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Kary Mullis コロナで有名になったPCR法を発明したサーファーの話

サーファーの間であまり話題になりませんが、今や誰もが知るPCR法を発明した人はサーファーだったんです。Kary Mullisさん。Karyさんはアメリカの生化学者でPCR法の功績からノーベル化学賞を受賞されています。残念ながら2019年にお亡くなりになられてます。Karyさん自身は感染症の診断にPCR法は適さないと言っておられたようです。(偽陽/陰性が一定数出るのでPCRのみでは感染の有無を十分判断できないと私は思っています。)しかし、大多数に適用できる確かな診断方法が無い中でPCR法は確実にCOVID-19診断の一助になっていると言えるでしょう。そんなKaryさん、ノーベル賞受賞が決まった時もサーフィンをしていたそうですね。こんな言葉を残されています。

Sometimes in the morning,
when it's a good surf,
I go out there,
and I don't feel like it's a bad world.
『サーファーへの100の言葉』(枻出版社)を引用させてもらいました。

私の訳)
時々ね、朝にね、
波が良くってさぁ、
海に行くでしょ、
そしたら、この世界も捨てたもんじゃないな、って思うことがあるんだ。

「めっちゃ、わかる。」って思いました。サーファーなら一度は同じような気持ちになったことがあるのではないでしょうか。こんな風に思えるのってサーフィンならではですし、ほんとうに素敵な瞬間です。それと、サーフィンって、アイデア出しと相性が良いと思うんです。サーフィンすると頭も心も綺麗すっきりになるんです。ごちゃごちゃしていた箱の中がすべて空になった感じ。サーフィンの後は、その箱にきれいな考えだけが入っていく感じ。プリミティブなアイデアが出そうな精神状態になるんです。KaryさんもPCR法を思いついた時、そんな感じだったのかな。

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