音楽体験の選択肢
どうも、ぜろ子です。
1/20に行われたtattered the wall企画のライブが本当に楽しかったです。
歴戦の戦士の中に右も左も分からない新米兵の僕が混ざる形でしたが自分なりにベストを尽くせた、つもりです。
主催の皆様、出演者様に感謝しかありません。
ライブ後、12月にあったSPOILMANの区民センターのフリーワンマンを絡めて音楽体験ができる場所について度々考えていました。
ライブハウス、クラブ、バーやコンサートホール…様々な形態があるが庶民が一番簡単に足を運べる形態はライブハウスだと思ってます。(外観等で入りにくい場所はありますが)
フェス文化の定着やメディアによってライブハウスというものは一昔前より身近なものになったと個人的に感じている。
しかし、身近で気軽に足を運べて非日常を味わえるライブハウスで一つだけ疲れることができてしまいました。
それは立っていることです。これはもう個人の体力の問題ですが……冷静に考えると人混みに3-4時間経ち続けて爆音を浴びる行為というものは体力がある人でも疲れるはずです。
体が元気だった頃は疲れるが気持ちのいい疲れ方だったので問題だとおもっていなかったですが、体力が落ちた今だと何日間も寝込んだりダメージを追う疲労になってしまいました。老いは怖い。
体が弱くなって初めて「音楽好きでライブハウスにも行きたいけど体力的な問題で行けない人もいるはずだ」と考えるようになりました。
また誰でも気軽に発信できる時代ゆえに人の目に留まるために加熱するパフォーマンスも相まって余計に体力的問題で避ける他無くなってるのではないか、と思い始めました(僕の思い込みの可能性高)
僕はどちらかと言うとエクストリームミュージックが好きでそういうライブに行きたい人間だが、体力的な自信がなくなかなか足を運べていないのが現実です。
長々と書いてますが、何が言いたいかと言うと
座ってもいいイベントが増えてもいいのでは無いかということです。
初めに書いたSPOILMANのライブを例に出すと、区民センターというイカれた広さがあったので椅子が並んでいた。もちろんいつも通り彼らを見てもいいし椅子に座って見てもいい。選択肢が用意されていた。僕はこれに感動していた(主催側にそのような意図があったか不明だが)
2つ目の例を出すと12/31に行ったWe're with youというイベントで見たrowbai氏です。
rowbai氏は座ってライブをするというスタイルで、そのスタイルだと後ろの人が見えにくいから「前の人座ってリラックスしていいよ」とMCしていた。
スタイル的なこともあるがアーティスト側からそう発言があると客としても気が楽になります。
ライブハウス=スタンディングで加熱する場所という常識があるが別に座ってリラックスしてもよくね?
コロナ禍での等間隔に椅子が用意されていたライブとか僕はありがたかった。
最近はライブ配信が増えていますが、やっぱり生で見たときの感動には遠く及ばないと思ってます。
加熱し続ける現場に差し水をするのはどうでしょうか。
アンビエント・テクノが出てきたようにエクストリームなイベントの一角で座っても良し寝ても良し、体を休める音楽空間があってもいいのではないでしょうか。
有象無象の僕だけでも差し水イベントを企画できる気がしませんが、誰か手を差し伸べてくれれば僕も全力を尽くしたいです。
加熱し続けるフロアにチルの反旗を翻しませんか。
それもまた非日常を体験出来る音楽の空間だと思ってます。
良い夜を
Aubade 2020 / 坂本龍一
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