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魚のアラから刺身、ほかいろいろ。

(魚の切り身や骨皮の写真がでてきます)

魚はアラを買うと決めてから、食卓の魚率が劇的に高まっています。

肉よりも値段の高い魚は、これまでほとんど購入してきませんでした。
魚の方が健康的と知りつつも、発泡トレーにちょっぴりで500円を超える切り身たち…
刺身は究極の時短料理ですが、買わないのは、高いからです。

しかし今では一週間とおして、肉を食べないこともあるほど、魚メイン。

魚はアラを買えば、肉より安くて健康的でおいしい。
スーパーの魚コーナーは、アラの置いてある棚、30センチ幅しかチェックしません。

特に週末や連休中は、アラ(生)がよく売っています。
加熱用のアラは鍋、煮物用とか書いてあって、料理嫌いなわたしにはちょっとハードルが高いのですが、(生)ならそのまま食べられます。
骨筋皮をとるのに時間はかかりますが、アラなので骨が大きく抜きやすい。魚に不慣れなわたしでも、見た目さえ妥協すれば、刺身にできます。

多少時間はかかるけれど、切り身を加熱料理するにも時間と手間がかかるから、刺身にする手間も同じことだと割り切っています。

こちらはアトランティックサーモン。皿に山盛りで200円。
きれいな所は刺身で、残りは醤油漬けにしておけば、翌日も美味しく食べられます。漬けると筋も気にならなくなるから不思議です。
さらに余ったら、漬けたのに粉をはたいて焼けば、魚の唐揚げ。お弁当にも。

こちらは、ブリ200円。骨を取るときに身が崩れてしまったら、いっそバーミックスで挽いてミンチにします。これは挽いた後、味噌と混ぜてなめろうにしました。

これはたしかカンパチだったような…
きれいに切れたのはこの小皿ひとさら分。

刺身の残りは、バーミックスのグラインダーでミンチにして、ネギトロ風。
バーミックスで魚のアラを挽くと、ブーンと鈍い音がして、刃の部分に筋が絡まります。筋の除去もできて一石二鳥です。

ミンチも食べきれなくて残ったら、塩と混ぜて、汁物に落とせばつみれ。焼けばハンバーグ。
市販の魚加工品は、添加物とプラパッケージが気になって買わないので、うちでは珍しいメニューです。

アラとして売っていることもあって、時間が経つと、臭みや苦みが出てくることもあるので、買ってきたらすぐ処理します。
とくにアラの刺身は、脂が乗りすぎてて、刺身で食べすぎると気持ち悪くなる贅沢も味わえます。


これまでアラを食べるのは、貧乏くさいし面倒くさいと思っていましたが、100円とか200円でトレーいっぱいの刺身やトロが食べられると思えば、むしろ楽しいです。
1パックで2日、ヘタしたら3日くらい同じ魚をアレンジして食べています。

魚は種類がありすぎて、レシピを探すのも料理するのもなんだか億劫でしたが、アラという縛りがあることで、むしろ迷いがなくなりました。
手を洗って、まな板を濡らして、魚を触っていると、筋の走り方、骨の規則性、なかなか千切れない皮の強さに、生命を感じます。
思わず真剣に、夢中になって、魚をこねくりまわしています。

切り身を買っていた時は、ほとんど触ることもありませんでした。
これまで目指していた時短料理では、いかに手を汚さず調理するかに重きが置かれていましたが、
魚の油で手を保湿するのは愉快です。

わたしのてはこんなこともできる!と自信がでてきて、自分の手を大事にしたくなります。

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