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新日本FC その64:共産主義と日本のエセリベラルの深刻な病巣

【新日本ファクトチェックセンター】

今回は以下の件をざっと考察したい。

■共産主義と日本のエセリベラル

弁護士「共産党に対するネガティブなイメージのかなりの部分は戦前からの国家的な大掛かりなネガティブキャンペーンによる印象操作によるいわれなき偏見」⇒ 元赤旗配達員「2年間分のお賃金が未だに支払われてません… 内部からの不滿も爆発寸前です」

「Colaboと深い繋がりのある共産党、に関連した話ですね」

さて、「印象操作」をしているのは果たしてどちらの側なのか? という部分がミソである。

「多くの日本国民は日本共産党の本性を知らずに誤解している」とワイは考える。

そういう意味では日本共産党に対して日本人には「誤った印象」的な物が少なからずある、とは言えなくもないのかもしれん。

しかしそれは「共産党へのネガティブキャンペーンによる印象操作」などではなく、むしろ「全く逆方向」であろう。

毎日新聞等の日本の左翼系メディアでは、さも「日本共産党は人権を重視するリベラル政党である!()」かの如き酷い印象操作記事が掲載されることも多々あるのが現状。

しかし、国際的な「リベラル」の基準から言えば、これは「失笑物の話」であって。

端的に言えば、たとえば「民主集中制」。以前、当ブログの「その46」でも言及している。

新日本FC その46

何度も言っているが、共産党の「民主集中制」というのは国際的・世間一般的な「民主的な制度」とは180度真逆な「ほぼ100%の独裁制度」である。

これは「本来の共産主義の理念」からもかけ離れた「アカの欺瞞」が凝縮された制度と言ってもいい。

よく日共の連中は「欧米西側諸国にも共産党は存在する!」みたいな言い方をする。確かに欧米西側諸国にも共産党が存在する国は少なくないが、それらはほぼ例外なく弱小勢力の「泡沫政党」に過ぎない。
日本の共産党も「万年野党」の少数政党ではあるが、あの程度の規模でも「西側諸国の共産党としては最大勢力」と言っていいくらいで。

そしてそうした「欧米西側諸国の共産党」は、共産党ではあっても今はほぼ「民主集中制」をきっぱりと否定している(唯一、欧米ではポルトガル共産党だけはまだ公式には民主集中制を否定していない?模様だが、これは国会の議席数6程度の泡沫政党であり国際的な影響は小)。

現代において未だに「民主集中制」を標榜しているのは、中国や北朝鮮等のほぼ「独裁国家の共産党(朝鮮労働党含む)ばかり」で。

国際的には(特に欧米では)「民主主義」と「民主集中制」が「実質ほぼ正反対の概念」であるのはごく当たり前の「常識」であって。

「民主集中制」を標榜・支持するような連中(=共産主義者)を「リベラル」呼ばわりすることは「まずあり得ない」。そうした共産主義者は「アカ、レッド」であって、断じて「リベラル」ではない、というのが「国際常識」である。

そして日本共産党は、欧米の(大半の)共産党とは異なり、今も「民主集中制」を標榜し「党の基本方針」としてそれを公然と掲げる「アカ政党」である。

現代の世界の共産党を「中国や北朝鮮の仲間(民主集中制を標榜)」と「それ以外(民主集中制を否定)」の2つに大別するならば、現代の欧米型共産党は後者であるが、日本共産党は今も前者(中国や北朝鮮の仲間)だということ。

当然だが、国際的なリベラルの基準から言えば、日本共産党のシンパはただの「(北朝鮮型)共産主義者、アカ、レッド」であって、断じて「リベラル」ではない、と断言できる。

ところが、日本では共産党シンパで民主集中制を賛美する「エセリベラル」達が何故か「リベラル」を僭称しつつ「日本共産党はいちばん民主的!!」みたいな酷いデマ・妄言を平気で垂れ流している。あまりにも非常識である。

最近、その点であまりの「トンデモ」っぷりである意味話題になったのは五野井郁夫氏など。

「え、この五野井氏は『民主的=民主集中制』って本気で信じ込んでいるんですかね!?」

さあ? 少なくともこの人達の言い分は、「金正恩ら北朝鮮労働党幹部や中国共産党幹部の主張(独裁正当化)そのまんまでしかない」とは言えるけどね。

論文「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか」について江口先生が精読を行った結果、想像以上に恐ろしい内容が書かれていた

高千穂大学経営学部教授・五野井郁夫さんが、存在しない出典を根拠にしてキャンセルカルチャー論を語っていると話題に

五野井郁夫先生の「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか」にはビビりました

この五野井氏は既に客観的事実である「しばき隊リンチ事件」等も必死に「デマだ」と強弁している。

「『しばき隊がリンチ事件を起こした』等は、根拠のないデマ」とツイートした高千穂大学の五野井郁夫教授、事実の認識方法に重大な欠陥 黒薮哲哉

https://www.rokusaisha.com/wp/?p=44773

「なんか主張の無理筋っぽさとか酷い強弁連呼とか、まるでColaboみたいな人達ですね」

ま、この五野井氏も悪名高いしばき隊界隈の極左活動家で、しかもあの神原元氏のお仲間だからね。

「そんなトンデモな人物を、まるで『リベラルな知識人』であるかの如く美化して扱っている毎日新聞や、教授として雇っている高千穂大学って…」

■「独裁政党共産党」みたび?

さて、「その46や48」でも言及した、共産党による不当な除名処分問題。当時取り上げたのは主に「松竹伸幸氏」の除名問題であった。

新日本FC その48

その後、3月16日にはジャーナリストの鈴木元氏も共産党に一方的に除名されていて。

こうした共産党の「独裁政党っぷり」は多くの有識者や日本国民から痛烈に批判された。

にも関わらず共産党幹部の「自己無謬主義」は全く変化せず、「我々は悪くない!悪いのは◯◯!」という「他罰性」全開で、反省や謝罪、和解へのアプローチなどはは実質一切皆無。

その後の4月の統一地方選での「共産党の一人負け」的な惨敗については、皆も記憶に新しいのではないだろうか。

つい最近は、共産党は兵庫県南あわじ市議の蛭子智彦氏を除籍している。

共産が兵庫・南あわじ市議を除籍「除名党員の主張に同調」

「あらら。今年に入って3人目の『共産党による一方的な除名・除籍』でしょうか?」

そういうことになるのだろうな。
ただ、実はマスコミ報道についてはかなりの変化があるようで。

今年の3月頃の(松竹氏等の)除名問題については、大半の大手メディアでガッツリ取り上げて報道し、世間でもかなり話題になっていた。

ところが、この6月の蛭子氏の一方的な除籍問題については、左巻き等の大半のメディアでは「見なかったことにしてスルー」し、「報道すらされない」という状況になってしまっている。

ネットでこのニュースを検索しても、全国紙等の大手メディアでは産経しか報じていない模様。

「え?なんでですか?」

さて? その理由については「推測」しかできないが。

「大半のマスメディアが共産党による(前回のような)激しい恫喝・圧力に屈して報道を自粛した」
「このニュースを報道して国民に知られれば左翼勢力にとってマイナスの影響が想定されたのでいつものように『報道しない自由』を駆使して隠蔽・ダンマリの偏向報道に走った」

といったあたりが理由かもしれんな。

「プンプン。酷い話です!」

確かに酷い話で。
本来「ややリベ」のワイとしては、産経新聞を必ずしも支持・絶賛するようなスタンスではない訳だが、現状だと「朝日、東京、毎日等の左翼系(エセリベラル)メディアの質があまりにも低過ぎる」せいで、結果的に「産経が一番マシ」と感じるケースは最近非常に多い。

尚、こうした情報(ニュース)について各メディアが「事実を事実としてきちんと報道」して国民に伝えた上で、「共産党に批判的なトーンのメディアも擁護的なトーンのメディアもある」というのであれば、それは別に構わない。

ワイは別に「全てのメディアは共産党を批判しなければ!」みたいな狭量な押し付けをするつもりはない。トーンとして「完全中立」でなくメディア毎に揺れ幅があるのはある意味当然で。

ただ、日本のマスコミ業界の場合、トーン云々以前に「左翼勢力にとって不都合な事実・ニュースはそもそも報道自体ほぼされずに隠蔽され闇に葬られる」という、歪みまくった『報道しない自由』が多発している現状は、日本マスコミの深刻な病巣だと断言できる。

■「日本共産党が人権重視」という嘘

「エセリベラルと共産シンパの嘘」についてはこれくらいでざっくりとは理解してもらえるかと。

あとは「日本共産党が人権重視」という嘘について。

たとえば北朝鮮による日本人拉致問題。

これは極めて悪質且つ深刻な現在進行系の人権侵害問題であり、真に人権を重視する人間であれば軽視や矮小化など「あり得ない」重大問題であるのは言うまでもない。

そして日本共産党は口先では「ジンケン!、ジンケン!」と連呼しながら、実態としてはむしろ「拉致被害者」やその味方の人達を必死に攻撃し、「加害者である北朝鮮」側にばかり寄り添う方向に大きく舵を切ってきた側面が多々あることが既に判明している。

具体的には共産党による除名・除籍問題の歴史を見ても。

たとえばジャーナリストの「萩原遼」氏。
彼は共産党員歴30年以上の「永年党員」であったのだが、朝鮮総連や共産党幹部を批判し、「拉致と真実」という雑誌を発行して拉致問題を徹底追及していて、結果、日本共産党から除籍されている。

たとえば政治評論家の「兵本達吉」氏。
彼は共産党員で共産党の国会議員公設秘書であった。横田めぐみ失踪事件で「北朝鮮の関与」を追及する決定的な目撃証言を彼女の父(横田滋氏)に伝えた、拉致問題追及のキーマンとも言える最重要人物であった。
彼は拉致被害者家族連絡会の結成にも携わり、「救う会」の幹事にも就任するなど、その後も拉致問題の真相究明の為に精力的に活動しているが、「日本共産党幹部が拉致調査妨害をしている」というスクープを扱い、結果、「公安警察のスパイ」という名目で日本共産党から一方的に除名された。

「共産党がこうして徹底排除するのは決して『中国や北朝鮮等のスパイ』ではなく、『日本政府側(公安警察)のスパイ』だと。驚くべきことに、それをある意味共産党自身が公言しているのですね…」

うむ。共産党がどちらサイドの国益の為に動いているのか?はさすがに一目瞭然であろう。

このように「北朝鮮にとって都合の悪い人物」を日本共産党は次々と除名・除籍していた、という厳然たる事実。

日本共産党と北朝鮮政府のズブズブ癒着っぷりは、「北朝鮮問題と日本共産党の罪」等に詳しい。

「北朝鮮にリアルな危険ない」今でも言えるか 中二病の独裁者の運命はいかに

尚、当記事は以下リンク先の個人ブログが本家である


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