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おっさんずヌイ活動については#01「ことはじめ」で読んで欲しい朧月院です。

今回は女物の袷を解いちゃって自分のジェンダーレススカートを作って兄ぬいにミニチュア袷を作ってやった話です。

スカートはねすっごい普通にキュプラの裏地を付けた、六枚接ぎだったかな、ゴムシャーリングのギャザースカート。着物の上に着ても良い感じになるように。こんな感じです。押さえアイロン掛けてないから縫い目がつれてるのは気にしないで下さい。

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そして兄ぬいの着物。これは洋裁の要領ですが、全て手縫い。ちくちくちくと。

洋服地で浴衣を縫っていたことがあるので、その感覚で型紙と手順を作ってみましたよっと。因みに襟は、羽織みたいになるようにしています。

型紙作ってるとこ。

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出来上がるとこうなる。このときまだ兄ぬい君のヒゲを切ってあげてなくてアホ毛ですね。

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この写真では襟が羽織みたいに表返ってるのが分かりづらいし、折角なので初の外ロケぬい撮りをした写真も。京都御苑です。

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兄ぬいは和猫。御守りもたくさんつけている。ぜろぬーさんの和骨董家具のたくさんある家に住んでいるのを気に入ってくれているようなのでこんな子になりました。はい。あとは、今回はメイキング殆どないから記録用程度に。

ね、和装ぬい、なかなか良いだろう~?型紙のところでほぼネタバレしてるけど作り方は秘密なのだよ。女性用の袷からぬい用の袷にしちゃった話でしたぞな!

んー、今回メイキングってほぼないんじゃないですかね?

型紙姿も載せちゃったし。一応再掲。

いつもこうやってクラフト紙とマスキングテープで組み上げていくんだよね。

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型紙出来たんなら早く縫ってよ~と云わんばかりの兄ぬい。

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そそ、アイロンも裁断もなにもかも、この折畳式の和裁ボードだけでやってる。広い机とかないからねえ。床に屈み込んで作業するんで、身体固まるよ~。

お、メイキングらしい写真が出て来たので貼るね。

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これは前後身頃と袖を表地と裏地で中表にちくちくちくとしたところ。これを表に返して、あとはひたすらかがりつけて成型していきます。

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これで、離れている袖をかがりつけたら完成、というところ。かがるときは縫い留まりは少しステッチで補強入れておきました。強度には昔から五月蠅い僕です。

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袖をつける前の確認。では、再度、完成姿を~。

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以上でっす!

前身頃と後ろ身頃を繋げて裁断してるのはまんま和裁っぽいけど、このやり方は前述のとおり、洋服生地で浴衣を縫っていた時のやり方なんです。反物に見立てて縫うというかですね。ぬい用の形にも応用しちゃいましたね。

今回も、この型紙が、今後載せてゆくほかの着物にも大元の型紙として応用するために造られています。袖の付け方とか大きさとかシルエットは毎回変えてるけどね。

はい、今回はぬい用の袷ちくちくちく話でした。

兄ぬいも、初の服、良かったね。僕もこの服気に入ってる。型紙には苦心したけど作ってよかったです。めでたしめでたし。

20191026

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