ製品の過熱はできるだけしないと決めていますが、外出先でお弁当(冷ご飯)を食べるくらいならいいかなと…
なにより、木製箸をプラ箸の感覚で扱っていたら1本折ってしまい、鞄に入れてもみくちゃになったら二の舞かとこわくて。


▶外出先でもらった竹箸は、菜箸として使ってかれこれ1年経ちます。
若干ひび割れしつつも、意外に丈夫で便利に使用中。

▶ヘアゴムはよく拾って入手しています。




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