見出し画像

#17.スポンジ・ブラシをへちまたわしに置き換える

約一か月前、ゼロウェイストにはまってから家中を引っ掻き回し、いきなりプラスチックの有害性やゴミを減らす使命について切々と語る私を、夫はかなりクールに眺めていました。
断捨離、ミニマリズムの時に続いて、静観を決め込むつもりのようです。

しかしそんな夫が、これまでの実践で大絶賛したのがこちら。

画像1


へちまたわしです。

水回りのスポンジやブラシ、頻繁に買い替えるとコストがかかるけれど、みすぼらしく汚れていく様が、苦手だなあと思いながら使っていました。

ゼロウェイストに目覚めた今、苦手な気持ちを、スルーせず大事にしたい。
すっかり家中のブラシを木製天然毛のレデッカーに総入れ替えするつもりでいましたが、これはこれで結構コストがかかる。うちの近場では買えずネット通販に頼らざるを得ないのも…と考えあぐねていました。

そんな折、ゼロ・ウェイスト・ホームの翻訳者、服部雄一郎さんがブログでへちまのすばらしさ大絶賛しているのを発見。
いてもたってもいられず、早速購入して使ってみました。
コストは、30センチ程度のへちまが2本で送料込み1000円程度。(またここでもメルカリ御用達…。廃材を希望し紙封筒のみで届きましたが、来年はベランダで育てます。)

画像2

適当な大きさに包丁で切ってみました。


画像3

台所。
スポンジ代わりに、食器やシンクでの使用はもちろん、鍋の焦げ付きやコップの茶渋も落ちます。
ていねい洗いもゴシゴシ洗いも兼ねる不思議。
紐も穴もないけどひかっけ収納できます。

画像4

2週間使用後。
豪快に崩れるのかと思いきや、ちょっと柔らかくなってきた程度。スポンジとして使う場合は、小さすぎない方がいいようです。半分に割らなければもっと長持ちしそう。

画像5

洗面所。
繊維があるからか、古い琺瑯の洗面ボウルの溝や隙間にも不足ありません。
いずれへちまを石鹸置きとしても使ってみたい。

画像6

画像7

以前使っていたプラスチックブラシの生活臭に比べ、へちまの佇まいのかわいらしいこと。おかえり、まってたよ。と言ってくれそうな雰囲気。

画像8

総プラスチック製の風呂場。(左は夫の愛用品…)
浴槽、壁床、蛇口回りもへちま一つで大丈夫。
これまで使っていた浴槽用マイクロファイバークロスと、乾きが悪く使いづらかった自作麻たわしも、お役御免となりそうです。
風呂場での使用メリットは、浴槽と壁床の掃除が1アイテムで済むこと。
傷つきやすさを考慮して、浴槽はスポンジ、壁床はブラシ、のような使い分けが一般的だと思うのですが、へちまは1アイテムで完結。

トイレは、うちは次亜塩素酸ナトリウム(ドメスト)を回しかけるだけで済んでいるため、使い捨てのシャットを処分しブラシを持っていません。


家中で使えるへちまたわし。一番気に入ったのは手触りです。
乾いた状態でつかむとかさかさしているのですが、濡らすと適度にやわらかくなり、すこしぬめるのです。

画像9

このぬめってしっとりした手触りが、植物らしく、自然らしく、とても心地よい。
私にとってへちまが、たわし以上の癒しアイテムとなりそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?