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ゼロウェイストな、野草茶3種。カラスノエンドウが意外においしい

前回のヨモギ茶作りが楽しかったので、春のうちに!と野草採集してきました。
今回は、よもぎ、スギナ、カラスノエンドウ。

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途中大雨に降られて乾きかけた葉が濡れるアクシデントもありましたが、なんとか乾燥まで漕ぎ着けました。
最後はクッキーを焼いたときのオーブン下段に放り込んで、フライパンで炒るのを手抜き。
しかしこれはちょっと目を離すとすぐに焦げるので、うっかりなわたしは結果フライパンの方が良かったかもしれません。何日もかけて乾かしても(ちょこちょこ様子見て放置してただけですが)当然ながら一瞬目を離しただけで焦げて一部台無しになってしまいました。

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ヨモギはお茶にすると、最後にかすかにミントのような清涼感。

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スギナは香ばしくちょっと甘みがあり、

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カラスノエンドウは、香り高く意外に美味しい。

三種混ぜたら段違いに美味しくなりました。
お茶づくりといっても草を摘んで広げて干し、最後にちょっと乾燥させるだけなのでとても簡単です。
しかし葉によって作りやすさ(=乾燥速度)は違います。
ヨモギは最後までしっとりもんやりしているのですが、スギナとカラスノエンドウは外干しのかなり早い段階からカサカサに。こちらの方がカビの心配もないし、炒ったあと手で揉めば細かくなるので、手間は少ないです。
細かくなってスペースをとらない分、保管もしやすい。

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三種混ぜるとお茶の色も変わります。ヨモギだけの時は煎茶みたいな色でしたが、これは麦茶みたいな茶色。色も濃く出ました。
ヨモギだけの時は、最初うえ〜っといった息子も、混合は普通の麦茶感覚でぐーっと飲み干していました。
それぞれのクセが消えるのかな。
熱湯で出してももちろん美味しいですが、水道水にお茶っぱを入れて冷蔵庫で一晩放置しても、いい色と香りです。これからの季節は水出しの方が光熱原を使わなくてよさそう。
わたしは手作りの小さな巾着に葉を入れて、三日くらい冷蔵庫にポットごと放置していますが、そんなに渋くなりません。

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わたしがお茶づくりするにあたり気になっていたのは虫です。
お茶を入れた時虫が浮いてきたりなんかしたらぎょっとするよな~などと想像していたのですが、実際にはそんなことはありませんでした。
一応採集して洗う時、虫の有無を目視で確認。
新聞紙に広げて乾燥していると、草によっては乾いた細かな虫が下に落ちていることがあります。草を持ち上げて新聞紙を取り換えたり、ゴミを払っているうちに、ほぼ取れているようです。
怖いもの見たさで、お茶を入れてじ~っと表面に浮いてきたものを確認しても、虫はいません。

そして究極、ここまで自分で作業していると、カラッカラに乾いたこまかな虫など、入ってても大丈夫!自然なものだしビタミンだと思えば!などと振り切れます。

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それにしても、採集からお茶までのカサの減り方には毎度びっくり。
お茶ってあんな少しで買うと高くて、なんて思っていましたが、元々はカサがあり時間もかかっていると。
わかっているつもりでも、自分で作ってみると実感として迫ってきます。
いま自分の手に生活を取り戻している!と思う瞬間です。

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