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スケジュール手帳を布張りして、脱PVCカバー

スケジュール帳にはほとんどビニールカバーがついています。
ついていないものを買えば一番いいのですが、今年の手帳は勢いで購入してしまいリフューズできなかったので、布カバーを作ることにしました。

リフューズできなかった以上、布張りしようとPVCカバーが無駄になることに変わりはないのですが、毎日触るものなので、揮発するプラスチック添加物をできるだけ避ける狙い。

この大学ノートを布張りしたときは表紙が厚くて楽だったのですが、
PVCカバーを外した手帳の表紙はぺらっとしており、そのままで布張りはできなかったので、今回はリサイクルの厚紙で表紙を作ることにしました。
さらに、大学ノートの時には薄手のローン地を使いましたが、今回は酷使に耐えるようちょっと厚めの、帆布に近い生地です。

手帳の表紙+背表紙+裏表紙のサイズにカットした厚紙を、布に貼り付けます。
折り曲げる部分に遊びが欲しいので、1ミリほど隙間を空けて配置しました。
糊はまたしてもボンド…
ボンドはプラスチック素材なので本来は手作りの糊を使うべき。手作りでも陶器がくっつくほどの強力糊も作れると聞きますが、いかんせん長持ちしないのが悩み。
頻繁に使うものでもないので、無駄にするのが怖くて手作り躊躇しています…
手持ちの糊がなくなるのがこわい。

そして折り代を残して適当にカット。この適当さが、後々雑な仕上げにつながります。

手帳の表紙を厚紙に張り合わせました。
その後、カットした折り代に糊をつけて表紙に折り込みます。

ここからの写真は後日撮影

わたしはこのように、上、下、横と愚直に畳んだ結果、

四隅の角の切りっぱなしの生地が目立つ、どうにも素人感丸出しの仕上がりに。
大学ノートの装丁と違って、厚い生地なのでとても気になります。
この際、折り込んだ生地の切りっぱなしのほつれは無視するとして。

その後こちらの本を読んで、四隅の処理の仕方を知りました。
いつも見切り発車なので後から気づくことばかりです。
この本によると、角の部分は布を数ミリ残してカット、角を包むように爪でちょっぴりたたみこみ、その後上、下、横をたたむとのこと。
ちょっと説明が難しいのですが、次回はこの技を活かして精進しようと思います。
この本のように道具や材料を揃えられたらさぞ素敵な装丁が…と思わなくもありませんが、そこはぐっとこらえて。ゼロウェイスト最優先。

出来上がりはこちら。

もともとの手帳の背に赤い紐を2本つけて、栞にしました。
背表紙の切れ目も、若干ほつれが見られます。

遠くから見ればすてきなんだけどね…

布を貼り付ける時に、ついしわが寄らないようにと引っ張ってしまいがちですが、むしろゆったりつける方がよさそう。今回は気をつけたつもりで、すこしきつめ、表紙が反っています。
あと厚紙のパーツを1ミリほど離しましたが、もう少し離した方が開いたとき余裕がありそうです。

仕上がりに難はありますが、とりあえず1年中PVCカバーを触る事態は免れました。
プラスチックフリー生活を読んだ時、もうなにもかも無理!とぞっとした衝撃は引きつつありますが、たとえ口に入るものでなくても、頻繁に触るプラ製品はできるだけ避けたい。

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