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プラ箸からマイクロプラスチック!

先日、まな板をプラスチックから木製に買い替えました。非常に気持ちよく使えています。

引き続き、脱プラスチックの急務はプラ箸とテフロンフライパンだなあと思っていたところ。
プラ箸で食事中、ふと箸先を見ると、ぐにゃっと変形している…
爪で引っ張ると、千切れました。指には黒いマイクロプラスチックが点々。

このプラ箸はニトリで購入した5膳セット。
当時は、夫婦箸を断捨離し、家族全員同じ箸にすることで時短を図ったのです。お弁当にもこの食堂箸。菜箸の代わりにも、取り箸の代わりにも、非常に便利に使っていました。
食洗器もOKだし、水につけておいてもカビる心配なし。
5セットもあるから、夫婦二人で、使っても使ってもまだ使える箸がある。

このアイディアが気に入っていただけに、なかなか買替できなかったのです。

が、マイクロプラスチック発生を目前に、悠長なことは言っていられません。
今までにも少しずつ口に入っていたはずで、菜箸代わりに熱々のフライパンをさらっていたら、溶けるのも当然。
自分の浅はかさにも愕然ですが、そもそもそれが溶けて多少口に入っていたとして、だからなんなの?と、これまでのわたしなら思ったはずです。
プラスチックの有害性、知ってしまったらもう戻れない。
ぞわ~っとして早急に買い換えました。

新しく選んだのは、天然木の漆塗り。
生活圏内で、プラスチックフリーな箸を探すのがこんなに難しいとは思いもしませんでした。木製の箸はあっても、ウレタン塗装だのアクリル塗装だの、たいていプラスチックコーティング。

無塗装も検討しましたが、使ってすぐに手入れできないことは明白なので、すこしでも長持ちコーティングがあった方がいいかと、漆塗りを探しに探して、選んだのがこちら。

箸って、ちゃんと検討しようと思うといろいろなオプションがあります。
安いのは四角だったり、箸先が太かったり、なかなか気に入ったものが見つからなかったのですが、これはわたしのベスト。


角ばっていなくて、でも転がる程まんまるでもない、漆もつやつやではなく、すり漆だからちょっとざらざらしていて、細かいものもつかみやすい。変な模様もなくシンプル。
そして良心的な価格!

ネットショッピングだと、コーティングの種類については表記されていないことも多く、漆塗りと書かれていれば脱プラ的には間違いありません。

漆塗りは食洗機では使えないことになっていますが、わたしは入れてしまいます。普段から乾燥はかけず、洗い上り後は扉を開け放して自然乾燥しているので、手洗いと違うのはちょっと熱めのお湯で洗うところだけ。
天然木・漆塗りの汁椀も、洗いだけ食洗機にかけていますが、問題なく使えています。

汁椀もウレタン塗装から漆器にしましたが、今回の箸も含め、漆器はとても軽いです。
触るたびにちょっとときめく使用感で、漆器にはまりそう。

さすがにこの箸を菜箸がわりにすると焦げそうなので、新たな菜箸はステンレス製を検討中です。
(このステンレス箸を普段使いできればサスティナブルですが、カチャカチャ音が気になりそうで断念しました)

我が家のキッチンツールは、数こそ少ないものの、まだまだプラスチック率高め。

その理由は、フライパンのテフロン加工を傷つけないため。プラスチックがプラスチックを呼ぶ良い例です。
フライパンを買い替えるタイミングで、キッチンツールも脱プラを進めたい。


プラスチックフリーと、そのためにウェイストが出ることの兼ね合いが非常に悩ましいのですが、口にするものに関しては、できるだけ取り換えていこうと思っています。

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